2019年7月19日にオープンを迎える、東京・池袋東口エリア最大級の商業ビル・キュープラザ池袋。同施設の3階では、最新VR(仮想現実)などが楽しめるアミューズメントパーク“プラサカプコン”や、『戦国BASARA』、『モンスターハンター』といった人気タイトルの限定メニューが味わえる飲食店“カプコンカフェ”が出店。開業後は多くのゲームファンが訪れることになりそうだ。
そんなキュープラザ池袋のオープンに先駆けて実施されたプレス向け内覧会で、ひと足早くプラサカプコンを見学。いちばんの目玉である『BIOHAZARD VALIANT RAID』を試遊してきた。
VR空間で展開する究極のサバイバルホラー体験
『BIOHAZARD VALIANT RAID』とは、最大4人で同時に楽しめる、『バイオハザード』シリーズとしては初のアミューズメント向けVRアトラクション。プレイヤーはアンブレラ社の特殊部隊U.S.S.の隊員となって、問題の発生した研究所に潜入。そこで待ち構えるクリーチャーを相手に、壮絶な死闘をくり広げる……といったストーリーだ。
ちなみにこちらのアトラクションは、“ノーマルエディション(2200円)”と“DXエディション(2500円)”の2バージョンがあり、後者は、よりゲームをリアルに体感できるよう、振動装置を設置した空間でのゲームプレイとなっている。
ここは迷わずDXエディションを選び、ゲームスタート。同時に参加する4人のプレイヤーは、十字路になっている廊下で、それぞれが背中をカバーしつつ、各方面から襲ってくるゾンビやリッカーを迎撃することになる。銃型のコントローラーは、両手を同時に振り上げることで、ハンドガンとショットガンの切り替えが可能(すばやく振り下ろすと弾薬をリロードできる)。
さらにゲームが進むと、サブマシンガンも選べるようになるので、サブマシンガンでけん制しつつ、近づかれたらショットガン……といったように、状況に応じて細かく使い分ける戦いかたも可能だ。
慣れないうちは、目の前に迫ってくるゾンビたちを迎え撃つだけで手いっぱいだが、それだけでは本作の魅力を100%堪能できているとは言えない。自身の持ち場が片付いたら、隣や背後で戦っている味方の援護もできるのだ。
しかも本作の場合、両手にそれぞれコントローラーを持つので、右手の銃で正面のゾンビを撃ちつつ、左手の銃で仲間を援護する……といった、二丁拳銃ならではの立ち回りも可能。お互いに背中を預けつつ、ピンチの時にはカバーし合う。プレイ中は幾度となく、そういった胸熱な展開も満喫することができた。
そうしてストーリーも後半に差し掛かると、圧倒的な存在感を放つタイラントが登場! 耐久力が高く、至近距離でのショットガンにも怯まないタイラントに、記者を始め部隊の仲間たちは大苦戦……。しかも周辺からは、ゾンビの群れも続々と押し寄せてきて、けっきょく、この波状攻撃には耐えきれず、部隊は全滅。ゲームオーバーとなってしまった。
ちなみにDXエディションでは、タイラントが攻撃をくり出すたびに床そのものも振動するので、臨場感は段違い! より『バイオハザード』の世界に没入したい……という人は、こちらでプレイすることをオススメしたい。
今回は残念ながらクリアーできなかったものの、事前にほかのプレイヤーと相談し、立ち回りをしっかり決めておけば、タイラントも迎撃できそうな兆しは見えた……気がする(汗)。腕に自信のあるプレイヤーはもちろん、二丁拳銃を撃ちまくって爽快感を味わいたい人や、最強の恐怖を堪能したいという人は、この夏、プラサカプコンで『BIOHAZARD VALIANT RAID』をプレイしてみてはいかがだろう。
DATA
プラサカプコン
住所:東京都豊島区東池袋一丁目30番1 東池袋一丁目 キュープラザ池袋3階
時間:10:00~23:45(「VR-X」コーナーは最終受付23:00)
『BIOHAZARD VALIANT RAID』料金
DXエディション 2500円/1名
ノーマルエディション 2200円/1名
プレイ人数:1~4人 所要時間:約35分