2018年を代表する2作品がゲーム・オブ・ザ・イヤーの栄冠に輝く!
“ファミ通アワード2018”は、2018年1月1日~2018年12月31日までに発売または配信された家庭用ゲーム機のソフトや、スマートフォンや携帯電話、PCなどで、2018年の時点でサービスが行われているゲームを対象に、ユーザーから厚く支持され、かつゲーム業界の発展に多大な貢献をしたと認められる、優れたゲームを表彰する祭典。ファン投票によって受賞作を選定するもので、2005年の初開催から数えて14回目を迎える。
2018年を代表するソフトに贈られるゲーム・オブ・ザ・イヤーは、“ファミ通ゲームアワード2017”に続き、2作品が選出。『モンスターハンター:ワールド』と『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』の2本がゲーム・オブ・ザ・イヤーの栄冠に輝いた。
各賞の受賞タイトル・受賞者は以下の通り。
ゲーム・オブ・ザ・イヤー
2018年に日本国内で発売または配信されたゲームと、2018年の時点でサービス中のゲームの中から、もっとも優れていて印象に残った作品に贈られる賞で、“優秀賞”にノミネートされた作品より選出
『モンスターハンター:ワールド』/株式会社カプコン
『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』/任天堂株式会社
優秀賞(五十音順)
ゲームの世界観や斬新さ、奥深さ、ゲームファンを惹きつける魅力など、総合的に優れた作品に贈られる賞
『OCTOPATH TRAVELER(オクトパストラベラー)』/スクウェア・エニックス
『ゴッド・オブ・ウォー』/ソニー・インタラクティブエンタテインメント
『JUDGE EYES:死神の遺言』/セガゲームス
『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』/任天堂
『Detroit: Become Human』/ソニー・インタラクティブエンタテインメント
『ドラゴンクエストビルダーズ2 破壊神シドーとからっぽの島』/スクウェア・エニックス
『Fate/Grand Order』/FGO PROJECT
『フォートナイト』/Epic Games, Inc.
『ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』/ポケモン
『Marvel's Spider-Man(スパイダーマン)』/ソニー・インタラクティブエンタテインメント
『モンスターハンター:ワールド』/カプコン
『レッド・デッド・リデンプション2』/Rockstar Games, Inc.
ルーキー賞
新規タイトルの中で特に優れた作品に贈られる賞
『OCTOPATH TRAVELER(オクトパストラベラー)』/スクウェア・エニックス
『Detroit: Become Human』/ソニー・インタラクティブエンタテインメント
フェイバリットアプリ賞
年間でもっともユーザーに愛されたゲームアプリに贈られる賞
『LINE:ディズニー ツムツム』/LINE
特別賞
革新的なアプローチでゲーム業界に新たな潮流をもたらした作品、技術、商品に贈られる賞
『ASTRO BOT:RESCUE MISSION』/ソニー・インタラクティブエンタテインメント
最優秀キャラクター賞
もっとも印象に残った、お気に入りのゲームキャラクターに贈られる賞
カービィ(『星のカービィ』シリーズ)
最優秀ゲームミュージック賞
ゲームを盛り上げた楽曲やBGMが印象的だったゲームタイトルに対して贈られる賞
『OCTOPATH TRAVELER(オクトパストラベラー)』/スクウェア・エニックス
最優秀ゲームメーカー賞
もっとも活躍したゲームメーカーや開発会社に贈られる賞
カプコン
MVP
ゲーム業界においてもっとも活躍し、影響を与え、輝いていた人物に贈られる賞
桜井 政博氏/ソラ
『モンハン』シリーズは圧巻の6度目の受賞、『スマブラ』シリーズは初の戴冠
ゲーム・オブ・ザ・イヤーのダブル受賞は、2005年の『キングダム ハーツII』と『バイオハザード4』、2006年の『ファイナルファンタジーXII』と『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』、2007年の『モンスターハンターポータブル 2nd』と『スーパーマリオギャラクシー』、2017年の『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』と『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』に次いで5回目。
また、『モンスターハンター』シリーズのゲーム・オブ・ザ・イヤー獲得は、『モンスターハンターポータブル 2nd』(2007年)、『モンスターハンターポータブル 2nd G』(2008年)、『モンスターハンターポータブル 3rd』(2010年)、『モンスターハンター 3(トライ)G』(2011年)、『モンスターハンター4』(2013年)に次いで、今回が6回目の受賞。
『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズは、『大乱闘スマッシュブラザーズX』(2008年)、『大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U』(2014年)、『大乱闘スマッシュブラザーズ for 3DS』(2014年)がともに優秀賞に選出されていたが、ゲーム・オブ・ザ・イヤーは今回が初の受賞となる。
【ファミ通アワード2018 ゲーム・オブ・ザ・イヤー受賞コメント追記】
『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』の受賞ステージに登壇したのは、シリーズを通してディレクションを担当している桜井政博氏。
桜井氏は「この作品は紅白歌合戦のようなものですので、賞をいただくという点においては適切ではないのかもしれませんが、全員参戦や、その他いろいろなコラボを実現したということが、高く評価された結果だと思っています。本作はいろいろなコンテンツをお借りしており、非常に多くの開発スタッフや、いろいろな方々のご協力をいただくことでできています。いろいろなものを一手に預かり、ゲームを作るということは、とても楽しいです。いまダウンロードコンテンツを作っていますが、しばらくお待ちください。そして、これからの展開にもご期待ください」と、感謝の気持ちを表していた。
『モンスターハンター:ワールド』の受賞ステージでは、プロデューサーの辻本良三氏とエグゼクティブディレクター/アートディレクターの藤岡要氏、ディレクターの徳田優也氏が登壇。
徳田氏は、「苦労する部分もたくさんありましたが、このように評価していただき、チームメンバー一同、報われた気持ちでいっぱいです」と、よろこびの声を披露。
藤岡氏は、「本作は立ち上げの時からチーム体勢やワークフローのすべてを見直し、社外の方々にもご協力をいただいています。その際、かなり無理をしてもらったこともありますが、「必ず代表作にするのでお願いします」と言って、最後まで粘り強くご協力いただきました。今回、このような賞をいただくことができ、嘘つきにならずによかったと安心しています。これまで15年積み上げてきたものが、ここまでグローバルに遊んでもらえるタイトルになったということは、シリーズとしてもうれしく思っています」と、歴史あるシリーズの重みとともに、感謝の気持ちを述べていた。
最後に辻本氏は「今回、世界同日発売ができたのも、これまでのシリーズを育てていただいた日本のファンのお陰です。ですので、日本でこのような賞をいただけたということは、本当にうれしく思っています。ここで歩みを終わらせるつもりはありません。これからもユーザーといっしょに走り続けていきたいと思っていますので、これからもよろしくお願いします」と、今後の活躍を期待させてくれるコメントが飛び出していた。