アセットマネジメント、心築、クリーンエネルギー事業などを手掛ける“いちご”が、2019年4月4日付けで、アニメ(コンテンツ)の企画、制作、配信、海外向け販売、関連事業および関連不動産の心築事業などを手掛ける“いちごアニメーション”を設立したことを発表した。いちごアニメーションは、独占出資により、押井守氏の原作、脚本、総監督の新作アニメーションの制作を行うとのこと。

以下、リリースを引用

 当社は、長期VISION「いちご2030」の実現に向け、本年4月4日付で100%連結子会社としていちごアニメーション株式会社(以下、「いちごアニメーション」という。)を設立いたしました。そして、このたび、いちごアニメーションの独占出資により、押井守氏の原作、脚本、総監督の新作アニメーションの制作(以下、「本制作」という。)を行うことを決定いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。

1. いちごアニメーション設立の理由

 当社は、2019年4月17日付発表の長期VISION「いちご2030」のとおり、不動産を人々の暮らしをより豊かなものにする「インフラ」として捉えております。その信念に基づき、サブカルチャーの聖地「秋葉原」駅より徒歩4分に当社が保有する「AKIBAカルチャーズZONE」と本制作との連動により、AKIBAカルチャーズZONEを日本のアニメ文化を代表する世界的なランドマークへ発展させてまいります。また、わが国が誇るソフトパワーのひとつであるアニメの発信は、国家戦略であるクールジャパン政策にも合致し、当社の経営理念である「日本を世界一豊かに」の具現化に努めてまいります。

2. 押井守氏の紹介

 アニメ・実写映画を中心に手掛ける映画監督であり、世界三大映画祭すべてに出品経験がある監督です。

『攻殻機動隊』押井守が原作、脚本、総監督を務める構想10年の新作アニメを制作。2020年春から初夏ごろに国内放映・配信予定_02

3. AKIBAカルチャーズZONEの紹介

 本物件は、地下1階付6階建で、地下にはアイドルや声優のイベント、映画上映等を実施するエリア最大級の劇場「AKIBAカルチャーズ劇場」ほか、アイドルグループ「バクステ外神田一丁目」が活動拠点とするステージ常設型レストランカフェ「AKIHABARAバックステ  ジpass」を備えている商業施設です。1、2階に構えるキャラクターグッズ・フィギュア、アニメCD・DVD等販売の「らしんばん秋葉原店」を含め、様々なカルチャーが集結した聖地として高い知名度を有しており、ウィキペディア(Wikipedia)にも掲載されております。
今後は、本制作および関連事業において、各テナント様の支援および本物件の価値向上に努めてまいります。

『攻殻機動隊』押井守が原作、脚本、総監督を務める構想10年の新作アニメを制作。2020年春から初夏ごろに国内放映・配信予定_01
『攻殻機動隊』押井守が原作、脚本、総監督を務める構想10年の新作アニメを制作。2020年春から初夏ごろに国内放映・配信予定_03

4. 本制作について

 総監督である押井守氏が10年間構想を重ねた意欲作です。2020年春から初夏頃に国内における放映・配信を予定しております。

5. いちごアニメーションの概要

『攻殻機動隊』押井守が原作、脚本、総監督を務める構想10年の新作アニメを制作。2020年春から初夏ごろに国内放映・配信予定_04

6. 今後の見通し

 いちごアニメーションの設立および本制作における2020年2月期の当社連結業績に与える影響は軽微でありますが、上述のとおり当社の収益拡大に寄与するものと考えております。