2019年7月8日より正式サービスが開始された、ブラウザゲーム『ファイナルファンタジー デジタルカードゲーム』(以下、『FFDCG』)。本作は『FF』キャラクターが総出演する、PC、iOS、Androidに対応した、完全新作デジタルカードゲームだ。

 『FF』ファンで、本格対戦型カードゲームは初めてという人や(『FFVIII』とか『FFIX』にもカードゲームあるけど、ミニゲームだしね!?)、ほかのカードゲームとは一風異なるルールを採用していることもあり、難しく感じてしまう人など、本作の序盤でつまづいてしまう初心者も多いはず。今回はそんなプレイヤーたちに向けて、最初に覚えておくべき基礎知識を伝授しよう。

『FFDCG』初心者はまずこれを覚えよう! 『ファイナルファンタジー デジタルカードゲーム』攻略指南_01

バトルを始めるその前に

 さぁデッキを作った、いざランクマッチへ! といきたいところだが、本作のカードにはレベルが存在し、レベルに応じてカードのステータスが変動する。まずはある程度、カードのレベルを上げてから挑まないと、不利な状況で戦うことになってしまう。まずはカードのレベルアップを目指そう。

カードのレベルを上げるには?

 カードのレベルは、カードパックを購入して同じカードを引き当てた場合、経験値がいくつかカードに割り振られるので、カードをとりあえず引いていけば、おのずとレベルが上がるだろう。また、アドベンチャーモードなどの報酬として、レベルアップ用アイテムのグロウエッグも手に入る。カードパックの購入と、グロウエッグの使用でレベルを上げていこう。

『FFDCG』初心者はまずこれを覚えよう! 『ファイナルファンタジー デジタルカードゲーム』攻略指南_02
『FFDCG』初心者はまずこれを覚えよう! 『ファイナルファンタジー デジタルカードゲーム』攻略指南_03
カードパックを買えばグロウエッグも付いてくる

アドベンチャー&アリーナをプレイ!

 ということは、課金アイテムの“ジェム”をたんまり使えばどのカードのレベルもがっつり上げられるだろう。とはいえ、初心者はやっぱり無料でレベルアップをしたいところ。ひとり用モードのアドベンチャーモードを勝ち進めていくと、グロウエッグとアリーナチケットが数枚手に入るので、まずはアドベンチャーモードをプレイしよう。

『FFDCG』初心者はまずこれを覚えよう! 『ファイナルファンタジー デジタルカードゲーム』攻略指南_04

 アリーナモードは、自分の持っていないカードでも自由にデッキを編成でき、しかもすべて最大レベル5の状態でバトルをくり広げるモード。最大6勝するか2敗するまで遊ぶことができ、勝敗に応じて報酬が変化。0勝でもカードパックチケットが1枚貰えるほか、最大6勝で500ギルが手に入る。カードパック購入には200ギルが必要なので、6勝すれば2パック購入できるというわけだ。

 とはいえ、初心者のうちは勝てることも少ないかもしれない。しかし、どんな戦術があるのか、どう動けば良いのか、第一線の戦いを経験できるのもアリーナのポイント。負けてもカードパックチケットは必ず貰えるのだから、気にせず立ち回りなどを勉強しながら遊んでみよう。

『FFDCG』初心者はまずこれを覚えよう! 『ファイナルファンタジー デジタルカードゲーム』攻略指南_05
0勝でもカードパックチケットは貰える! くやしくないね(嘘)。

上位プレイヤーのデッキを使おう。

 そんなアリーナに挑む場合、悩むのはデッキ構成。火、風、土、水と、4つの属性が存在する本作だが、いまのところカードの種類が少ないので、4つの属性である程度戦術は決まっており、比較的覚えやすい。

 デッキ構成は、ランキング画面からランクマッチ上位プレイヤーのプロフィールを見て勉強しよう。プロフィールのデッキ閲覧では、自分のデッキリストにデッキをコピーできるので、強いデッキをそのまま使えるのも強み。デッキ構成に悩んだら、ぜひ試してみよう。

『FFDCG』初心者はまずこれを覚えよう! 『ファイナルファンタジー デジタルカードゲーム』攻略指南_06
上位ランカーのプロフィールをチェックしよう
『FFDCG』初心者はまずこれを覚えよう! 『ファイナルファンタジー デジタルカードゲーム』攻略指南_07
デッキ情報から使用デッキをコピーできる

レベルアップはリーダーカードを優先

 現在のシーズンはランクマッチがレベル3制限なので、最大3レベルまで上げるのがベスト。とはいえ、全カードのレベルを最大まで上げる必要はない。ある程度のところまで上げてしまえば、ランクマッチに挑んでオーケー。ランクマッチの報酬でもグロウエッグはもらえるので、覚悟を決めて挑むべし!

