2019年4月6日と7日にベルサール秋葉原にて行われた、新作インディーゲームが集う大型イベントTOKYO SANDBOX 2019。多くの注目インディータイトルが集まったイベントの中から、Beep Companyブース出展されていた『Truberbrook(トルバーブルック)』を紹介していこう。
1967年のドイツの村を舞台に様々なキャラクターと手を組みながら謎を解き明かす
『Truberbrook』はドイツのデベロッパーである“btf”がリリースした、ポイント&クリックアドベンチャーゲーム。1967年のドイツを舞台に、若きアメリカ人物理学者のタンハウザーが村の謎を解き明かしていくミステリーが描かれていく作品だ。本作はクラウドファンディングを経て開発がスタートしたタイトルで、3月12日にはSteam版が配信となっており、今後プレイステーション4版、Nintendo Switch版の日本配信が予定されている。
本作最大の特徴はリアリティーと温かみを感じる背景のビジュアル。この背景は一度ミニチュアモデルを制作して3Dスキャナーで取り込み、アニメーションなどを織り交ぜたデジタル処理が行われたものだそうだ。
ゲームを遊んでみると、ストーリーはもちろん、リアルで緻密な世界にぐっと作品に引き込まれるような印象を受けた。また、ストーリの中には『X-ファイル』などの海外ドラマやゲームタイトルを始めとしたSFミステリーからのオマージュなども多く盛り込まれていて、ゲームの細部まで楽しめる作品だった。
現在開発は日本語版のローカライズが進められているということで、配信は初夏を目指して制作中とのこと。SFミステリー作品が好きな方はプレイステーション4版やNintendo Switch版が配信されるこの機会に、『Truberbrook』の世界に触れてみてはいかがだろうか。