2019年2月28日にプレイステーション4版が、2019年3月6日にPC版が発売予定の『LEFT ALIVE』。発売を目前に控えた本作の総まとめ記事をお届け。

 スクウェア・エニックスより、2019年2月28日にプレイステーション4、2019年3月6日にPCで発売が予定されている『LEFT ALIVE』。圧倒的に不利な状況下で、それぞれ戦場に孤立した3人の主人公が、生き延びるために戦うサバイバルアクションゲームだ。人気シミュレーション『フロントミッション』シリーズの世界観を受け継いでいるのに加え、プロデューサーに橋本真司氏、ディレクターに鍋島俊文氏、キャラクターデザインに新川洋司氏と、豪華なスタッフ陣が揃い踏みの期待作。本稿では、まさに発売目前である本作の事前情報を総まとめ。サバイバルの幕開けに備え、しっかりと予習しておこう。

『LEFT ALIVE』の物語と世界観

 本作の舞台となるのは、対立し合う2国家――ガルモーニヤ共和国とルテニア共和国の国境にある街、ノヴォスラヴァ。一見すると小国間の対立に思える争いの背景には、大国の影が見え隠れする。それは物語が進むに連れて明らかになっていく。

STORY

西暦2127年12月

黒海近傍に位置する“ガルモーニヤ共和国”は、
隣国“ルテニア共和国”に対し、突如宣戦を布告

国境の町“ノヴォスラヴァ”への侵攻を開始した

奇襲を受けたルテニア軍の防衛部隊は総崩れとなり、
戦いは瞬く間に終わったかに見えた

しかし、そのかたわらで
戦禍のもとに取り残された人々の“生存”を懸けた戦いは
いままさに始まろうとしていた――

世界各国の情勢

O.C.U
アジア・オセアニア諸国による大規模国家連合。正式名称は、オシアナ共同連合(Oceania Cooperative Union)。太平洋西岸一帯に巨大な経済圏を確立しており、U.S.N.とは対立関係にある。

U.S.N
南北アメリカ大陸諸国による巨大連邦国家。正式名称は、ニューコンチネント合衆国(United States of New continent)。O.C.U.とは宿敵とも言える関係にあり、過去には幾度かの戦争が勃発している。

ザーフトラ共和国
世界最大級の領土を持ち、O.C.U.やU.S.N.に比肩する北方の大国。過去、いくつもの国際的陰謀に関与して国際社会での地位を失墜、政治経済の混乱期が続いたが、近年、劇的な復興を果たす。黒海沿岸から中央アジア、東欧諸国と歴史的に深いつながりがある。

ガルモーニヤ共和国
黒海近傍の小国。ザーフトラと政治的・経済的に強い結び付きを持ち、隣国ルテニアとは対立関係にある。本来は同一の国家であったルテニアとガルモーニヤだが、ザーフトラの復権によって同国との関係性を巡る国内対立が激化。最終的に国は東西に分裂し、親ザーフトラ派が多数を占める東側がガルモーニヤ共和国として成立した。ザーフトラから黒海を経由する貿易や資源輸出の中継地点として、さまざまな恩恵を受けているため、同国への経済的依存度が高く、独立国家としての脆弱性を抱えているといわれる。

ルテニア共和国
黒海近傍の小国。かつてはガルモーニヤと同一の国家であったが、ザーフトラ復権の影響を受けて東西に分裂した。ルテニアは旧国家の西半分を領有し、反ザーフトラ派住民が多数を占める。両国は独立後も緊張関係にあり、とくに国境にあるノヴォスラヴァ一帯の領有権を巡る対立が続いている。東側に対して経済的基盤が貧弱であり、加えて政治・経済面での混乱が長期化していることから、貧困や治安の悪化が拡大している。

ノヴォスラヴァ
ガルモーニヤとルテニアの両国家の国境に位置する街。両国でも有数の規模を持つ同市は、本来は反ザーフトラ派の住民が多数を占めていたが、東西分裂に際してザーフトラによる露骨な介入が行われ、その結果、ガルモーニヤ領となった。こうした強引な手法は、住民のガルモーニヤへの反発を招き、分裂直後からルテニアへの帰属を求める運動が頻発した。そして最終的に運動は成功し、同市はルテニアへと併合された。

死地からの生還を目指す、3人の主人公たち

 主人公は、境遇や立場などがまったく異なる3人。プレイヤーは、チャプターごとに異なる主人公を操作し、3人それぞれの視点から物語を読み解いていくことになる。

ミハイル・アレクサンドロヴィチ・シュヴァーロフ
Mikhail Alexandrovich Shuvalov

 ルテニア陸軍第二機動小隊所属のヴァンツァーパイロット。経験は浅いが、パイロットとしての基礎能力は高く評価されている。しかし、軽微な規律違反行為が目立ち、軍内部では問題児扱いされることが多い。ノヴォスラヴァの防衛任務についていたが、敵主力と目されるヴァンツァー部隊によって部隊は壊滅。自身は機体から脱出するも、戦場で孤立してしまう。

Mikhail's Story

ノヴォスラヴァ市街で勃発した戦争により、戦場へ駆り出された若きヴァンツァーパイロット、ミハイル。敵の圧倒的戦力を前に多くの仲間は倒れ、気付けばひとり、戦場に孤立していた。生き残った仲間と合流を試みる中、ノヴォスラヴァ市街でフリージャーナリストのパトリックと出会う。彼は、ある依頼をこなす代わりに、脱出経路を教えてくれるという。信用できるわけではないが、協力して脱出経路を教えてもらう以外に生き残る道はない。そのひとつの依頼が発端となり、新型ヴァンツァー盗難事件を始め、ミハイルはこの戦争の背景にある深い闇に巻き込まれていく――。

