1000人超から選ばれた10人のファイナリスト。誰がグランプリに輝くのか!?

 2019年7月10日、『龍が如く 最新作』に登場し、主人公・春日一番の仲間として重要なキャラクターを担う女性を決める、“『龍が如く 最新作』助演女優オーディション合格者発表会”が行われた。二次オーディションの記事でもお伝えしたが、このオーディションの合格者はこれまでの『龍が如く』シリーズでの芸能人キャスト同様、見た目と声がそのまま作中で使用されることになる。そんな大役を機にスターダムに駆け上がろうと意気込んだ応募者数1000人超の中から選ばれたファイナリスト10名が、東京・秋葉原UDXシアターに集った。

 イベントの開始とともに、まずこれまでのオーディションの流れがわかるメイキング映像を公開。ここまで勝ち進んできたファイナリストたちには、すでに歌唱審査や演技審査が行われていることが明らかになった。歌唱審査は『龍が如く』シリーズのカラオケ曲の作曲やミニゲームのディレクションなどでおなじみの堀井亮佑氏が主導し、彼女たちの歌声を吟味していた。また、演技審査では、『龍が如く』シリーズのチーフプロデューサー・横山昌義氏が選考に参加。さらに、春日一番役の中谷一博氏がファイナリストたちと直接掛け合いの演技をするということも行われていたようだ。

 その後、『龍が如く』シリーズの総合監督を務める名越稔洋氏が登壇。「最近ずっとこういう試みをやっているのですが、選ぶ側も決して楽しいばかりじゃなくて、選ばなければならないという緊張感を持って過ごしています。我々と同じ夢に参加してもらえる人を増やしていくという狙いでいろいろなオーディションをくり返してきましたが、今回はとくに助演女優と銘打っている以上、役者という形で活躍してもらえる方を捜してみたいな、と思っています。助演女優を選ぶというところまでスムーズに来られたわけではなく、さまざまなオーディションを行ってきましたが、そういったステップを経てここまでたどり着けたことをうれしく思います」と、このオーディションへの想いを語った。

 ちなみにこのオーディションの審査は、第一次選考となる書類審査から『龍が如く』チーフプロデューサーである横山昌義氏、プロデューサーの佐藤大輔氏、ディレクターの阪本寛之氏が中心となって行っている。そんな彼らを前に、いよいよファイナリスト10名がステージ上で最終自己PRを行うことに! 以下では、その最終自己PRの模様とともに、彼女たちの簡単なプロフィールを紹介する。

エントリーNo.1 宮越愛恵(みやこし まなえ)さん。レースクイーンやモデルなどの活動を行っている26歳。物覚えのよさが特技だそうで、歌唱審査中に覚えてしまった歌と踊りを最終自己PRで披露していた。
エントリーNo.2 藤田あさか(ふじた あさか)さん。ふだんは看護師として働く24歳。最終自己PRでは緊張の面持ちのなか、オーディションを通じて学べたことを発表していた。
エントリーNo.3 会社員として働いている椎名結加(しいな ゆいか)さん、22歳。彼女はロケ地巡りまでしてしまうほどの『龍が如く』シリーズの大ファン。最終自己PRでは、その熱い想いをアピールしていた。
エントリーNo.4 相沢菜々子(あいざわ ななこ)さん。レースクイーンやモデルとして活躍する22歳。この春まで情報工学を専攻しており、ゲーム制作に対する多少の知識があること、そして身体の柔らかさもアピールしていた。
エントリーNo.5 女優として活動する、安 美咲(やす みさき)さん26歳。最終自己PRでは、目標を描いた木製の板を拳でたたき割るという、ド派手なパフォーマンスを披露した。
エントリーNo.6 北川都喜子(きたがわ ときこ)さん32歳。女優として活動している彼女は最終自己PRを日本語と英語で行い、さらに殺陣を披露した。
エントリーNo.7 女優の鎌滝えり(かまたき えり)さん24歳。最終自己PRでは、自身と切り離せない芝居に対する想い、『龍が如く』シリーズのファンであることをアピールした。
エントリーNo.8 里々佳(りりか)さん24歳。女優やタレントとして活動する彼女は、最終自己PRでオーディション同様「自分の殻を破る挑戦」として、人生初のCharaのモノマネを披露した。
エントリーNo.9 グラビアタレントやレースクイーンとして活動中の沢すみれ(さわ すみれ)さん。24歳の彼女はタレントとして活躍中。最終自己PRでは心残りがないようにと、感極まりながらのスピーチを行った。
エントリーNo.10 グラビアタレントの柳いろは(やなぎ いろは)さん。自身が追い込まれたときに助けになったのが『龍が如く』シリーズだったという彼女は、涙声で審査員たちに感謝の気持ちを述べていた。

急遽用意された審査員特別賞4名とグランプリを発表!

 最終自己PRのあと、いよいよいよいよグランプリの発表……と思いきや、審査を通じてグランプリ以外にも作中への出演できる審査員特別賞が用意されたことが明らかになった。特別賞に輝いたのは、エントリー№1の宮越愛恵さん、エントリー№8里々佳さん、エントリー№9の沢すみれさん、エントリー№10の柳いろはさんの4名。どのような形で作中に登場するかは決定していないが、彼女たちの出演も確約された。

審査員特別賞を受賞した4名。彼女たちの活躍にも期待だ!

