2K/Gearbox Softwareの人気アクションRPGシリーズ『ボーダーランズ』の最新作で、2019年9月13日発売予定の『ボーダーランズ3』のメディア向け先行体験会が行われた。
今回の体験会では、発表されている4人のプレイアブルキャラクターのうち、ゼインとアマーラのふたりがプレイ可能で、それぞれレベル10になった状態からのプレイを楽しむことができた。
本記事では、体験会の前に行われたプレゼンテーションの内容を交えながら、キャラクター固有の必殺技である“アクション・スキル”をふたつ使用できるというシリーズ初の試みが盛り込まれたゼインを使用した感想をお伝えする。
※現在はローカライズ作業が進行中であるため、記事中のキャラクター名、スキル名などの表記は、製品版と異なる場合がある。
“バッドアス”なアクションに磨きがかかった『ボーダーランズ3』
2012年にリリースされた『ボーダーランズ2』から、ナンバリングタイトルとしては7年ぶりの新作となる『ボーダーランズ3』は、これまでのシリーズ過去作と同様に、4人でのオンライン協力プレイを想定して作られているものの、ひとりでも問題なく楽しめる。実際、体験会では残念ながら協力マルチプレイはできなかったのだが、それでも『ボーダーランズ』のおもしろさをしっかりと味わうことができた。
今回体験したゼインは、自動操縦のドローンで敵を攻撃させる“SNTNL”、バリアを設置して敵からの攻撃を防ぎながら攻撃できる“バリア”、敵を自動的に攻撃するゼインの分身を展開し、敵の注意を引き付ける“デジクローン”という3つのアクション・スキルのうちふたつを選んで使用できるキャラクター。
敵からの攻撃を防いだり、注意を逸らしたりとピンチをしのぎやすいアクション・スキルが揃っているので、ひとりでのプレイも快適だった。
なお、既報の通り、ゼイン以外のキャラクターにも各自3つのアクションスキルが用意されており、好きなアクションスキルをひとつ選んで使用可能。
アマーラの場合は、自身のアストラル体を前方に放ち、その行く手にいる敵にダメージを与える“フェーズキャスト”、地面から巨大な拳を出現させて狙った敵の動きを封じる“フェーズグラスプ”、ジャンプしてから地面を打ち付け、付近の敵にダメージを与える“フェーズスラム”といったアクション・スキルが用意されている。
残るふたりのプレイアブルキャラクター、モズとFL4K(フラック)のスキルの詳細についてはまだ明かされなかったが、モズはロボットを召喚するスキルを、FL4Kは獣を使役するスキルを持っているようだ。
さらに、アクション・スキルにはそれぞれスキルツリーがあり、同じスキルでも強化の方針によって戦術の幅を生み出せる。装備するスキルはこのスキルツリーの画面で変更できるので、最初のうちはあれこれ試して自分に合ったものを探してみるのがいいだろう。
各キャラクターのアクション・スキルだけでなく、共通のアクションでも、スライディングや、微妙な段差のよじ登りが追加されており、ストレスフリーなアクションが実現。
スライディングで遮蔽物から遮蔽物に素早く移動したり、敵よりも高所に位置取って撃ち下ろしたりと、これまで以上にかっこいいアクションを行える。
ハックアンドスラッシュはより新しく、より深く!
『ボーダーランズ』シリーズにおいてとくに人気の要素である、ハックアンドスラッシュのおもしろさはますますパワーアップ。本作では過去シリーズに登場した武器メーカー8社に、“チルドレン・オブ・ヴォルト”、“パンゴリン”の2社が加わった総勢10社の武器が登場。これまでよりも多彩なビジュアル、性能の武器が使えるようになっている。
なかでも、ボスキャラクターがドロップするユニークな武器はビジュアルだけでなく性能も非常に特徴的。今回のプレイでは“ギガマインド”というボスと戦い、その武器(サブマシンガン)を入手できた。
使ってみると、リロードするたびに脳から足が生えたタレットが出現して敵を攻撃するというブッ飛んだ性能で、ついつい笑ってしまった。
入手できる武器のひとつひとつが魅力的なので、「もっとクールな武器がほしい!」「レジェンダリーアイテムを手に入れたい!」といった具合に、ストーリー以外にもつぎつぎにプレイのモチベーションが生まれていく。
また、ストーリーでは、体験会ではお目にかかれなかったものの、本作では“サンクチュアリIII”という飛行船で惑星パンドラから飛び出して、さまざまな場所に訪れる。その中で、Zer0やリリスといったこれまでのプライアブルキャラクター、クラップトラップなど、ストーリーの中でおなじみのキャラクターも登場!
ストーリー中には過去シリーズと同じく、くすりと笑えるような演出、セリフが盛りだくさんなので、続きを見るために夢中になってプレイできるはずだ。
体験会でプレイできたのはアトラス社の本拠地であるプロメティアのフィールドのみだったのだが、サイドクエストや隠されたチェストを見つけるのが楽しく、プレイ時間を丸々使ってたっぷり探索しても探索しきれなかった。