レオニード・フョードロヴィチ・オステルマン
Leonid Fedorovich Osterman

 ノヴォスラヴァ解放運動グループ“NGFP”の元幹部。それ以前は傭兵で、グループからは用心棒役として雇用された。後にグループ指導者が暗殺された際、彼自身は犯行を否定するも、その実行犯としてとらえられ、死刑判決を受けてしまう。公には刑は執行されたことになっているが、実際には投獄され続けている状態だった。罪を着せられた経緯も、生かされ続けた理由も、彼自身は知らない。

Leonid's Story

ルスラン暗殺という身に覚えのない罪に問われ、処刑されたはずのレオニード。しかし極秘裏に投獄され続けていた彼は、戦闘勃発によるノヴォスラヴァ市街の混乱に乗じて脱走する。遭遇したオリガによってルスランの生存を聞かされ、混乱と怒りにかられたレオニードは、自らを陥れた犯人を突き止めるべく、ルスランを追う決心をする。ルスランの影を追う最中に再会した同NGFPメンバーのソフィアは、ルスランについて、何らかの事情を知るそぶりを見せる。なぜ生かされ続けていたのか――? ルスランはいったい何者なのか――? 謎はさらに深まっていく。

オリガ・セルゲーヴナ・カリーニナ
Olga Sergeyevna Kalinina

 ノヴォスラヴァ市警察の警察官。以前はガルモーニヤ軍のヴァンツァーパイロットだったが、ノヴォスラヴァの解放運動にともなって発生した軍と民衆との武力衝突に巻き込まれる形で娘を失い、それを契機に除隊する。ルテニアによるノヴォスラヴァ併合に際して同国国籍を取得し、以後警察官に。警察官としても優れた能力を発揮し、治安維持に奔走するが、一部からは単独行動が目立つと評されている。現在は頻発する行方不明事件を追う。

Olga's Story

ノヴォスラヴァ市警察の警察官。かつてはガルモーニヤ軍人だったが、ひとり娘を失うという悲劇を契機に除隊した。頻発する行方不明事件を追う中、関与が疑われる人物に会うため、オリガは郊外のスラムを訪れる。そこでひとりの少女ユリアと偶然出会うが、ガルモーニヤ軍の急襲によりはぐれてしまう。その後、脱出ルートを模索する中でオリガは幾度かユリアに遭遇。かつて亡くした娘と重ね、彼女を救いたいと強く思うようになっていくが、ユリアはオリガを拒絶し、走り去ってしまう――。

誰が、いつ、暗躍しているのか? 物語を形作る重要人物たち

 3人の主人公たちと浅からぬ因縁や深い関係性を持つ登場人物。彼らは、それぞれがストーリーの鍵を握り、幾度となく姿を現しては、意味深な言葉を残していく。

ルスラン・アルセーニエヴィチ・イズマイロフ
Ruslan Arsenyevich Izmailov

“NGFP”の元リーダー。優れたリーダーシップと高いカリスマ性を持ち、素人集団だったNGFPを、瞬く間に本格的な組織へ成長させた。運動末期、同グループの幹部だったレオニードに暗殺されたはずだったが、その2年後、ノヴォスラヴァ市街で目撃される。

過激派組織“NGFP”

 ノヴォスラヴァのガルモーニヤからの離脱を主張し、活動していたグループ。正式名称は“民衆のための新たなる栄光(New Glory For the People)”。当初は穏健な活動を主体としていたが、規模を拡大するにつれて過激路線へと転向。運動を本格的な武装闘争へと発展させ、解放運動全体の中心的存在となった。運動末期、リーダーであったルスラン・イズマイロフが暗殺され、その直後にルテニアによるノヴォスラヴァ併合が実現したことから急速に存在感を失い、自然消滅的に活動を休止した。

ソフィア・グリゴーリエヴナ・アレクセエヴァ
Sofia Grigorievna Alexeeva

“NGFP”の元メンバー。ルスランの秘書として行動をともにし、彼の理念に深く心酔していた。ルスラン暗殺後、内部分裂を繰り返してNGFPは活動を休止。彼女もまた、悪化する治安と経済のなかで苦しんでいた。

イヴァン・ニコラエヴィチ・ザイツェフ
Ivan Nikolaevich Zajtsev

 ミハイルの前に立ちはだかる、敵軍のヴァンツァーパイロット。ノヴォスラヴァで極秘製造されているという新型ヴァンツァーを捜索する密命を帯びており、それに関与するブーニンという人物を追う。

パトリック・ルメール
Patrick Lemaire

 E.C.フランス出身のフリージャーナリスト。騒乱のなか、ミハイルに取引を持ち掛ける怪しい雰囲気の漂う男。独自の情報源から戦争勃発を予期し、取材に来ていた。戦争の背景に新型ヴァンツァーのデータ盗難事件があると睨む。

アンドレイ・ルキヤノヴィチ・ボロディン
Andrey Lukyanovich Borodin

 ガルモーニヤ陸軍士官にして、かつてオリガの上官だった男。戦闘の混乱に乗じ、連続行方不明事件への関与が疑われるラヴロフ医師を殺害するなど独自行動が目立つが、その目的は不明。元部下であるオリガに強い執着を持っており、再会後は執拗にその後を追い始める。

ユリア・パヴロヴナ・スミルノワ
Julia Pavlovna Smirnova

 ノヴォスラヴァ市街をさまよう孤児の少女。ノヴォスラヴァでは、かねてよりガルモーニヤ共和国からの離脱を訴える市民による解放運動が行われており、その暴動によって両親が死亡。以降は児童福祉施設“等しき家族”に引き取られていた。身を案じるオリガをなぜか拒絶し、戦場をさまよっている。