2019年4月1日にサービスがスタートしたPCブラウザゲーム『エンゲージプリンセス』。同作初のコラボイベント開催を記念して、メインヒロインを演じる声優陣にインタビューを実施。最終回は、マーリン役の日高里菜さんのインタビューを公開!

 電撃文庫25周年記念作品として、ドワンゴとKADOKAWAが共同開発したラブコメRPG『エンゲージプリンセス ~眠れる姫君と夢の魔法使い~』(以下、『エンプリ』)。ゲームアプリ『エンゲージプリンセス』の世界を、“ナイトメア”と呼ばれるヒロインたちと冒険するPCブラウザゲームで、サービス開始時に100人以上ものヒロインが登場する。

 クリエイター陣も豪華で、メインクリエイターには、電撃文庫『エロマンガ先生』や『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』を手掛けた伏見つかさ氏とかんざきひろ氏を起用。伏見氏が原作・メインストーリー、かんざき氏がメインキャラクターデザイン・イラストを担当。ほかにも、電撃文庫で活躍する著名な作家やイラストレーター、そして、niconicoで活躍するボカロP、ニコニコ絵師も参加している。

 そんな話題の完全新規タイトルが、2019年4月1日にサービス開始となり、4月24日より、アニメ『俺の妹がこんなに可愛いわけがない。』(以下、『俺の妹。』)とのコラボイベントが開催されている。これを記念して、5人のメインヒロインを演じる声優陣にインタビューを実施。最終回は、“プレイヤーの半身。お姉さんぶるロリっ子魔女”のマーリンを演じた、日高里菜さんのインタビューをお届け!

日高 里菜(ひだか りな)

6月15日生まれ。千葉県出身。近年の出演作は『転生したらスライムだった件』(ミリム役)や『盾の勇者の成り上がり』(フィーロ役)、『とある科学の一方通行』(打ち止め〈ラストオーダー〉役)など。電撃文庫作品とは縁が深く、『ロウきゅーぶ!』(香椎愛莉役)、『アクセル・ワールド』(ニコ〈上月由仁子/スカーレット・レイン〉役)、『ソードアート・オンライン』(シリカ/綾野珪子役)、『ストライク・ザ・ブラッド』(暁凪沙役)、『ブラック・ブレット』(藍原延珠役)、『ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?』(アコ/玉置亜子役)などに出演。(文中は日高)

マーリン

マーリンの名ツッコミはとあるお笑い芸人がお手本に!

――マーリンを見たときの第一印象を教えてください。

日高マーリンを初めて見たのはオーディションのときですが、ビジュアルがすごくかわいいと思ったのを覚えています。それに、私はゲームのオーディションを受けたことがあまりなかったので、珍しいなと思いました。

――ゲームのオーディションをあまり受けていないというのは意外ですね。

日高じつはそうなんですよ。あとは、電撃文庫さんの作品にはたいへんお世話になっているので(笑)。そういう意味でも強く印象に残りました。

――オーディションではマーリンを受けたのですか?

日高マーリンのほかにも何人か受けましたね。その中でもマーリンは、見た目はロリっぽいのにセリフを見るとお姉さんぶっていて、ギャップというか、小さい子特有の背伸びした感じがあってかわいいなと思いました。

――オーディションでは複数のキャラクターを受けられたとのことですが、マーリン役に決まる自信はありましたか?

日高受けるからには、自分ができる最大の演技を行っているつもりではいるのですが、いけるなと思っちゃうと、意外と決まらないことが多くて。これは私の“あるある”なんですよ(苦笑)。オーディションが終わったあとは、忘れようじゃないですが、あえて意識しないようにしています。今回も意識はしていなかったのですが、マーリン役が決まったときは、本当にうれしかったです。

――マーリンを演じてみて、どんなところが好きになりましたか?

