有野課長(ありのかちょう)
お笑いコンビ“よゐこ”の有野晋哉氏が扮する、株式会社ゲームセンターCX興業の社員。番組では毎回、助っ人ADと協力しながら、さまざまなゲームに挑戦。ゲームイベントの舞台にも立ち、根気強いプレイで多数のタイトルをクリアーしてきた。
スタッフといっしょに対戦プレイを満喫!
──初めてプレイされたゲームや、思い出深いタイトルがあれば教えてください。
有野初めて遊んだのは、親戚のおじさん家にあったエポック社のテレビテニスですね。うちにファミリーコンピュータがやってきたのは、僕が中学3年生のときで、いっしょに買ったソフトは『影の伝説』でした。
──そこからゲームにハマっていったと?
有野それが、高校時代はバンドにハマり、ぜんぜんゲームはやっていなくて。本格的にやるようになったのは、上京してからですね。
──それはどういった理由で?
有野いっしょに遊ぶ友だちがいなかったんです。それで、週に3本くらいゲームを買って、ずっと遊んでいました、独りで。
──ものすごいペースで遊ばれていたんですね。ちなみに、そのころプレイされた中で、印象に残っているタイトルはありますか?
有野『リンダキューブ アゲイン』ですね。ポケベルに届く指示に従い、雄と雌の動物を捕まえていくゲームなんですけれど、これがおもしろくて。ひたすらやり込んでいました。ほかにもいろいろと、癖の強いゲームが多すぎて、番組のスタッフも知らないタイトルばかり。挑戦ソフトには挙がらないという。
──どういったジャンルがお好きですか?
有野パズルゲームですね。プレイステーションで『I.Q Intelligent Qube』が発売されたときは「なんておもしろい!」と衝撃を受けました。当時はクリアーできなかったけれど、番組でプレイして、エンディングを見ることができました。お仕事って怖いですね。
──感慨もひとしおだったのでは?
有野でも、難易度がレベル0だったことが発覚して。恥ずかしい気持ちもひとしおでしたね。
──続いて、『有野課長のLove Letter』についてお聞きします。『ゲームセンターCX』がカードゲームになることを知ったときの、率直な感想を教えてください。
有野番組からはいっさい連絡がなくて、じつはTwitterで知りました(笑)。先日、番組アプリ用に藤本君(演出:藤本達也氏)と阿部さん(カメラマン:阿部浩一氏)、菅さん(プロデューサー:菅剛史氏)とでいっしょに遊びましたが、藤本君をすぐにアウトにしたのが気持ちよかったですね。スタッフ的には最後に誰のカードが強いのかってところで盛り上がりたかったのでしょうけど。そこも醍醐味です。
──スタッフの皆さんと、自分たちが描かれたカードゲームで遊ばれたわけですね。各カードの効果や設定で、皆さんの個性が反映されているところはありますか?
有野プロデューサーの菅さんのカードの強さが、いちばんしょぼいところがいいですね。手札に回ってくるたびに、みんなから「このカードいらない」と言われていました。イラスト部分に友だちや上司の写真を貼ったりして、自分たちでアレンジを加えて、独自のルールで遊ぶのもいいかも! 次回から「菅さんポイ捨て!」って言おう。
──新たなルールを作り出していく、というのはおもしろいですね。ちなみに、イラストに関してはどういった印象をお持ちですか?
有野特徴を捉えているけど、松井君(ディレクター:松井現氏)ならもうちょっと汚く、岐部先生(構成作家:岐部昌幸氏)なら背景をピンクにして、オネエっぽくしてもよかったんじゃないかな……と思いますね(笑)。
──話題は変わりますが、昨年開催された“ゲームセンターCX 15th感謝祭 有野の生挑戦 リベンジ七番勝負”についてもお聞きします。振り返ってみて、同イベントの感想は?
有野芸人のステージは長くても2時間以内なので、最初に4時間もあると聞いたときは「長すぎる!」と思いました。お客さんも途中で飽きてしまうんじゃないか……と不安でしたが、いざやってみると、皆さん最後まで楽しんでもらえたようで。僕自身も楽しくって、やってよかった。またやりたいですね。ただスタッフ的には、問題点もあったみたいです。
──問題点と言いますと?
有野僕がステージから降りたと思ったら、アンコールがかかって、また登壇して。それも終わってラストかなと思ったら、今度は菅さんが締めの挨拶を勝手にしたりと、それを見てまた課長が登壇していって、「どこで終わるんだ!」って最後が決めきれないらしくて。ラストが異なるDVDが、複数発売されるかも(笑)。
──今年はオーケストラとコラボした『ゲームセンターCX シンフォニー』も開催されるそうですが……。
有野以前、何気なく「オーケストラをバックにゲームをプレイできたら楽しそう」と話したことがあったようで、それをスタッフが本気にして、コラボイベントを実施することになりました。とはいえ今回は、課長ファンよりもクラシック音楽のファンの方が多くなりそうですね。「課長のゲームプレイはいいから、音楽を聴かせろ!」と言われないように、がんばります。あ、ラストはちゃんと決めておきます。
──イベントの大成功、期待しています。それでは最後に、読者の皆さんに向けてひと言お願いします。
有野昨今はオンラインゲームが流行っていますが、実際に対面して、ほかのプレイヤーの顔色を見ながら駆け引きをするゲームというのもおもしろいので、この番組のカードゲームで遊んでいただきたいですね。遊びながら覚えられるくらいルールも簡単なので、持ち歩いてください。で、課長を見かけたら、ぜひ勝負を挑んでください。勝てそうな子ども以外、「時間ないんで」ってちゃんと断りますよ。
イベント情報

『ゲームセンターCXシンフォニー presented by JAGMO』
開催日:4月29日(月・祝)
昼の部:開場12:30 開演14:00
夜の部:開場17:00 開演18:00
場所:東京オペラシティ コンサートホール タケミツメモリアル
●チケット先行販売(抽選)受付中!
商品情報

『ゲームセンターCX 有野課長のLove Letter』
発売中/2000円[税抜](2160円[税込])