TOKYO SANDBOX 2019で見つけた、『キャプテン翼』愛が溢れるタイトルとは?

 2019年4月6日と7日の2日間に渡り、ベルサール秋葉原にて行われていたインディーゲームの大型展示イベントTOKYO SANDBOX 2019。数多くの新作タイトルがところ狭しと展示されているなか、国内ではワーカービーからNintendo Switch版の発売が予定されている新作『がんばれ! スーパーストライカーズ』を出展を果たしていた。なんでもシュミレーションタイプのサッカーゲームということで、気になった筆者はブースを取材。本稿ではこのゲームの魅力をリポートしていこう。

サッカーの戦略的な部分をゲーム化したタイトルに

 『がんばれ! スーパーストライカーズ』は、オーストラリアのインディーゲームデベロッパーRese Games開発によるサッカーゲーム。ターン制のシミュレーション型サッカーゲームとなっており、碁盤のように区切られたピッチ上の選手を動かしながら試合を進めていく。ゲームをひとりで開発したルーベン・ガルシア氏は(スペイン出身だそうです)大ファンだったというテクモ版『キャプテン翼』に刺激を受けつつ、さらに戦略性を高めたものにしたいという思いから、タクティカルRPGかけ合わせたゲームの構想を思いつき、本作を作り上げたのだそうだ。シミュレーション部分では、『ファイナルファンタジータクティクス』などにインスパイアを受けたとのことだから、『キャプテン翼』と『ファイナルファンタジータクティクス』の出会いというのも、なんともイカしている。

ゲーム開発者のルーベン・ガルシア氏。ゲーム開発会社に所属しており、本作は勤務時間以外を使って数年間かけて開発したとのこと。さらに歌手活動もしているというから、アグレッシブな生きかたをされているなあ。
ブースには特製カードも置かれていた。

 試合は完全にターン制となっていて、自分のターン時は選手の移動、パス、タックル、シュートなどの行動から選んで行う。選手ごとに能力値が違うため、選手の特性をよく理解しながら動かしていくことが重要だ。ボールを持ってる自分の選手に対してタックルされたり、パスの軌道上に相手選手がいる場合はその都度勝負が行われ、選手のステータスや状況に応じた数値で成功か不成功が決められる。

 また、本作の大きな特徴のひとつが、アビリティと呼ばれる選手の持つ必殺技。行動に対して消費する数値“SP”とアビリティ使用に対して必要な“AP”を消費して、キャラクターによってさまざまな種類の必殺技をくり出すことできる。必殺技を使うことで行動の成功率を上げることができるほか、特殊な能力がある技などもあり、アビリティの使いどころが試合を大きく左右してくるようだ。

ルーベン・ガルシア氏のお気に入りの必殺技はファントムショット。シュートの軌道上に敵がいてもブロックされないシュートだ。

 ターン制ということもあり、流動的なサッカーとは一見かけ離れているようにも見えるが、守りの際にはオフサイドラインを上げたり、パスの軌道上に選手を配置してパスカットを狙ったりと、サッカーらしい戦術が重要となってくるため、タクティカルRPGを上手く融合させている印象を受けた。

 『がんばれ! スーパーストライカーズ』は、日本語にも対応しているSteam版は現在配信中で、前述のとおりNintendo Switch版のリリースに向けて絶賛移植作業中とのことだ。

イベント2日目の最後に行われたアワードの表彰式の直前に、急遽ルーベン・ガルシア氏がステージにサプライズ登場し、TVアニメ『キャプテン翼』のオープニングテーマ“燃えてヒーロー”を熱唱。とにかくお上手! そんなサッカー漫画愛溢れる同氏は「キャプテン翼ファンにぜひゲームを遊んでもらいたい」と本作について話していた。