グランプリに輝いたのは鎌滝えりさん

 そして、満を持してグランプリの発表! 助演女優の座を射止めたのは、鎌滝えりさん。優勝記念のマントやティアラ、花束の贈呈に加え、副賞の100万円も贈呈された。

 念願のグランプリを獲得した、鎌滝えりさんの感想は以下の通りだ。
「グランプリを獲りたくてオーディションに参加させていただいたのですが、オーディションの期間中に考えることがいっぱいありました。いまは本当にありがとうございます、という言葉しかないです。選んでいただいたからには、春日一番を誰よりも愛して、春日一番といっしょに闘ったり、歩んでいけたらと思います」

 発表会の最後には、名越稔洋総合監督から「僭越ながら、特別賞4名とグランプリ1名を決めさせていただきました。たくさんの方の情熱とエネルギーをいただいて作品を作っておりますし、これをきっかけとして彼女たちの活動の助力になれればという想いもあります。そして、皆さんの想いとエネルギーを背負って『龍が如く』という作品作りに邁進していきたいと思います。今回はたまたま5人を選ばせていただきましたが、応募してくださった1000名を超える方々の想いも背負ってがんばっていかなければならないと思います」という、今回のオーディションを総括した言葉が語られた。

 続けて名越稔洋総合監督の口から『龍が如く 最新作』の詳細が2019年8月29日に公開されることが発表された。「主人公が変わっただけでなく、いろいろなものが変更されていますし、ゲームとしても進化しています。皆さんに驚いていただける情報を多数公開できると思いますので、8月29日をお待ちください」とコメント。記者発表会というスタイルで行われるようなので、同日の報道には注目していただきたい。

鎌滝えりさんと名越稔洋総合監督の一問一答!

 『龍が如く 最新作』助演女優オーディションの合格者発表会の終演後、グランプリの鎌滝えりさん(以下、鎌滝)と名越稔洋総合監督(以下、名越)への取材時間が設けられた。以下ではその内容をまとめてお届けする。

――いまの率直な感想は?

鎌滝これから春日一番といっしょに芝居ができる日々が始まります。声の芝居は難しいので、自分に何ができるか、どうやったら追いつけるかな……というところが正直な気持ちで、すごく楽しみです。

――どんな演技をしてみたいですか?

鎌滝役柄がわからないので、どんなお芝居になるかわからないですが……。今回は春日一番が主役の物語なので、春日一番といっしょに闘って行けたらと思います。

――審査中に印象的だったことは?

鎌滝このオーディションは、これまでに受けたオーディションのなかでも、いちばん楽しくやらせていただきました。そのなかでもいちばん印象的だったのは、オーディション中に中谷一博さんと掛け合いの芝居ができたことです。勉強になることばかりでした。

――副賞の100万円の使い道は?

鎌滝リアルなんですけど、引っ越しをしたいと思います。

――鎌滝さんをグランプリに選んだ決め手は?

名越彼女の話しかたなどもそうなのですが、自然体なところです。まさに女優さんだな、と。完成された魅力がある方もいらっしゃいますが、今回は作品がゼロスタートなので、ここから我々といっしょに作品を作っていってもらえる方が欲しかったんです。そういった事情もありましたし、彼女の雰囲気や空気感、存在感に惹かれるものがあったので決めさせてもらいました。

――どういった演技を期待されますか?

名越彼女に決まったことによって、「こうしたい」という部分が出てくると思います。脚本としては作り込むのですが、キャストが決まった後に修正するということも多いんです。なので、「このほうがおもしろいかな?」とか「彼女にこういうことをやらせてみたいな」ところも出てくると思います。鎌滝さんが楽しめる、やる気になれるものを提案したいですね。本当にこれからです。

――鎌滝さんが脚本に取り入れてほしいと思う特技などはありますか?

鎌滝女優の経歴は短いんですが、いままでハードな役柄が多かったんです。『龍が如く』が題材なのでハードなものも多いと思うのですが、これまで演じたことがないような役を演じてみたいと思います。

――タイトルがいまだ未発表ですが、鎌滝さんが「こんなタイトルだったらいいな」と思うようなものはありますか?

鎌滝ええー! 恐ろしい質問ですね(笑)。すべてのスタートですし、時代も令和になって、長く続いてきたものがまったく新しく変わるので、「始まり」のような要素が付くようないいような気がしますし、いままでとまったく違うタイトルがいいのではないかと、私が勝手に思っています。

――女優を始めた経緯は? また、作品に対する想いを教えてください。

鎌滝私はもともとインドアというか、引きこもりチックな子でして。この仕事を始めたのは、姉が推薦してくれたことがきっかけなんです。じつは姉も引きこもりチックな感じで、外に出ないでずっとゲームをやっていたのですが、それが『龍が如く』でした。私はゲームが下手なんですが、姉の隣で『龍が如く』をやっているのを見ていました。姉は2日間寝ないでずっと遊んでいたりするようなタイプなんです。話を戻すと、人と目を合わせられないし、人前で喋れない感じだったのですが、楽しいことがいっぱいで。人のことが大好きになりましたし……芝居がぜんぶ変えてくれました。

――審査員特別賞の4名のキャスティング案は?

名越物語はもちろん、サブストーリーも合わせればドラマはたくさん含まれている作品ですので、彼女たちのキャラクターにマッチしそうなもの、あるいはイメージをぶち壊すようなものかもしれません。見る側の人にとって、驚きやよろこびになってほしいと思うので、そこに繋がる形になれば。「単純に美しい女性がコンテンツに加わった」というだけで終わらない何かにしたいと思います。