Unfold Gamesが、PC用パズルアドベンチャー『DARQ』をSteamで配信開始。価格は2050円で、日本語にも対応している。
本作は、醒めない悪夢の世界を少年ロイドがさまようホラーテイストのパズルアドベンチャーゲームだ。
基本的には各チャプターごとに用意されたギミックを動かすキーとなるアイテムを探し、パズルを解いてゴールを目指すという設計。
夢の世界の歪んだ物理法則のおかげで壁を歩いて進むことができ、マップの向きを変えられるギミックがあったりもするので、正解のルートを見つけ「ここがこんな繋がり方するのか!」と気づいた時は楽しい。
またサイコホラー的な雰囲気がとにかく素晴らしく、病的で不穏なアートとサウンド面は一見の価値アリ(ちなみにメインクリエイターはもともと映画音楽関係の作曲家)。
発見されると即死の異形のクリーチャーたちがうろうろしていることもあるが、単なる雰囲気作りだったり、パズルの一環としてのシンプルなステルス要素だったりで、アクションのバトル要素はないのでご安心あれ。
全7章のボリュームはやや短く、クリアーまでは2時間程度(早い人は1時間前後)。「それで2000円は高い」と思う人もいるかもしれないが、それに見合っただけの演出はあると思うし、(アートだけのゲームではなく)パズル部分も趣向を凝らしていてちゃんと楽しめるので、まずはトレイラーなどでチェックしてみて欲しいところ。
ちなみにゲームを起動するとゲーム本編が突然スタートするので、まずはESCキーを押してオプションから操作を確認するのをオススメしたい(壁の歩き方すら教えてくれないのでいきなり詰む)。