2019年8月3〜4日にかけて、『Fate/Grand Order』(以下、FGO)の4周年を記念したリアルイベント“FGO FES. 2019 〜カルデアパーク〜”が千葉・幕張メッセにて開催。本稿では、3日に行われた“FGOバラエティトークステージ Day1”の模様をお届けする。
イベントステージでは、高橋李依さん(マシュ・キリエライト役)、田中美海さん(ニトクリス役など)、悠木碧さん(沖田総司役など)の“Fate/GrandOtaku”な3人による、暴走待ったなしのトークショーが開催。
『FGO』オタクとしても名高いお3方が集ったということもあり、ファミレストーク風コントをこなしつつステージへ登壇した段階から濃密なトークが炸裂。さらに、会場で“カルナの槍”が展示されていることを知った悠木さんが壇上を暴走するというハプニングがありつつも、バラエティトークステージがスタートした。
ゲストが考えたアンケートトーク“ほかの2人に聞いてみたいコト!”
最初の企画は、登壇者の面々が考えた“ほかの2人に聞いてみたいこと”をテーマにフリートークを行うコーナー。
<質問1>りえりーの権限で誰かをリリィ化できるとしたら、どのサーヴァントがいい?
この質問を考えた悠木さんから話題を振られた高橋さんは、小さい男の子が見たいと直球の回答。その例としてセタンタ(クー・フーリンの幼名で、ゲーム内にも名前が登場)をあげたが、じつは過去のカルデア・ラジオ局の番組中に、田中さんと2人で彼を召喚したいと話していたそう。また、サリエリ〔リリィ〕とアマデウス〔リリィ〕のやり取りを見たいという意見も飛び出した。
<質問2>好きな宝具演出キャラは?
これは、会場に来られなかった“Fate/GrandOtaku”のメンバーのひとり・大久保瑠美さん考案の質問。この質問を見た高橋さんが開口一番、蘭陵王をチョイス。顔がいいという理由から、輝く貌の持ち主であるディルムッドとのコラボ宝具を見たいという話題に花を咲かせていた。田中さんはブラダマンテのお尻をチョイス、悠木さんは宝具演出と効果のギャップがスゴイということでスカサハ=スカディを選んでいた。
<質問3>李依はショタ、私はヤンキーわんこ系、碧さんの好きになるサーヴァントのジャンル分けってなんだと思いますか?
読んでのとおり田中さんから悠木さんに向けた質問。これに対し、悠木さんはギャップが萌えると回答。逆に言えばギャップがあればOKということで、守備ジャンルはかなり広いそうだ。いろいろなジャンルを渡り歩くうちになんでもイケるようになったそうだが、強いて言えばギャップがある要素に萌えることに気づいたとのこと。
また、“悪い言動をしがちだが超イイヤツ”という意味でアシュヴァッターマンもギャップ萌えという話に。このアシュヴァッターマンは、田中さんが好きな“ヤンキーわんこ系”的にばっちりクリティカル攻撃を受けたとのこと。高橋さんは入り口がショタで、そこにギャップがあれば、なおよいと熱く語っていた。
<質問4>もしSNSをやっていたら、欠かさずチェックしたいサーヴァントは? やり取りしたいサーヴァントは?
これは高橋さんが考えた質問で、“もしサーヴァントたちがSNSアカウントを持っていたら”がテーマ。これに対して、悠木さんは絶対にSNSが上手なサーヴァントとして刑部姫と即答し、高橋さんと田中さんも激しく共感していた。
ほかも、アンデルセンは締切がヤバいとか書いて失踪しそう、クー・フーリンはハッシュタグの付け方を間違えるヘッポコ具合を見せてくれそう、子ギルはホワイトデーとかに「僕からのお返しだよ」と言いながら自撮りをあげてくれそう、といった想像で盛り上がっていた。
<質問5>1騎だけ自分が召喚するなら、どのサーヴァントがいいですか?