日高最初はお姉さんぶっているところがかわいいなと思っていたのですが、本編をすべて収録すると、ツッコミ役なところが好きになりました。マーリンはボケキャラというか、場をかき回すタイプのキャラクターかと思いきや、意外と常識人で、アワアワしながらもツッコんでいる姿がかわいいですね。

――確かに、メインキャラクターはツッコミたくなるほどクセが強いです(笑)。

日高そうなんです。台本を読み進めてみると問題児ばっかりで(笑)。ひと癖あると言いますか、みんなかわいい、かっこいいだけじゃ終わらない子たちでした。マーリンは見た目が魔女っ子ですが、メインキャラクターの中でいちばんちゃんとしていて、真面目かもしれませんね。

――メインキャラクターと言えば、マーリンたちがくり広げる掛け合いも楽しいです。

日高この作品は掛け合いが本当におもしろいんですよ! キャラクターの個性が立っていて、台本はけっこうなボリュームがありましたが、毎回読むのが楽しかったですし、続きが気になるシナリオだなと感じました。

――シナリオはボリューミーで、読み応えがありますよね。マーリンを演じる上で、こうしてくださいとディレクションを受けたことはありますか?

日高最初のディレクションのときに、「かわいい妹のような演技にはしないでください」と言われました。ただ、スタッフの方に言われたのはそれくらいで、「あとは自由に演じてください」という感じでしたね。ほぼほぼやり直しもなかったので、そういう意味では好き勝手に演じることができました。

――ということは、収録はスムーズに進行したのですか?

日高そうですね。それにマーリンは、台本を読むだけでいきいきしているのが伝わってくるキャラクターで、演じていて気持ちが乗っちゃうというか。それに私も、自然とまわりのキャラクターにツッコミをいれたくなるんです。そういった意味でも、マーリンと同じ目線でツッコんだり、リアクションをしたりしていました。

――マーリンを演じるうえで、とくに意識したところもお聞きしたいです。

日高ツッコミを入れるシーンは、とくに意識しましたね。というのも、これまでツッコミ役のキャラクターをあまり演じたことがなかったんです。私の勝手なイメージなのですが、ツッコミと言えば、さまぁ〜ずの三村さん(三村マサカズ氏。コンビのツッコミ担当)だと思って、さまぁ〜ずさんの動画をたくさん見ました! ツッコミを入れるセリフでは、三村さんのようなキレを感じてもらえるんじゃないかなと思います(笑)。

――「○○かよ!」みたいなツッコミが見られると(笑)。

日高そうそうそう! そんな感じでリズムというか、言いかたをマネしています(笑)。

――本作をプレイする際は、ぜひ注目してほしいですね。注目のセリフといえば、冒頭でマーリンが『俺の妹。』の桐乃(高坂桐乃。同作のメインヒロイン)のマネをしていますよね?

日高あ! 「秋葉原ぁ~~~~~~」ですよね(笑)。

――そうですそうです(笑)。このシーンは、桐乃のように演じてくださいと指定があったのですか?

日高そうなんです。似たようなシーンが何回か出てくるのですが、最初のシーンで「このセリフには、こう演じてほしいというモデルがあるので聞いてください」と言われました。アニメの動画を見せていただいて、「わかりました、これを再現します」って(笑)。本作にはほかにもいろいろなネタが詰まっていて、元ネタがありそうなものをネットで調べてみたところ、「あ、こういうことだったんだ!」と気づくこともありましたね。元ネタを知っているファンの方は、きっとニヤニヤしちゃうと思います。

――『俺の妹。』の登場人物によく似たキャラクターも出てきますよね。

日高私も驚きましたし、本作で見るとすごく新鮮でした。それに『俺の妹。』のコラボでは、ツンツンした状態の桐乃も登場するんですよ。本作をプレイすると、伏見さん書き下ろしのシナリオが楽しめるので、原作ファンの方にも喜んでいただけると思います。

――アニメファンだけではなく、原作ファンも必見だと思います。ほかに収録で印象に残っている出来事などがあれば教えてください。

日高とにかく楽しい収録でした。ゲームの収録は基本的にひとりで行うので、寂しくなることもあるのですが、本作はボイス量が多かったにも関わらず、「もっと収録したい!」と思いました。終わった後も、「もう終わっちゃうんですか」、「追加のセリフはないですか」と私から聞いちゃうくらいで(苦笑)。

