『クロノ・トリガー』がTwitterトレンドワードに
週刊ファミ通2019年5月16日増刊号(2019年4月25日発売)で発表された、“平成のゲーム 最高の1本”。ファミ通.com上で行われたアンケートに、7100人以上ものゲームファンから回答が集まり、1位に選ばれたのは、既報の通り、1995年(平成7年)に発売されたスーパーファミコンの名作RPG『クロノ・トリガー』だった。
インターネット上の反応を見ると「納得の結果!」、「間違いなく名作!」といった共感の声に混じって「遊んだことない」、「遊んでみたい!」といった声もちらほらと。24年前のタイトルだけに、遊んだことがない人や、改めて遊びたいと思う人もいるだろう。
ということで、現在『クロノ・トリガー』を遊ぶならば、どの機種が遊びやすいのかをまとめて紹介しよう。
まずは『クロノ・トリガー』をご紹介。『クロノ・トリガー』は、1995年にスクウェア(当時)から発売された、スーパーファミコン用のRPG。『ドラゴンクエスト』の堀井雄二氏、鳥山明氏、『ファイナルファンタジー』の坂口博信氏が手を組んだドリームプロジェクトとうたわれ、大きな話題を呼んだ。
主人公のクロノを中心に、マール、ルッカ、カエル、ロボ、エイラなどの魅力的なキャラクター、“現代”、“中世”、“未来”、“原始”、“古代”と、あらゆる時代を駆け巡るストーリー、そして、いくつも用意されたマルチエンディングなど、特徴を挙げればキリがないほど。
“ATB(アクティブタイムバトル)Ver2”と名付けられたバトルは、『ファイナルファンタジー』シリーズでおなじみの時が流れる要素に、敵や味方の位置関係も付加。クロノとカエルの連携技“エックス斬り”では、ふたりが交差するように敵を攻撃するなど、技の発動時の位置も重要だった。
そして、いまでもファンを釘付けにするのが、光田康典氏が手掛けた楽曲。メインテーマはもちろん、「風の憧憬」といったフィールド曲も評価が高く、また一部の楽曲は『クロノ・トリガー』の続編『クロノ・クロス』でアレンジされて使われている。
『クロノ・トリガー』を遊ぶには、どの機種が必要?
『クロノ・トリガー』は、1995年のスーパーファミコン版発売後は、アニメーションムービーなどを追加したプレイステーション版(1999年)、2画面の対応と新規イベントなどが追加されたニンテンドーDS版(2008年)が登場した。
上記のスーパーファミコン版、プレイステーション版、ニンテンドーDS版などは、動くハードとソフトを持っていれば、そのまま遊べるが、そういったものがない人はどうやって遊べばいいか。オススメの選択肢は3つある。
PS3、PS Vita、PSP
プレイステーションのソフトをダウンロードして楽しめる“プレイステーション アーカイブス”として配信中。PS4ではプレイできないが、PS3、PS Vita、PSPならばプレイが可能だ。価格は1234円。
スマホ(iOS、Android)
スマートフォンやタブレットでもプレイ可能。iOS、Android、Amazon Fireなどでプレイでき、価格はいずれも1200円。スマートフォンの場合、物理ボタンがないため、慣れるまではやりづらい面はあるが、持ち歩いているスマートフォンでそのまま遊べるのは便利だろう。
PC(Steam)
Steamでも配信中。対応OSは Windows7/8/8.1/10 (32bit/64bit)。HD画質に対応しており、ドットなどがくっきり見られる。
番外編
以上が、現在『クロノ・トリガー』を遊ぶためのオススメの3つの方法だ。以前は、Wiiのバーチャルコンソールなどでも配信されていたため、すでにダウンロードしていた人ならば、Wiiで楽しむことも可能だ(Wiiのバーチャルコンソールソフトを購入する、Wiiショッピングチャンネルはすでにサービス終了している)。
そして、もうひとつだけ番外編が。遊べるゲームではないのだが、『クロノ・トリガー』のスーパーファミコン版のゲーム映像とともに音楽が楽しめる、サントラ“Chrono Trigger Original Soundtrack Revival Disc”が7月10日に発売される(詳細は下記の記事を参照)。このサントラをBlu-rayで再生すれば、プレイはできないものの、当時の雰囲気は十分に楽しめるはず。こういった振り返りも選択肢のひとつとしてはいいかもしれない。
※画面はSteam版のものです。