アプリのサービス終了を告げるニュースがしばしば目に入ってくる昨今。スマホゲームの人気推移と、家庭用ゲームにも通じる「現実」を考えてみた。

 「あぁもう、この世からサービス終了なんて無くなっちゃえばいいのに!!」──好きで遊んでいたゲームアプリがサービス終了を迎えてしまい、このような気持ちになった経験、貴方にはあるだろうか。筆者はある。そして、筆者が編集を担当している週刊ファミ通連載マンガ『ピコピコゲーム温泉』の作者・ちょぼらうにょぽみ先生とも、そういう話題で嘆き合ったことがある。最近ホントそういうニュースが多いですよね!?!?

 先日の打ち合わせ(というか雑談)では、先生曰く……

※週刊ファミ通2019年4月4日号『ピコピコゲーム温泉』より

 …というわけで、サービス終了の報せが絶えない背景には、一部のタイトルに人気が集中するユーザー心理もあるのではないか、という分析がなされた。なるほど、そうかもしれないと思い、それを裏付けるようなデータを探してみると、以下のランキングが興味深かった。

※ファミ通 Powered by eb-i調べ。各ゲームアプリのプレイ人数とプレイ時間を年間で集計、累計プレイポイントとして数値化。年間においてもっとも多くの人が遊び、プレイされた時間が長いゲームアプリをランキングとして算出。

 この人気ランキングを見ると、10位以上を4年間維持したゲームアプリは4つあり(赤字で記載)、3年間ランクインしたタイトルも4つある(青字で記載)。ランキングの指標とした“累計プレイポイント”は、課金額ではなく、プレイ時間の長さなどから算出しているので、これがすなわち売上金額の順位を示すわけではないが、プレイヤーの心を多く&長くつかんでいるという意味では、ここに挙がったタイトルの人気は確かに堅調と言えるだろう。

 その一方で、サービス終了を迎えたゲームアプリを数えてみると、2017年は220タイトル以上、2018年は240タイトル以上、2019年も現時点で約100タイトルがすでにサービス終了またはその予告がなされている(こちらは筆者調べなので、あくまでもご参考までに)。ゲームメーカーの戦略や採算性など、サービスが終了する理由はいろいろあるだろうが、楽しんでいたユーザーの心理としては、下のように先生が嘆くのも無理はない。

 …ただし、好きなゲームのサービス終了はもちろん寂しいが、楽しかった記憶や出会いはこれからも大切にしていきたい。私事になるが、ちょぼらうにょぽみ先生とのご縁も、現在はサービスを終了しているアプリ(2018年にサービス終了した『拡張少女系トライナリー』。筆者も参画し、先生には一部のキャラクターデザインや宣伝企画でご協力いただいた)でお仕事をごいっしょしたことが最初のきっかけだった。感謝!

 なお、家庭用ゲーム機なら終了とは無縁……かと言うと、必ずしもそうではない。みんなといっしょに遊んでこそ真価を発揮するゲームにオンラインサービスは欠かせないが、それも次回作や次世代機の登場などにともなって将来的には終了するであろうし、そもそも、いま持っているゲーム機本体が壊れたら、修理が叶わず遊べなくなる恐れもある(下の一覧を参照)。

【現在は修理の受付が終了しているゲーム機】

任天堂
 ●ニンテンドーゲームキューブ以前の据え置き型ゲーム機
 ●ニンテンドーDSシリーズ以前の携帯ゲーム機
(※詳しくはこちら


ソニー・インタラクティブエンタテインメント
 ●PS2以前の据え置き型ゲーム機
 ●PSPシリーズ以前の携帯ゲーム機
(※PS3も受付が終了しているモデルがあります)
(※詳しくはこちら


マイクロソフト
 ●Xbox 360以前の据え置き型ゲーム機
(※Xbox Oneは、故障品の修理ではなく本体の交換対応をおもに行っています)

 
 スマホゲームも、家庭用ゲームも、いずれ遊べなくなる日を迎えるという現実はどうにも避けがたい。だからこそ、いま楽しんでいるゲームと、より長く付き合えるよう、自分にできることをしていきたい。改めてそう思った。

 ※当記事は、週刊ファミ通2019年4月18日号の「やじうまNEWS」に加筆したものです。

【宣伝】本日(2019年5月16日)発売の週刊ファミ通では、オンラインゲームの“ランクマッチ”について先生が物申す! マンガ家にして重度のゲームファンである先生ならではの視点が光る、『ピコピコゲーム温泉』をどうぞヨロシク!

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