ゲームオンが運営するPC用MMORPG『黒い砂漠』。超美麗なグラフィックで戦闘や冒険を楽しめる人気のタイトルだ。
2019年1月16日、そんな本作に新たなゲームモード“影の戦場”がプレ実装。1月28日にはメディアを招いた体験会が行われ、『黒い砂漠』の新たな魅力が紹介された。
さらに体験会の後半では、日本運営を統括する麥谷将人プロデューサーから、2019年の開発方針が発表された。
50人で戦うバトルロイヤル“影の戦場”がおもしろい!
多くのゲームファンは「多人数で生き残りをかけたバトルロイヤル」と聞くと、世界的に人気なアレを連想するだろう。本来、ゲームの紹介記事で他作品のタイトルを挙げるのはあまりよろしくないが、“アレ”とか言葉を濁しても仕方ないので書いてしまうと『PUBG』などだ。そういったタイトルの影響もあり、“バトルロイヤル=FPS/TPS”というイメージを持った人も少なくないだろう。
『黒い砂漠』はFPSではなくMMORPGである。そんな本作にバトルロイヤルが楽しめるモード“影の戦場”が実装された。50人がひとつの戦場に集い、最後のひとりが決まるまで生き残りをかけて戦うのだ。
RPGのキャラクターでバトルロイヤルをするとなると、キャラの育成レベルや装備品によって強さが変わってしまうのでは、という心配もある。
しかし“影の戦場”は問題ない。バトルロイヤルモードは通常の世界とは別でくり広げられるので、すべてのプレイヤーが同じ条件。全員レベル1で、丸裸な状態からスタートするのだ。
バトルロイヤルに参戦するには、Escキーでメニューを表示させ、下部に表示される“影の戦場”バナーをクリック。
専用ロビーにアクセスしたら、画面右下のメニューからプレイ人数を選択。ソロの場合は“個人戦入場”、友だちといっしょに遊びたいときは最大3人でパーティーを組んで“チーム戦入場”をクリックしよう。
しばらく待っているとマッチングが始まり、40~50人が集まると、いよいよスタート。このとき、プレイヤーは“闇の精霊”と同じ姿になっている。この状態でマップ内のランダムな位置に飛ばされて試合開始だ。
影のままでは何できないため、まずはキャラクターを探そう。赤い石に封印されたキャラに近づくとクラス名(職業)が表示される。
どんなクラスが近くにいるかはランダムなので、必ずしも希望するクラスは選択できないのがもどかしい。
キャラクターの身体に憑依が完了すると、本格的にバトルロイヤルが始まる。あとはモンスターを倒したり宝箱を開けて、装備とスキルを整えよう。生まれたばかりのプレイヤーは攻撃も防御も非力。さらにスキルも持っていないため、どれだけ短時間で装備を整えられるかが勝負の鍵を握る!
序盤にオススメしたいのは宝箱だ。宝箱は一撃で開封できるため、モンスターを倒すよりも短時間でアイテムやスキルを入手可能。また、装備品は灰色、緑、青、黄色のグレードに分類されており、黄色がもっとも強力。狙って入手できるモノではないので、運に任せてアイテムを集めまくろう。
そんなこんなしていると、ほかのプレイヤーと遭遇する。倒せば相手が装備していたアイテムを奪える。確実に倒せる見込みがあるなら、戦闘をふっかけるのもキャラ育成の近道だ。敵の強さは見た目でしか判断できないので、序盤に戦闘を仕掛けるときは慎重にしよう。
しかし、返り討ちにあってしまったら元も子もないので、もちろん勝てる見込みがないなら逃げるのも得策だ。
バトルロイヤルで重要なのが、現在地を把握すること。Mキーでマップを開くと全体図が表示され、その上に円が描かれている。この円の外に出てしまうと継続的にダメージを受けてしまうのだ。円から外に出ないように移動し続けなければならない。
円は時間の経過と共にどんどん狭くなるため、自動的にほかのキャラクターと遭遇しやすくなる。
5分も遊んでいると、どんなに逃げ続けていてもライバルに干渉される状況に。戦場が狭くなっているので当然である。逃げ場がなくなってしまったら、いざ決戦。いままで取得したスキルを駆使して、ほかのプレイヤーを撃破しよう。
惜しくも破れてしまったとしても、報酬はガッツリもらえるのがうれしい。報酬として、倒されるまでに拾ったアイテムの種類と数に応じたシルバーをもらえるのだ。灰色のアイテムはひとつ1万で、黄色はなんと40万!
報酬はゲーム内の“メール”を開くと受信できる。忘れずに受け取っておくべし。
プレイした感想は、とにかくおもしろい! いつもの『黒い砂漠』とはひと味違ったお祭りモードのよう。
しかも、プレイしたぶんだけクレジットやアイテムを得られるので、遊ばない手はない! MMORPGが好きな人はもちろん、対人戦にしか興味がない人も、これを機会に一度プレイしてみてください!!
麥谷Pが語る! “影の戦場”の問題点と今後のアップデート情報
一般的なMMORPGとは違った楽しみかたができる“影の戦場”。まだプレ実装なので麥谷プロデューサーは「問題点がいくつかある」と指摘する。
現状では参加したすべてのプレイヤーが順番で戦場に入ってくるため、プレイヤースキルは考慮されていない。当然、キャラクターの操作がうまいプレイヤーは生き残り、初心者は早々に倒されてしまう。
この問題を解決させるため、将来的にはマッチングシステムを導入する予定で開発が進められているそうだ。
そしてもうひとつ。“影の戦場”は対戦に特化したモードなので、esports的な大会の開催も気になるところ。しかし、開発元のパールアビスは、現在の段階では消極的だそうだ。
その理由は“影の戦場”の完成度を高めるほうが重要だから。50人が集うバトルロイヤルの楽しさを広め、ひとりでも多くのプレイヤーに参加してもらうのが最優先。esportsへの対応は、その目標が達成した後に検討するとのこと。
2019年以降の『黒い砂漠』はどうなる!?
体験会の最後には、2019年以降の開発方針について、日本運営プロデューサーの麥谷将人氏から発表された。麥谷氏が本作の開発元パールアビスから入手してきた情報を丁寧に紹介してくれた。
その1 外出先でもアイテムの取引が可能に!
市場経済を活性化させるために2019年1月23日に実装された“総合取引所”。
今後もアップデートを続け、3月をメドに外出先から売買が可能になるとのこと。ブラウザさえあれば可能になる予定なので、スマホでも取り引きができるようだ。
その2 占領戦のさらに上位の戦場「領地戦」の実装
ギルド同士のバトルを楽しめる“占領戦”が、さらに進化する。2019年に実装予定の新たな対人戦モードは“領地戦”。既存の占領戦の上位概念となるモードとのこと。
その3 拠点戦と占領戦のときだけ傭兵で出撃
拠点戦と占領戦のときだけ、一時的に任意のギルドに加入できる“傭兵”システムが実装される予定。戦力の高い在野の冒険者は、今後各ギルドから引っ張りだこになるかも!?
その4 さらに冒険が楽しくなる本作ならではの施策
戦闘のみならず、冒険や釣り、貿易などでも十分に楽しめるのが『黒い砂漠』の魅力。今後は本作の魅力をさらに加速させる施策があるそうだ。
各プレイヤーの日々の行動に意味をもたせ、どんなことを行ってもキャラクターの育成につながるようにする予定。詳しい内容は明らかにされなかったが、大いに期待したい。
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