もし自分が聖杯戦争に参加することになったら、という悠木さんからの質問。悠木さん的にはカルナを呼びたいが、魔力量的に活躍させてあげられなさそうだからキャスターがいいとのこと。田中さんはランサーやバーサーカーのクー・フーリンには相手がいることを鑑みて、キャスターのクー・フーリンを呼びたいそうだ。それに対して、高橋さんは霊基が足りないことを重々承知しながらも、普段から推しを公言している織田信勝をチョイスしていた。
<質問6>FGO周回のお供ってなんですか?
これも大久保さんからのマジメな質問。悠木さんは、YouTubeやほかゲームの作業をしながら周回しているとのこと。周回では、アルジュナ〔オルタ〕をフル活用しているが、“復刻:サーヴァント・サマー・フェスティバル! ライト版”でも何も考えずに彼を頼っていたら、フォーリナーの登場が多くて困ったというエピソードを語っていた。
田中さんは、髪を乾かしているときや歯を磨いているときといった、日常生活の中で息をするように周回しているそうだ。“周回は呼吸”と言い切る姿に、会場からは拍手が起こっていた。基本的にはニトクリスを入れて周回しているそうだ。高橋さんは、お供はお菓子。何かをやりながら『FGO』ではなく、『FGO』をやるために環境を整える気合の入りようを披露していた。
裏に秘められたストーリーを妄想! “概念礼装 ドリームストーリー!!”
次のコーナーは、提示される概念礼装に対して、その裏側にあるストーリーを勝手に想像してみるという企画がスタート。
<その1>ままのみみ
獣が好きな悠木さんチョイスのテーマ。この世界観では全員が動物なんだと大興奮の悠木さん。高橋さんは、マタ・ハリのもふもふおっぱいに埋まりたいと言い出すなど、1枚目から過激なトークが繰り広げられた。
<その2>ウェルカムダイナー
言わずもがな、高橋さんがテーマに選んだ概念礼装ということで、ここはあえてほかのお2人にフリートークしてもらうことに。しかし、この信勝の顔が好きという悠木さんの発言にガマンできず、結局高橋さんもトークに参戦。
少年時代のフェルグス・マック・ロイが3秒後に料理をひっくり返し、それを信勝が掃除する、入店したらアレキサンダーや子ギルが、いらっしゃいませと迎えてくれるなど、かなり詳しい裏設定を作り盛り上がっていた。
<その3>アウトレイジ
こちらもわかりやすく、田中さんのチョイス。熱いクー・フーリン〔オルタ〕への愛を語る田中さんに、ヘクトールのギャップ萌えにノックアウトされる悠木さんという、なかなかカオスな状況が展開。最終的に、“ラーマたちが先陣を切りつつ、後ろからゆっくりとクー・フーリン〔オルタ〕が歩いて出てくる”というストーリーと、彼らに打ちのめされる出演者たちという絵面が出来上がっていた。
<その4>坂本探偵事務所
高橋さんが選んだ礼装。さきほどのアウトレイジと同様に、概念礼装を見るときは何になりきってみるかが重要と語る高橋さん。この概念礼装を見るときは、坂本龍馬たちのアングルから、事務所にある観葉植物の土になりきるそうで、土として毎日見守っていたいといったことを語っていた。
<その5>ダンス・ウィズ・ラウンズ
顔がきれいな男が好きだと語る悠木さんが選んだテーマ。これを見るときはマネージャー気分だそう。作曲家ではないのかと高橋さんから訪ねられるも、その視点で見るのはNGワードが出かねないということで司会から強制終了を受けていた。
時間的にもキリがいいということで、3日のバラエティトークステージはこれにて幕引き。締めのあいさつののち退場していった“Fate/GrandOtaku”の面々だったが、強制終了で不完全燃焼だったのかステージからの帰り道にもオタクトークを繰り広げていた。