――日高さんにとって特別な現場になったのですね。マーリンのセリフでとくに印象に残っているセリフもお聞きしたいです。

日高マーリンとエンゲージするときのセリフは、私もドキッとさせられました。「私のこと好きなんでしょ」みたいなセリフは、これまでに散りばめられていたのに、ガチな女の子になるのがすごく新鮮で。そういった意味では、どこまでやっていいのか悩んだりもしましたが、せっかくプレイヤーの方たちにエンゲージする相手として選んでもらったので、けっこう乙女になるというか、恥ずかしがって言うようにしています。

――乙女っぽいマーリンは、想像ができないです。

日高私自身も、マーリンが女の子になる姿が想像できなくて。なので、エンゲージのシーンは私も緊張しながら演じていましたね。

――では、エンゲージするときのセリフは、ふだんよりも女の子らしいマーリンのイメージを固めて演じたのですか?

日高そうですね。どこまでやっていいのかをスタッフさんに確認したとき、「(プレイヤーに)選ばれた後なので、思いっきりやっちゃってください!」と言われて。それならばと、けっこう感情も出して演じています。このセリフはマーリンとエンゲージしないと聞けないので、選んでほしいなあ。

――エンゲージできるのはひとりだけですからね(笑)。

日高重婚できないのは、いまどきのゲームにしては珍しいですよね。たくさんいるヒロインの中から選んでもらえるのは、演じている側からすると、もちろんうれしいんですけど……。しかもエンゲージすると、強くなるのもうれしいですよね。

――そうですね。エンゲージするとブーストがかかって、レアリティの低いキャラクターも最高レアリティの★7クラスの強さになりますから。

日高すごいシステムですよね。私もほかの作品でレアリティの低いキャラクターを担当することがあって、正直、選ばれないだろうな、寂しいなって感じることもありました。でも本作なら、プレイヤーの皆さんに気に入ってもらえれば、強くなってずっといっしょに冒険ができるのは、すごくステキだなと思います。

――でも、マーリンは比較的選ばれやすいと思いますよ。最初に仲間になるヒロインですし、主人公の夢から生まれた分身なので。

日高それに本当にかわいいんですよね。自分が演じたキャラクターなので、より愛情は感じていますが、それを抜きにしてもマーリンみたいな女の子は友だちにも欲しいし、恋人でもアリだなと思います。表情もすごく豊かで、いっしょにいても飽きないんじゃないかな。

――そうですね。続いては、マーリンと日高さんが似ているところ、逆に似ていないところもお聞きしたいです。

日高私もツッコミ役に回りやすいのかな……。たとえばラジオをやっているときも、アワアワしながら先輩にツッコむことが多いので、そういうところは似ているのかなと思います。

――日高さんは真面目なんですね。

日高そうかもしれないですね(苦笑)。けっこう考えちゃうというか、頭でっかちになりやすいんです。あとお姉さんぶるという意味では、いまはそうでもないですけど、小さいころは大人っぽく見られたいとか、しっかりしなきゃという想いがあったりしたので、マーリンの気持ちがわかるなと思いました。

――マーリンと似てないところは?

日高似てないところってなんだろう……。あんまり思い浮かばないかも。

――マーリンと日高さんはよく似ているということで(笑)。続いて、日高さんが歌われている『ハードロマンチッカー』についてもお訊きしたいと思います。この曲を初めて聞いたときの印象は?

日高「めっちゃいい曲!」だと思いました。マーリンらしさをちゃんと出しつつ、とってもオシャレで、クセになる感じがあって、歌うのが楽しみな曲でした。歌詞に「ばきゅん!」や「ずぎゅん!」といった、印象的に残りやすい単語もあったりするので。

――レコーディングはスムーズに進んだのですか?

日高比較的スムーズでしたね。レコーディングもすごく楽しかった記憶があります。歌い終わった後も、「めっちゃいい曲ですね!」とスタッフさんに言って。和気あいあいとしたレコーディング現場でしたね(笑)。

――スタッフの方から、何かディレクションはありましたか?

