ウェブアニメ『RWBY』のデジタルカードゲーム『RWBY Deckbuilding Game』がPC/iOS/Android向けに海外でサービス開始した。

 Rooster Teethとゲームスタジオの80Arcadeが、基本プレイ無料のオンラインカードゲーム『RWBY Deckbuilding Game』を発表。本日よりPC(Steam)およびiOS/Androidでサービスを開始する。なお少なくともローンチ段階では英語のみになるものの、プレイ自体は日本でも可能とのこと。

 『RWBY Deckbuilding Game』は、日本でも吹替版などが展開されているRooster Teethの人気ネットアニメ『RWBY』を題材にしたカードゲームで、ルビー、ワイス、ブレイク、ヤン、ジョーン、ノーラ、ピュラ、レンなどのキャラクターが登場し、最大4人でバトルするというもの。

デッキの強化&整理で勝負するゲーム

 本作のバトルで、各プレイヤーは基本カード+キャラクター固有の“シグネイチャーカード”の10枚のカードのみでスタートする。そのタイトルの通り、ここからいかに“デッキ構築”していくかがゲームプレイの肝だ。

 各カードには属性や特殊効果とともに、六角形マークの“パワー”値と☆マークのスコア値、そしてコスト(価格)が存在する。直接的に攻撃し合ってヒットポイントを削るような設計ではなく、勝敗はデッキ全体のスコア値の合計で決まる。

ツヴァイの場合はスコア1、パワーなし、コスト(価格)2のヒーローカード。左のグッドウィッチ先生の場合はスコア2、パワー3、コスト6。右のヴェルヴェット(特殊フレーム仕様)はスコア1、パワー2、コスト4。

 まず、自分の山からは毎ターン5枚のカードが供給され、そのうち何枚でも場に出すことができる(コストは手札を場に出す際の制限にはならない)。最初のうちは5枚全部をそのまま場に出しても問題ないだろう。実際、ユーザーインターフェースには一括で全部出すボタンもある。

 というわけで場に5枚のカードを出して、そのうちの何枚かから2パワーか3パワーぐらいを得たとしよう。場に出した手札のパワー値は、1パワー=1コストで共有の山から出ている追加カードを購入したり、基本カードなどを上位カードにアップグレードするのに使う。

 パワーを使い切ったり、欲しいものも強化できるものもなければターンエンド。場に出した札、出さなかった札、買った札はすべて自分の捨て札の山にまわされ、山から新たな手札が5枚配られ、次のプレイヤーのターンに。

 そうして2ターンもすれば自分の山がなくなり、自分の捨てた手札がシャッフルされて再び山に積み直される。でも今度は買った分少し枚数が増えていたり、前にあったカードが強化されていたりするはずだ。そうやって徐々にデッキを構築して、全体のスコア値を増やしていくのが基本的な流れとなる。

自分の山(左)からは毎ターン5枚が手札として得られ(中央)、場に出そうと出すまいとターン終了とともに自分の捨て札の山(右)に回収される。自分の山がなくなると捨て札の山がシャッフルされて戻される……という形でデッキが回っていく。

 もちろん追加でカードを引ける特殊効果を持つカードも存在し、うまくコンボさせていくと大量のカードを場に出せて高パワーを得られ、一気にカードを買ったり強化できるので非常に重要だ。

 でもそれと同じぐらい本作で大事なのが、いわゆる“デッキの圧縮”。カードの特殊効果で不要なカードを山から直接捨て札の山に送ったり、不要なカードを“破壊”して出てこないようにすることで、やってくる5枚の手札の構成をできるだけ有利にできるようサイクルを早めるといった戦術が効いてくる。

“バンブルビー”は、基本カードを強化した“Valor”を手札または捨て札から破壊することで4パワーを得るか、Valorを捨て札に1枚増やすという効果を持つ。Valor自体は2パワーあるので、パワーが足りない序盤は後者でValorを増やし、より強力なカードが増える後半戦は前者で自ら破壊してデッキ圧縮と同時に火力を上げていくという戦術が取れる。

 攻撃カードもあるが、あくまで「手札の中の最高コストのものを捨てさせる」とか「次ターンのアップグレードコストを上げる」といった特殊効果を相手に与える性質のもの。防御カードが手札にあれば無効化もほぼ可能だ。

 一方でボスカードの山があり、場に出した手札のパワー値で上回ることができれば、強力な効果を持ちスコア値も高いボスカードを入手できる。ボスカードの山がなくなるとゲーム終了でスコア精算となる。

ディフェンスカードがあれば攻撃カードを防げる。ちなみにウーブレック博士はヒーロー属性のカードとして場に出した際の特殊効果もあるのでなかなかいい感じ。
パワーが集まったらボスカードを狙え! メラニーとミリシャの場合は9ポイントで撃破可能。

 というわけで全体としては“引いた手札を出してデッキ強化(購入/アップグレード)→少しでも有利な構成を引けるようデッキ整理(圧縮)→ボスを倒せる手札構成が来たらボスゲットでスコアを稼ぐ”というパターンを回していくことになる。

 ちなみにこのシステムやルールは、本作を開発する80Arcadeが運営中のカードバトルゲーム『Shards the Deckbuilder』のものをベースに調整した模様。現在主流のトレーディングカードゲーム系の対戦カードゲームとはちょっと勝手が違うスタイルがゆえ最初はピンと来ないかもしれないが、何度か遊んでみるとわかってくるだろう。

カードを引くガチャなどはなし

 試合ごとの共有カード&キャラクター固有のカードを使っていく性質上、カード単体を入手するために買うようなカードパックやブースターはなく、通常のゲームは無料でプレイ可能だ。

 ゲームには“Dust”と“Lien”の2種類のポイントがあり、ゲームプレイを通じて入手することもできる“Dust”は、デジタルカードスリーブや盤面の中のフレームなどの装飾要素の購入や、獲得したボスに応じてボーナスが手に入る“レリックアドベンチャー”モードのプレイに使用する。

リアルマネーでは有料ポイントの“Lien”を買え、もうひとつの“Dust”(赤いクリスタル)はゲームプレイを通じて手に入るが、Lienを使って買うこともできる。
デジタルカードスリーブや盤面中のフレームなどの装飾をDustで購入可能。

 一方の有料ポイントのLienは、Dustをまとめて直接買ったり、それぞれ変則ルールを持つ協力プレイ型の“レイド”モードなどの追加要素を購入するのに使う。

追加のレイドモードはLienで購入する形。それぞれ変則ルールを持っている。
レイドモードでは、他プレイヤーと協力し強力な敵に挑む。