秋口、文房具屋さんに立ち寄ると、もう来年の手帳を売り出していて驚くことがある。
もう来年の話かよ! と驚いてしまうけど、それでも、「来年はこれを使ってみようかな」とか、「週間タイプと月間タイプだとどっちがいいだろう」とか見比べるのは、少し未来の自分の姿を想像するようで、楽しくもある。何しろ来年の話だから鬼も笑う。ガッハッハ。
2019年8月、東京・青山のほぼ日刊イトイ新聞(ほぼ日)編集部で、“はじめてのほぼ日の展示会”が開催された。
“ほぼ日”で販売する様々なグッズをお披露目する会で、服や、文房具や、中にはカレーなんていうのもある。どれも、スタッフのこだわりが光っていて、「おっ」と手に取ってしまうアイテムがたくさん並んでいた。
ゲームファン的にとくに目が止まるのは、なんと言っても『MOTHER2』の“ほぼ日手帳”だろう。毎年、このゲームをモチーフにした、かわいい新デザインを楽しみにしている人も多いのでは。
本稿では、このイベントで初公開となった2020年版『MOTHER2』ほぼ日手帳を中心に、個性的な“ほぼ日”アイテムを紹介する。
どせいさんが“たいる”になりました。よいですね。
“タイルのどせいさん”カバー
2020年版『MOTHER2』ほぼ日手帳は、“どせいさん”直球勝負。人気キャラクターどせいさんをタイルで作って、それを撮影し、手帳・手帳カバーにプリントしている。
もともとがドット絵のどせいさんだから、四角いタイル絵にすると、びっくりするくらい違和感がなく仕上がっている。それでいて、パソコンで描いただけでは得がたいだろう“実物感”というか、空気感がある。
週間手帳“タイルのどせいさん”
展示会には、この表紙のもとになった、タイル絵の実物も飾られていた。
ヌメ革の『MOTHER2』キャラクターカバーも
ほぼ日手帳カバー“『MOTHER2』CAST(Leather ver.)”
こちらは、2016年版ほぼ日手帳で人気の高かった、『MOTHER2』キャラクターのドット絵を並べたデザインの“CAST”柄を、ヌメ革に型押ししたもの。
革なので手触りがすごくいい。使い込んでいくうちに深みが出て色が変わっていく“エイジング”の楽しみもある。使っていくうちに革の色が濃くなって、キャラクターたちがより濃く浮かび上がってくるという仕組み。
おまけのふせん
もし、まだ来年の手帳を何にするか決まっていないのなら、『MOTHER2』柄の“ほぼ日手帳”を選択肢に入れてみてはいかがだろうか。
和田ラヂヲ画『ほぼ日の百人一首』
そのほか気になったアイテムをちょっとだけ紹介
ほぼ日手帳 “たのつく版”
ほぼ日手帳が様々な企業やブランドと一緒につくっている“たのつく版”。ほぼ日オンラインストアでは買えないけど、デザイン性もよく高品質な仕上がりで、使い勝手のよさは折り紙付き。ファンにはたまらないアイテム揃い。
カレーの恩返しカレーがうまかった
あとはもう、余談だけど、“ほぼ日”ではカレーも売っている。この“カレーの恩返しカレー”は、レトルトカレーに、スパイスの小袋を振り掛けて食すちょっと変わったカレー。
めちゃくちゃうまい。僕はちょっと前にインドに3週間行っていたのだけど、「インドのカレーよりうまい」と言ってもいいくらいにうまい。インド人もビックリ……するかどうかはわからないけど、日本人(僕)はびっくりした。
手帳もカレーも海苔も売っている“ほぼ日”というのは、なんというか、おもしろいWebサイトだなあと思います。