日高ちょっと大人ぶった歌詞なので、「お姉さんぶるほうに振っていいですよ」とディレクションをしてもらいました。

――確かに、ちょっと上から目線な感じがありますよね。とくに注目してほしいフレーズ、好きなフレーズなどもお聞きしたいです。

日高やっぱり「ばきゅん!」や「ずぎゅん!」が好きですね。『ハードロマンチッカー』はもちろん、ほかの曲も錚々たるボカロPの方たちが手掛けているので、ぜひゲームをプレイして聴いてもらえるとうれしいです。

――わかりました。では、つぎは婚約の話題に。5人のメインヒロイン(レムレス、マーリン、ネムネム、ベアトリス、クラリッサ)の中で、日高さんが婚約したいと思うキャラクターは?

日高本命はマーリンなんですけど、どのキャラクターも魅力的なんですよね。まず、ネムネムとベアトリスは、ふたりいっしょにいるのが好きなんですよ。コンビとしてのふたりを見ていると幸せなんですよね。だからふたりのどちからと婚約するのは考えられなくて。

――あー、わかります。クラリッサは?

日高クラリッサは……かわいいのにヤバキャラなんだよなあ(苦笑)。

――(笑)。

日高最初にアイドルキャラと聞いていましたし、しかも演じるのが上坂すみれちゃんだから、クラリッサは歌もうまいんだろうなって想像していたんです。そしたら、まさかの音痴。しかも相当ですからね。友だちにはほしいんですけど、付き合うとなるとたいへんそう……。

――なるほど(苦笑)。

日高消去法で考えると、マーリン以外のキャラクターだとレムレスかな。ストーリーを進めていくと、ダメさ加減というか、恥ずかしがっているところ見せてくれるようなるんです。そういったところが、心を少しずつ開いてくれているようでうれしいですね。これは予想ですが、エンゲージするときは、レムレスもけっこうデレてくれるんじゃないかと期待しています。

――レムレスとエンゲージをする日が楽しみですね。マーリンはロリ/姉/魔女っ子、レムレスはクール/ツンデレ/ゴスロリと、それぞれ属性が設定されていますが、日高さんはどんな属性がお好きですか?

日高(資料を見ながら)でもひどくないですか。クラリッサは属性に“音痴”って書いてある。どんな属性なの(苦笑)。

――あー、確かに(笑)。

日高で、私が好きなのは、ロリ属性ですね。ロリっ子を演じる機会が多いのもあるんですけど、それは関係なしに、小さい子に惹かれることが多いです。本作だとネムネムやマーリンは、女の子らしい丸みが感じられてかわいいです。それにネムネムは、衣装も好きですね。おへそと胸のところがあざとい!(笑)。ドキッとするところがチラ見せで、出しすぎていないところもよくて。水着のように、肌色が多ければいいというわけじゃないんですよ。

――出せばいいってもんじゃないと。

日高そう! 隠れている中でのチラリズムがたまらないですね(笑)。

――強いこだわりを教えてくれてありがとうございます(笑)。『俺の妹。』とのコラボが発表されていますが、個人的にコラボしてほしい作品はありますか?

日高電撃文庫の作品にはたくさん出ているので、私が出た作品とはすべてコラボしてほしいです。「これ全部、日高が出ているじゃん!」って(笑)。

――(笑)。日高さんが演じるキャラクターどうしの掛け合いが楽しめそうですね。

日高じつは、『アクセル・ワールド』と『ソードアート・オンライン』のゲームで掛け合いをしたことがあるんです。中の人ネタみたいな感じで、「なんか声が似ているらしいよ」、「本当ですか」って。

――掛け合いはお手の物じゃないですか(笑)。

日高(笑)。でもなかなかできない経験なので、本作でもぜひやってみたいです。私が担当したキャラクターどうしで言い合いをしたりとか、マーリンがツッコミを入れたりするとおもしろそうですよね。

――夢が広がりますね。それでは最後に、ファンの方にメッセージをお願いします。

日高収録のときに、私自身、ストーリーや世界観に強く惹かれた作品です。本作では歌も歌わせてもらっているので、マーリンをリーダーにしつつ、曲を聞いてほしいなと思います。ステキなヒロインがたくさん登場しますが、ぜひマーリンのことを好きになって、婚約したときのセリフを聞いてもらえるとうれしいです。