イギリス・ロンドンにて、2019年5月15日〜17日(現地時間)の3日間開催された、『ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ』欧州メディアツアー。本イベントで、『漆黒のヴィランズ』で追加されるガンブレイカー、踊り子を含む全17ジョブ(リミテッドジョブの青魔道士を除く)を、レベル80の状態で体験。そのリポート〜遠隔物理DPS&遠隔魔法DPS編をお届けしよう。

遠隔物理DPS全体について

今回試遊したバージョンは最終調整前のものであり、リリース時には大きく変更される可能性があります。

 踊り子が追加され、3ジョブとなった遠隔物理DPS。実際にプレイしてみると、それぞれのジョブでまったく違う特徴を持っていることがわかった。2種のDoTを維持しながらProc(※)の発動で強力なウェポンスキルを放つ吟遊詩人、オーバーヒート状態時に瞬間的に火力を叩き出せる機工士、Procを中心としたスキル回しに加え、味方の支援に特化した踊り子という、同ロールながら、それぞれ違った戦いかたが楽しめそうだ。

※プロック。追加効果を指す言葉だが、具体的には“ある条件を満たして、特定のアクションが実行可能な状態になること”を意味している。

 なお、遠隔物理DPSの3ジョブそれぞれで、自身と周囲のパーティメンバーの被ダメージを軽減させるアクションが修得できるのも特徴。吟遊詩人のトルバドゥール、機工士のタクティシャン、踊り子の守りのサンバと、アクション名こそ違うが、効果は同じ。ただし、これらのアクションは同時に付与できない点に注意したい。

 また、遠隔物理DPSには、タンクと同様に、対象のアクション詠唱を中断させるロールアクションが用意されている。こちらも忘れずに活用して、パーティを支援していくといいだろう。ほかにも、パーティ全体にMP継続回復効果を付与するリフレッシュが削除。遠隔魔法DPSのロールアクションからもマナシフトもなくなっており、ほかのプレイヤーのMPを回復させるということができなくなっている点にも注目したい。

遠隔物理DPSのロールアクション一覧

5.0での吟遊詩人

今回試遊したバージョンは最終調整前のものであり、リリース時には大きく変更される可能性があります。

2.xシリーズから続く基本の立ち回りがよりシンプルに!

 2.xシリーズから続く、ストレートショットのバフ(クリティカル発動率アップ)が削除され、ヘヴィショット(レベル76でバーストショットに変化)を撃って、ストレートショット実行可のバフが付与されたら、追加でより威力の高いウェポンスキルを放つという仕組みに変化。ざっくりと説明すれば、基本的な立ち回りに大きな変化はなく、ストレートショットのバフの更新がなくなったぶん、よりほかのことに注意を払いやすくなったということだ。

<新たに追加されたもの>

  • シャドウバイト(対象に与えたDoT付与の種類数に応じて威力が変動するアビリティ。サイドワインダーの範囲攻撃版)
  • バーストショット(ヘヴィショットの強化版となるウェポンスキル。修得と同時にヘヴィショットが変化する)
  • エイペックスアロー(すべてのソウルボイスを消費して放つ前方直線範囲ウェポンスキル。ソウルボイスの消費量が多いほど威力が上昇)

<効果が変更されたもの>

  • ストレートショットのバフがなくなり、Proc時に威力の高いウェポンスキルがくり出せるという仕組みに変化
  • 軍神のパイオンに追加効果が付与(詳細は下記で解説)

<その他の仕様変更>

  • ストレートショットはレベル70でリフルジェントアローに変化
  • 歌を使っても周囲のパーティメンバーにクリティカル発動率アップのバフを付与しなくなった
  • 詩心は2種のDoTの継続ダメージヒット時に確率で付与されるようになった