 なお、リーダーカードはつねに戦闘へ参加だけでなく、リーダーカードのレベルが究極召喚獣のレベルになるので、最初はリーダーをレベルを3にし、いくつかのキーカードのレベルを上げるのがオススメだ。とくに、無属性の強いカードを率先して上げると、ほかのデッキにも生かしやすい。

『FFDCG』初心者はまずこれを覚えよう! 『ファイナルファンタジー デジタルカードゲーム』攻略指南_08
ヴィンセントのレベル1とレベル5。ステータスが大きく違う
『FFDCG』初心者はまずこれを覚えよう! 『ファイナルファンタジー デジタルカードゲーム』攻略指南_09
リュックのレベル1とレベル5。メンバーのステータスの上昇幅は、メンバーによって異なる。
『FFDCG』初心者はまずこれを覚えよう! 『ファイナルファンタジー デジタルカードゲーム』攻略指南_10
基本的にはどのデッキにも組み込みたいダークナイトは、レベルを上げずともステータスが超高いので、そのまま使ってもいい

バトルのコツ

 本作のバトルはシンプルながらも奥深く、バトルで勝利を目指すにはさまざまなコツが存在する。デッキタイプによって戦法が異なるので、どのデッキでも使える基本的な戦術をレクチャーしよう。

スピードを表示すべし!

 カードごとにあるスピードのステータスは、盤面や手札にあるカードをクリックすると確認できるが、画面左にあるアイコンをクリックすると、その場に出ているカードのスピードがすべて表示される。1枚1枚確認していては持ち時間がもったいないほか、確認がやりやすいので、スピードを表示しながら戦うのがオススメだ。

『FFDCG』初心者はまずこれを覚えよう! 『ファイナルファンタジー デジタルカードゲーム』攻略指南_11
『FFDCG』初心者はまずこれを覚えよう! 『ファイナルファンタジー デジタルカードゲーム』攻略指南_12

スピード勝負に勝とう

 1ターンごとに、スピードの速いカードから行動をしていく本作のバトルルール。スピードの速いカードかつ、攻撃力が足りていれば、先制攻撃で相手カードの撃破を狙うのが基本だ。とくに、どの属性デッキにも入れやすい“モンク”や“狩人”は、スピードと攻撃力が高い。

『FFDCG』初心者はまずこれを覚えよう! 『ファイナルファンタジー デジタルカードゲーム』攻略指南_13
『FFDCG』初心者はまずこれを覚えよう! 『ファイナルファンタジー デジタルカードゲーム』攻略指南_14
『FFDCG』初心者はまずこれを覚えよう! 『ファイナルファンタジー デジタルカードゲーム』攻略指南_15

前衛と後衛を分けてカードを使おう

 CPを増やす“モグ”や、土属性メンバーのステータスを上げる“セルフィ”など、各デッキのキーカードは何ターンか生存させながら運用したいところ。何も考えずに前衛に出してしまうと、先述した狩人など、スピードの速いカードに次ターンに仕留められてしまうだろう。

『FFDCG』初心者はまずこれを覚えよう! 『ファイナルファンタジー デジタルカードゲーム』攻略指南_16

 重要なカードは後ろに置き、それを守る盾役を前衛に置くべし。そうすることで、攻撃を防ぎながら能力を効果的に発動しやすくなる。もちろん“後衛優先”など、後衛を仕留めるための能力を持つカードもあるので、絶対に守れるというわけではないが、比較的安全に立ち回れる。

相手メンバーを倒しながら戦うべし

 基本的には相手リーダーへの攻撃より、メンバーを倒すことを優先して立ち回るのがオススメ。デッキタイプや召喚獣などに左右されるものの、メンバーを倒していけば、相手の手札がどんどんなくなり、対処できる行動が少なくなるからだ。

 もちろんグレードIII段階などの状況によっては、メンバー撃破よりリーダーへの攻撃を優先するのも重要。その場合、基本的には攻撃力の低い相手メンバーは無視して攻撃するといい。

リーダーの立ち位置を考えよう

 初心者のうちはメンバーの設置のみに気を取られがちだが、バトル中つねに攻撃できるリーダーの立ち位置も重要。メンバーの戦闘を支えるように、メンバーと横一列で配置したり、相手リーダーの隙を突くラインに設置するのもいい。一部カードには横一列になることで能力を発揮するメンバーもいる。

 なお、リーダースキルは2ターンに1回必ず発動するものの、どのスキルが発動するのかやそのターンに発動するのかは運の要素が絡むので、発動を見越したリーダーの設置は非推奨。たとえば負けそうだけど、このラインでリーダースキルが発動すれば勝てる! というような状況以外は、ギャンブルプレイは控えておいたほうがいいだろう。

ほかにもいろいろあるけれども!

 というわけで、初心者のうちは“アリーナでカードパックを開けてレベル上げ”をしながら、ゲームプレイを覚えていくのがオススメだ。慣れていけばスピードの確認もカード名を見るだけで自然とできるようになるほか、強いカードとカードの組み合わせも見えてくるはず。いきなり勝てるようになるゲームではないので、そこはじっくりと学びながら、勝利を目指してみよう。