2018年11月、東京にあるラフォーレ原宿にてアパレルブランド“THUNDERBOX”と、『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』とのコラボレーションアイテムを中心に取り扱うポップアップストア(期間限定の店舗)“SONIC THE HEDGEHOG×THUNDERBOXPOP UP STORE at Laforet HARAJUKU”が開催された。ラフォーレ原宿初のゲーム関連ポップアップストアということで、本ストアを手掛けたTHUNDERBOXの森田氏に、反響やコラボレーションの経緯など、話をうかがった。
“SONIC THE HEDGEHOG×THUNDERBOXPOP UP STORE at Laforet HARAJUKU”とは?
THUNDERBOXと『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』とのコラボレーションアイテムを中心に取り扱うポップアップストア。新作の販売も。
※ポップアップストアは2018年11月16日で終了しています。
森田ツヨシ(もりたつよし)
THUNDERBOXのデザイナー。“今後コラボレーションしたいゲームは?” と質問してみたところ、「『ロックマン』のカッコイイ服を作りたい」と回答。
ゲームを知らなくてもカワイイものに反応
――まずは、THUNDERBOXのコンセプトや立ち上げの経緯について教えてください。
森田 もともとアパレルブランドのデザイナーや生産管理の仕事に携わっていたのですが、2010年に独立してTHUNDERBOXというブランドを立ち上げました。服作りのノウハウを身に付けたうえでブランドを立ち上げたので、クオリティーに関してはかなりこだわっていると言いますか、ウリにしています。THUNDERBOXのコンセプトは、マンガや映画、アニメ、音楽、オモチャなど、自分の好きなカルチャーを色濃く落とし込んで、おもしろいモチーフだけど洋服として成立している、というのがポイントですね。
――どのアイテムもデザインがカッコイイですよね! 独立から8年の時を経て、ラフォーレ原宿初のゲーム関連ポップアップストアを2018年11月にオープンされましたが、反響はいかがでしたか?
森田 思っていた以上にたくさんの反響をいただきました。『ソニック』ファンの方もそうとう来ていただきましたし、『ソニック』を知らない若い女の子たちも、キャラクターとしてカワイイからと言って商品を購入されていました。ショップにはメガドライブ版の『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』をプレイできる環境も用意していて、『ソニック』を知らないという方には実際にゲームを遊んでもらって、そこで初めてメガドライブや『ソニック』を知っていただき、洋服も購入していただく、というようなすごくいい流れがありましたね。
――なるほど。そもそも『ソニック』とのコラボレーションは、どのような経緯で展開されることになったのでしょうか?
森田 THUNDERBOXのフラッグショップである“謎の店”が主催しているイベントに、知人の西村ケンサクさん(セガ・インタラクティブの宣伝担当)が、『ソニック』の広報の方を連れて来られたのがきっかけですね。そこから急激に広報の方と仲よくなって、コラボレーションのオファーをいただきました。コラボレーションするにあたり、アパレルブランドである意味をしっかり出したかったので、単発でアイテムを出すのではなく、ある程度まとまったコレクションピースとして展開することになりました。
――コラボレーションアイテムをデザインする際に、気をつけていることはありますか?
森田 グッズと言うよりは、アパレルブランドが作る洋服として、着てカッコイイものという部分に気を遣っています。
――ラフォーレ原宿のポップアップストアをオープンする際にこだわられたところ、苦労されたところはありますか?
森田 ポップアップストアに向けて新たに10型ほど作ったのですが、ラフォーレ原宿のメインの客層が若い女性なので、エミーちゃんをモチーフにしました。ただ、ハートのモチーフやテイストなど、ふだんはあまり使わないのですが、それが新鮮でやっていてすごく楽しかったですし、THUNDERBOXのよさも出せたのではと思います。
――2019年はどのような展開を予定されているのでしょうか?
森田 新作の展示会や、謎の店の一角を使って、僕の好きな作家さんのよシまるシンさんを始め、さまざまなポップアップなどを予定しています。
※“謎の店×NAZOSK×よシまるシン POP UP STORE”は2019年3月12日で終了しています。
写真右:横島拓也氏(THUNDERBOXのショップマネージャー。謎の店の店長を務める)
THUNDERBOXフラッグショップ謎の店
東京都中野区中野5-32-9 3階
OPEN▶13:00~20:00 水曜定休
Twitter▶@nazo_no_mise
※人名に誤りがあったため該当箇所を修正しました。読者並び関係者の皆様にご迷惑をおかけしたことを、ここに深くお詫びいたします。