世界最高峰の競技シーンに飛び込むために必要なこととは?
プロゲーミングチーム・DeToNator代表の江尻勝氏が書籍『DeToNatorは革命を起こさない ゲームビジネスで世界を目指す』を執筆した。
DeToNatorはesportsがいまのように盛り上がる前から実績を積み上げてきたチームだ。所属ストリーマー(配信者)たちのフォロワー数は合計で数十万人にも上り、実績・人気ともに日本トップクラス。
2019年3月30日には、チーム創設10周年の記念イベントをサンリオピューロランドで開催。イベントではキティちゃんやサンリオキャラクターとのコラボグッズも販売される。
一見すると順風満帆なものの、江尻氏はただゲームをプレイするだけではチーム運営が立ち行かなくなると判断。将来的にもゲームで生きていくには、そして世界トップの競技シーンに飛び込むにはどうするべきか。江尻氏の行動や考えがまとめられた一冊になっている。
発行:Gzブレイン、発売:KADOKAWAで、発売日は2019年3月30日。全160ページで、価格は1300円+税。
Amazon.co.jp『DeToNatorは革命を起こさない』ページ
『DeToNatorは革命を起こさない』収録内容
本書のテーマは“ゲームと歩むためのビジネス論”。DeToNatorは日本のesports業界に当てはめると型破りだ。だが、世界に目を向けるとそれこそが“王道”であると気づかされる。
いちゲーミングチームはいかにして世界的なキャラクターテーマパークとコラボするまで成長できたのか。その理由も読み取れるだろう。
【CHAPTER:0】
DeToNatorが目指す道
【CHAPTER:1】15歳からの若者を導く教育事業
親は最大にして最初のスポンサー
『PUBG』最高峰のシーンを疑似体験
ゲーミングチーム=人を育成する場所
など
【CHAPTER:2】ライブストリーミングを活用した広告事業
ストリーマーの個性を尊重してブランド力を育てる
消耗品扱いからの脱却
ストリーミング会社設立の可能性
など
【CHAPTER:3】海外競技シーンへのあくなき挑戦
東南アジアの競技シーンが熱い
最前線で戦う選手に成果報酬を
プロシーンを根付かせるにはフルタイム制の導入が不可欠
など
【CHAPTER:4】日本と世界におけるeスポーツの相違点
将来への“危機感” が大きな原動力
企業は何のために大規模な大会を開くのか
日本eスポーツ連合(JeSU)への期待
など
【FINAL CHAPTER】
成功するために革命は不要だ