 ストレートショットのバフがなくなったら、クリティカルが発動しにくくなって、詩心が付与されづらくなっているのでは? と思う人もいるだろうが、そこは安心してほしい。賢人のバラード、軍神のパイオン、旅神のメヌエットともに、詩心の付与条件が、2種のDoTのウェポンスキルの継続ダメージヒット時に40%で発動するように変更されている。同時に、周囲のパーティメンバーのクリティカル発動率を上昇させる効果はなくなっているが、自身もクリティカルにこだわらなくてよくなったため、より幅広いビルドが試せそうだ。

 そしてなによりも特筆すべきは、レベル78で修得する軍神のパイオン効果アップの特性だ。軍神のパイオン効果中に得た詩心のぶんだけ、効果終了後にオートアタックの攻撃間隔、ウェポンスキルおよび魔法のキャストタイム、リキャストタイムを短縮させるバフを付与するという、強力な効果が追加された。4.xシリーズでは、乱れ撃ちや猛者の撃の80秒というリキャストタイムに合わせるように、旅神のメヌエットと賢人のバラードを30秒、3種の歌の中で効果が低いとされていた軍神のパイオンだけ20秒と、80秒周期で歌を使うのが主流だったが、この軍神のパイオンの追加効果によって、歌の使いかたが変化しそうだ。追加効果を得ても80秒周期で3種の歌を回すのか、それとも3種の歌とも30秒歌いきるほうが火力が伸びるのか、はたまた軍神のパイオンに代わって賢人のバラードを20秒だけ歌うことになるのか……。試遊では調べきれなかったのだが、今後どのような立ち回りが主流になるのか、気になるところだ。

編注:記事公開後にネットで意見を見て回っていたところ、どうやら“軍神の契約”について勘違いをしていた模様。原文を残した状態で、追記させていただく。軍神のパイオンを歌い切ることで付与される軍神の契約は、あくまでも軍神の加護を付与するためのバフであり、わざわざ軍神のパイオンを歌い切る必要はなさそう。軍神のパイオンを歌ってから20秒が経過して、詩心のスタックが4ならつぎの歌に切り替え、4溜まっていないならそのまま軍神のパイオンを継続というような立ち回りが主流になるかも……?

 新たに追加されたアクションにも触れていこう。まずはレベル72で修得するシャドウバイトだが、これは付与しているDoTの数が多ければ威力が高まるサイドワインダーの範囲攻撃版といったもの。敵が複数体のときに活用できそうだ。レベル76で修得するバーストショットは、ヘヴィショットの強化版で、修得時に自動でヘヴィショットがバーストショットへ変化するだけ。そしてとくに注目したいのが、レベル80で修得するエイペックスアロー。レベル80ではこのアクションと同時に、ソウルボイスという特性が修得でき、詩心が付与されるときにソウルボイスゲージが溜まっていくようになる。エイペックスアローは、このソウルボイスゲージをすべて消費して放てるウェポンスキルで、消費したソウルボイスの量が多いほど、威力が高まっていく。実際にゲージの最大値であるソウルボイス100を消費して放ってみたところ、かなりのダメージが確認できた。ソウルボイスが溢れる前に使うことはもちろん、猛者の撃に合わせて使うといいのかもしれない。

 ストレートショットのバフの削除など、細かい要素が調整されているが、触り心地はこれまでとさほど変わらない。新アクションの追加によって、より爽快なダメージが出せるようになったという印象だ。

吟遊詩人のジョブHUD。上が歌ゲージ、下がソウルボイスゲージを示す。

吟遊詩人のアクション一覧

吟遊詩人の特性一覧

記事INDEX
タンク&近接DPS編
2ページ……タンク全体&ナイト
3ページ……戦士
4ページ……暗黒騎士
5ページ……ガンブレイカー
6ページ……近接DPS全体&モンク
7ページ……竜騎士
8ページ……忍者
9ページ……

遠隔物理DPS&遠隔魔法DPS編(この記事)
1ページ……遠隔物理DPS全体&吟遊詩人
2ページ……機工士
3ページ……踊り子
4ページ……遠隔魔法DPS全体&黒魔道士
5ページ……召喚士
6ページ……赤魔道士

ヒーラー編
1ページ……ヒーラー全体&白魔道士
2ページ……学者
3ページ……占星術師