20194月27日、28日に千葉・幕張メッセにて開催中の“ニコニコ超会議2019”。例年さまざまな催しを目当てに観客たちが集まるニコニコ超会議も、平成最後の開催。幕張メッセのホールすべてを使用し、多彩なコンテンツが集結している。現時点では2日間通しの累計人数はまだわからないが、記者が1日目の様子を見る限り、昨年よりも多くの来場者で賑わっているように感じられた。
ホール1~8は、企画ブースやステージイベントが大集合したメインホールとも言える場所。さまざまなライブステージに加えて、ボーカロイドの二次創作イベント“THE VOC@LOiD 超 M@STER 42”や、人気VTuberたちが一堂に集結した“VTuber Fes Japan 2019”の開催など、まさに文化祭ノリ的な、ニコニコ超会議らしい催しが盛りだくさんだ。
超ボーカロイドエリアでは、クリプトン・フューチャー・メディアによるボーカロイドブースが出展されている。このほかにも、人気ボカロPたちによるライブや、限定グッズの販売なども行われていた。
ホール8(最奥)で行われたのが、VTuberの祭典“VTuber Fes Japan 2019”。VTuberたちによるトークやライブなどのスペシャルステージが行われたほか、いくつかのブースではVTuberと直接コミュニケーションが取れる催しが多く実施されていた。
2019年4月26日に公開されたばかりの映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』のブースも登場。ここではアベンジャーズの面々や、マーベル・ユニバースのキャラクターたちに扮したコンパニオンたちが大集結し、マーベルファンたちを賑わせていた。また、映画のキャスト陣のサイン入りグッズなどがゲットできる、超激ムズクレーンゲームなども用意されていた。
〝中国版ニコニコ動画”とも言える、Blibili動画のブースも登場。ここでは基本的にVtuberや動画投稿者などによるパフォーマンスの生放送ステージが行われていたのだが、その人気はブース範囲を飛び越えるほどに圧巻。その生放送自体も、なんと100万越えの視聴者がいたほど! 独特のカルチャーで多くのファンを持つ、Blibili動画の人気を肌で感じられるブースとなっていた。
JALのブースでは、ステップカーやハイリフトローダーなど、旅客機を彩る作業用車両が展示。しかも普段は乗れないところに自由に登れちゃうという、なかなかに珍しい催しを行っていた。また、自衛隊ブースでは16式 機動戦闘車がドドーンと展示。パラシュートである13式空挺傘をバックに記念撮影も楽しめた。
ブラウザゲーム『エンゲージプリンセス』のブースでは、ヒロインたちのパネルが多数登場。レムレス、マーリン、ベアトリス、ネムネム、クラリッサの公式コスプレイヤーの撮影会も行われたほか、総勢100人以上の出演声優陣のサインがズラリ!
“超将棋”ブースでは、将棋の街として知られる、山形県天童市のイベント“人間将棋”を、ニコニコ超会議バージョンで開催。将棋のプロである棋士たちが、人間の駒を使って、ガチ対局。熱い対局内容はもちろんのこと、駒の動きを生演奏で披露するなどさまざまな趣向で楽しめるようになっていた。
超アニメエリアではステージイベントのほか、『ソードアート・オンライン アリシゼーション』と『はたらく細胞』をテーマにしたアトラクションを開催。どちらも身体を使って楽しめるものとなっており、とくに『はたらく細胞』のアトラクションは親子で参加している人たちが多かったのが印象的だった。
やや離れた位置にあるホール9~11は、“超音楽祭2019”などの大型ライブステージに加えて、コスプレエリアやユーザー主体でさまざまな催しを行う“超まるだけひろば”など、より自由なブースが盛りだくさん。また、超ゲームエリアや東方Projectの人気イベントの超会議バージョンの“博麗神社例大祭 超濃縮版”などもあり、ゲームファン向けのブースも多い。
“超「#コンパス」ステージ”は、その名の通り人気チームバトルゲーム『#コンパス 戦闘摂理解析システム』のブース。若いゲームファンたちから絶大な支持を集める『#コンパス』ということもあり、やはりその人気ぶりは圧巻。ステージイベントや記念撮影ブースなどの催しで、つねに大きな人だかりができていた。
“痛車天国 in ニコニコ超会議2019”では、個性的な痛車が会場に大集合。コスプレエリアのとなりということもあり、コスプレイヤーと合わせて撮影を楽しんでいる人が多かった。
アジアのアプリゲーム業界で超圧倒的な人気を誇るMOBA『伝説対決 -Arena of Valor-』の日本代表決定戦も開催。どこかゆる~い雰囲気のブースが多めの超会議だが、ここだけはガチのeスポーツムード!
ゲームエリアでは、さまざまなインディーゲームのほか、アナログゲームの体験会なども実施。また、アナログゲームはその場で購入することもできた。
超会議バージョンの“博麗神社例大祭 超濃縮版”では、東方Project二次創作の即売会が行われていたほか、ゲーム大会や東方楽曲のライブステージなども開催。東方ファンにはたまならいブースとなっていた。
最後にお伝えするのは、超まるなげひろばの“超ゼロぐらいから始めるミニ四駆2019”ブース。ミニ四駆を愛する大人から子どもまで……いや、ほとんど大きなオトナしかいなかった気がするが! ミニ四駆の展示や体験会、さらに大会も行われ、熱意あふれるミニ四駆ファンの聖地と化していた。
ニコニコ超会議2019は、まだまだほかにも見どころが盛りだくさん! 2019年4月28日(日)にはイベント2日目が開催されるので、ぜひ足を運んでみよう。