記念すべき日に大規模な大会がスタート
5月5日は何の日? そう、
荒野行動の日だ。
一般的にこどもの日としても知られる5月5日は『荒野行動』の記念日でもある。
11月21日はイーブイの日、9月13日は北斗の拳の日、11月11日はうまい棒の日だ。
ちなみに、5月5日が荒野行動の日というのは勝手に宣言しているわけではない。日本記念日協会に制定された紛れもない記念日である。
なぜ5月5日が『荒野行動』の日なのか。それはeスポーツ大会“荒野Championship-元年の戦い”が幕を開けるからである。
5人で戦うゲームであり、本大会のスローガンは「Fight for Five(5人のために戦う)」。“5”に縁があるゲームだけに、5月5日は荒野行動の日にぴったり。
参加者のエントリー受付は2019年4月27日からスタート。ちょっとした条件(※)はあるが、基本的には誰でも参加可能なオープン大会だ。
記念すべき日に、チャンピオンになるための第一歩を踏み出そう。
※条件:15歳以上、5~6人でチームを組むこと、など
『荒野行動』は多人数で戦って生き残りを目指すバトルロイヤルゲームだ。このジャンルにおいて人気はトップクラス。日本ではとくにモバイル版の人気が高く、プレイヤー人口は非常に多い(本大会もモバイル版で開催)。
おそらく参加人数がもっとも多いeスポーツ大会となるだろう。注目される有名人も、理論的に敵を追い詰める実力者も、ゲーム性が好きでふつうに本作を楽しむ人も、最終的には同じ条件で頂点を目指す。
大勢が、ひとつの目標に向かって、一斉に駆け出す。これはもはやお祭りだ。フェスだ。一体感とグルーヴ感がすごいことになる。
しかも、賞金総額は2500万円越えで、優勝チームには1000万円が贈られるという。できればファミ通.com読者からチャンピオンが誕生してほしいので、エントリーしやすいように要点を整理していく。
エントリーや詳細の確認は大会公式サイトへどうぞ。
https://www.knivesout.jp/esport2019/
4つの舞台を戦い抜こう
大会の開催スケジュールは以下の通り。
・エントリー
2019年4月27日(土)~2019年6月9日(日)
・全国オンライン予選
2019年5月5日(日)~2019年6月9日(日)
・オンライン選抜戦
西日本:2019年6月10日(月)~2019年6月16日(日)
東日本:2019年6月17日(月)~2019年6月23日(日)
・東日本王者決定戦 / 西日本王者決定戦(オフライン)
西日本:2019年7月7日(日)
東日本:2019年7月21日(日)
・荒野王者決定戦(オフライン)
2019年8月12日(祝・月)
全国オンライン予選
エントリー時に東西のエリアを選び、5週に渡って実施。各エリア・各週ごとに20チームずつ(合計200チーム)がオンライン選抜戦へ。成績は毎週リセットされるので、5回分のチャンスがあるということになる。
各週で最大30マッチ行い、成績上位10試合のポイントを集計して順位が決定。曜日によって実施時間が異なるので要注意だ。
【期間】
第1週:5月5日(日)~5月12日(日)
第2週:5月13日(月)~ 5月19日(日)
第3週:5月20日(月)~5月26日(日)
第4週:5月27日(月)~6月2日(日)
第5週:6月3日(月)~6月9日(日)
【実施時間】
月:19:00~23:00
火:19:00~23:00
水:19:00~23:00
木:19:00~23:00
金:19:00~23:00
土:14:00~23:00
日:14:00~23:00
【賞品】
オンライン選抜戦
自由な時間に挑戦できた全国オンライン予選とは異なり、オンライン選抜戦では指定の時間に最大9マッチを実施。決められた時間に決められた試合用ルームに入らないと該当試合には不参加となる。
成績上位5試合のポイントを集計し、東西20チームずつがつぎのステージに進出。なるべく全試合に参加したほうが突破できる確率は高くなるため、最後まで気は抜けない。
【期間】
西日本:2019年6月10日(月)~6月16日(日)
東日本:2019年6月17日(月)~6月23日(日)
【実施時間】
月:21:00(1試合)
火:21:00(1試合)
水:21:00(1試合)
木:21:00(1試合)
金:21:00(1試合)
土:21:00 / 22:00(2試合)
日:21:00 / 22:00(2試合)
【賞品】
東日本王者決定戦 / 西日本王者決定戦(オフライン)
ここがオフライン決戦の始まりだ。
東西の会場にプレイヤーが集結。“激戦野原”、“嵐の半島”、“東京決戦”の各マップで1マッチずつ行い、各会場9チームずつが栄えある大舞台“荒野王者決定戦”に駒を進める。
メンバー全員が1ヵ所に集まるため、試合間の打ち合わせを綿密に行える。連携が重要なゲームだけに、休憩時間の使いかたは大切だ。
なお、ここからは大会事務局が用意した端末を使うことになる。プレイ感が微妙に異なる可能性もあるので、選手には気を付けて臨んでほしい。
【日程】
西日本:2019年7月7日(日) ※大阪市内にて実施
東日本:2019年7月21日(日) ※東京23区内にて実施
(前日は準備日として会場で出場手続きを実施)
【賞品】
荒野王者決定戦(オフライン)
いよいよである。いよいよ、8月12日に王者が決まるのだ。
決戦の舞台に上がるのは東西王者決定戦を勝ち抜いた18チームだけではない。2019年3月に実施された“荒野HIGHシーズン2”の上位2チームも王座の争奪戦に参戦する。
試合数は5マッチ。“激戦野原”、“嵐の半島”、“東京決戦”で1マッチずつ行った後、ランダム抽選で選ばれた2マップで試合を実施する。
順位やキルで稼いだポイントを集計し、頂点に立つのはどのチームか。大舞台への慣れという意味では“荒野HIGHシーズン2”経験者が有利かもしれないが、虎視眈々と実力を磨いてきたダークホースが脚光を浴びる可能性もある。それもまた盛り上がりそうだ。
【日程】
2019年8月12日(祝・月) ※東京23区内にて実施
(前日は準備日として会場で出場手続きを実施)
【賞金・賞品】
他人事ではなく当事者に
本大会は『荒野行動』だけでなく、日本のeスポーツ界に少なからず影響を与えるものだ。
いま以上にeスポーツを盛り上げるために必要な要素は何か。さまざまな意見はあるだろうが、プレイヤーが増えること以上に大切なことはないだろう。
いまはトッププレイヤーや有名配信者による試合観戦を楽しむ“観戦勢”が増加中だ。観戦に加えて自分でもゲームをプレイすれば、選手たちの実力を肌で感じられるようになる。
たとえば、ゴルフ。プロゴルファーたちのスイングの美しさや力強さは、打ちっぱなしでもいいからクラブを握ったことのある人のほうが深く理解できる。
参戦するにしても、観戦するにしても、他人事ではなく当事者になれば、eスポーツはさらにおもしろくなる。
多くのエンジョイ勢が前のめりに“荒野Championship-元年の戦い”に参加することで、日本のeスポーツはひとつ上のレベルに進化するかもしれない。