オニオンゲームスが開発を手掛けたRPGアプリ『勇者ヤマダくん』。2018年12月20日に惜しまれつつ運営が終了した『勇者ヤマダくん』の最後のお別れイベントとしてオニオンゲームスが開催した‶ヤマダくん告別式生放送!第21回 オニオン秘密基地FRESH!“のリポートをお届けする。

 ゲームクリエイターのヤマダさんの葬儀が2018年12月20日、東京都のオニオンゲームス社内で営まれた。ヤマダさんと交流のあったゲームクリエイターや声優、オニオンゲームスの社員が、裸一貫でゲーム作りにいそしんだヤマダさんとの別れを惜しんだ。

ヤマダさんと長年交流を深めたゲームクリエイター木村祥朗氏の弔辞

 祭壇にはヤマダさんがお気に入りのスタイルだったという下着一枚と思われる、上半身裸で穏やかな笑顔の遺影が飾られた。線香を灯したロールケーキや、昇天おめでとうと書かれたワンホールケーキなど、甘いものも供えられた。

 弔辞を読んだのは、喪主を務めたオニオンゲームス代表でゲームクリエイターの木村祥朗氏。大手ゲーム会社を辞めて、ひとりでオリジナルゲームの開発に打ち込んでいたヤマダさんと木村氏は長年寄り添うようにして励ましあった仲。

ヤマダさんが生前好きだったおにぎりも供えられた。

ゲーム作りに打ち込んだヤマダさんとの思い出

 また、ヤマダさんとも交流があったサラリーマンクリエイターのヨシナガ氏や、人気シューティング『東方』シリーズとヤマダさんのゲームがコラボレーションした際に、キャラクターの声で参加した声優の綾里まるさん、ヤマダさんのゲームの音楽を手掛けたスタジオカリーブの杉山圭一氏も弔問に訪れ、主題歌『逆行人生』を歌うシンガーソングライターのカオリーニョ藤原さんに木村氏とともに会いに行ったことや、英語版の主題歌は、とある海外の大物アーティストが匿名で歌っていたことなどを明かした。

 現在オニオンゲームスではスマートフォン用のパズル作品『Million Onion Hotel』や、Nintendo SwitchやSteam用のシューティングゲーム『BLACK BIRD』といった作品をリリースしているが、働いている社員の方々もヤマダさんとの交流には深い思い入れがあったことが語られた。グラフィックデザイナーの倉島一幸氏が、何もない四畳半でゲームを開発し続けていたころのヤマダさんの姿を切々と振り返った。

 思い出話が尽きない中、最後に喪主の木村氏が「ヤマダくんは、みんなのおかげできっと天国に行けました」と、お別れのあいさつ。お酒も好きだったヤマダさんへ皆で献杯し、棺は会社を後にした。

 

※注:ヤマダさんは『勇者ヤマダくん』に登場するゲームキャラクターです。本作はOnion Gamesを木村氏が立ち上げたころから開発が始まった作品で、同社初の運営タイトル。ひとりで自作ゲームの世界で勇者となる主人公のヤマダくんは、生き生きと愛されたからこそ、こうした葬儀が執り行われても違和感がなかったのかもしれません。ちなみに、わたしの知る限りメーカーが公式でゲームキャラクターの葬儀を執り行うのは、世界初かも……? 貴重な体験をさせていただいたことも合わせて、楽しい時間をくれたヤマダくんのご冥福をお祈りします。なお、本文中には一部フィクションが混じっています。

 じつは、そんな『勇者ヤマダくん』や、オニオンゲームスの最新作『BLACK BIRD』の楽曲がライブ演奏で楽しめるイベントが開催予定! ぜひこちらもチェックしてみてほしい。

「タマネギ音楽祭2019 ?アイツらが帰ってきた!」概要

日時:2019年3月3日(日) 
開場 17:00/開演 17: 30 終演 19:50予定(アンコール含む)
場所:秋葉原CLUB GOODMAN(http://clubgoodman.com/
チケット代金:前売(椅子席・立ち見)¥3,300/当日¥ 3,800
入場者特典付き
チケット購入https://t.livepocket.jp/e/b1w_t
前売り販売期間:1/ 12(土)11:00~3/ 2 (土)23:59

出演
Trillion Black(谷口博史バンド)
北薗彩佳
杉ヤマダ洋とクール・ファイブ(杉山圭一バンド)
ボーカル :杉山圭一
ギター:影山昇太郎
ベース:アイザワヨシノブ
キーボード:おおくぼけい
サックス:山本茉莉奈
ドラム:鍵山喬一
コーラス :くんろく、黒田基介
ゲスト:岡宮道生
+開発者トーク
※敬称略

 杉山バンドは前回のリベンジに加え、先日Twitterで実施した演奏曲リクエストのアンケート結果を発表!

 谷口バンドは『BLACK BIRD』の楽曲を、今回のライブ限定の特別楽器編成で演奏!ゲーム内楽曲を歌っているオペラ歌手の北薗彩佳さんも生出演!

 さらに、『チュウリップ』など谷口博史氏が手がけた過去作品からも演奏!