esportsの今後はどうなる? JeSUが今年の活動実績と来年の予定を発表

2018年12月13日、日本eスポーツ連合(略称:JeSU)が、今後の活動について記者説明会を行った。その模様をリポートする。

充実の活動ができた2018年。新たなスポンサーも決定!

 2018年12月13日、日本eスポーツ連合(略称:JeSU)が、今後の活動について記者説明会を行った。その模様をリポートする。

 説明会ではまず、JeSU会長の岡村秀樹氏が、ここまでのJeSUの活動を報告した。既存のesports団体3つが統合する形でJeSUが始動したのは、2018年2月。そこから現在に至るまでの活動について、岡村氏は大きくふたつの事項を取り上げた。

JeSUの活動を振り返って語った岡村氏。

 ひとつは国内でのesportsの普及啓蒙、とくにプロ選手の活動支援について2018年。2月に開催されたイベント“闘会議2018”では、日本で初となるプロライセンスを発行し、ゲームメーカーによる賞金総額は約2800万円という、大規模なゲーム大会の運営を実現した。現在では、ライセンス認定タイトルは11タイトル、公認大会は34大会、賞金総額は1憶3000万円弱と、esportsを取り巻く環境は大きく成長してきている。

 「初年度に公式大会の賞金総額が1億円を超えたのは成功だったと自負しておりますし、JeSUとしても設立理念にかなう活動ができたのではと思っております」(岡村氏)。

 2019年の茨城国体で開催される、“全国都道府県対抗 eスポーツ選手権”への協力も決定している。これは『ウイニングイレブン』シリーズ最新作を種目タイトルとして、各都道府県の代表が戦うという初の試み。JeSUでは日本サッカー協会とともに、大会運営をサポートしていく予定だという。

大会実施とともにプロライセンスを発行。

都道府県対抗のesports大会は初の試みとなる。

 ふたつ目の活動実績として紹介されたのは、海外への選手派遣だ。2018年はまず、8月のアジア競技大会のデモンストレーションに参加し、『ウイニングイレブン』シリーズ種目では日本代表が見事に金メダルを獲得。9月にはその報告会も兼ねて、東京ゲームショウでさまざまなゲーム大会が開催された。

 11月には、“第10回 eスポーツワールドチャンピオンシップ”にも代表選手を派遣。『モンスターストライク』と『鉄拳7』で、それぞれ好成績を残した。

 「今後、さらなる海外大会への進出や連携を図るため、国際団体への加盟を進めてきました」という岡村氏。結果、esportsの世界団体であるIESFに、異例の速さでの正式加盟が決定したという。

 「これでさらに多くの選手を派遣できる機会も増えてくるでしょうし、そこに向けてがんばっていきたいと思います」(岡村氏)。

各種大会に積極的に選手を派遣。

IESFへの加盟も、このほど正式に決定した。

 続けて岡村氏は、国内におけるesportsの認知度にも言及。2017年9月には14%ほどだった認知度が、2018年7月には40%以上にアップ。新語・流行語大賞のトップテンを受賞したほか、雑誌でのヒット番付などにも取り上げられるなど、今年のヒットワードとして注目を集めたことを報告した。

2018年の流行語としても認定された“esports”。

 そして岡村氏は最後に、サプライズとして、新たなオフィシャルスポンサーを発表。その新スポンサーは、ビックカメラだ。同社の代表は説明会には来られずとのことで、岡村氏が代弁し、以下のとおりコメントを語った。
 「このたび、日本eスポーツ連合オフィシャルスポンサーにビックカメラグループも参加させていただくご縁をいただきました。駅前立地のビックカメラ、esportsユーザーを多く持つソフマップ、ロードサイドのコジマという3社を有するビックカメラグループとして、esportsのさらなる認知・普及・発展に微力ながら貢献して参る所存です。よろしくお願い申しあげます」。

ビックカメラの追加で、スポンサーは計7社となった。

日本VSアジアのバトルを開催、地方支部の開設も幅広く展開

 続いて登壇したのは、JeSU副会長である浜村弘一氏。浜村氏が発表したのは、新たに開催される大会“eSPORTS国際チャレンジカップ ~日本代表 VS アジア選抜~”だ。この大会は、2019年1月26日・27日に幕張メッセで開かれる“闘会議2019”にて行われる予定。

 競技タイトルは、『ウイニングイレブン 2019』、『Counter-Strike:Global Offensive』、『ストリートファイターV アーケードエディション』、『鉄拳7』の4タイトル。賞金総額は合計で、1500万円となる。

 「各種目のレギュレーション、および出場選手のラインアップなどは後日発表しますので、ぜひご注目いただければと思います」(浜村氏)。

国際チャレンジカップの概要を紹介する浜村氏。

4タイトルの大会の賞金総額は1500万円を予定。

 説明会では最後に、ふたたび岡村氏がステージに登場。今後の新展開として、JeSUの地方支部を開設することを紹介した。まずは11の団体を認定し、2019年1月21日より稼働していくという。

 「地方支部のサポートがあれば、地域の方々がesportsに参加する敷居も下がると思いますし、ユーザーの底上げにもつながるのではと考えています」という岡村氏。今後も順次、地方支部は増やしていきたい意向とのことだが、「急がないつもりです。しっかり活動実績や運営状況などを吟味したうえで、着実に支部を拡大させていきたいです」(岡村氏)という方針だそうだ。

11の支部が2019年から稼働する予定になっている。

 地方支部設立という新トピックスを締めくくりに、記者発表会はここで終了。わずか10カ月ほどのJeSUの活動のなか、多大な実績を残してきたことを実感できた発表会だった。2019年も同団体の活動、そしてesportsの発展には、大いに期待したいところだ。

 なお、発表の詳細は以下の記事で詳しくまとめているので、こちらもご参照いただきたい。

日本eスポーツ連合が今後の活動について発表、2019年1月に“eSPORTS 国際チャレンジカップ ~日本代表 vs アジア選抜~”を開催

一般社団法人日本eスポーツ連合は、アジアeスポーツ連盟と大会の共同開催や地方支部を開設など今後の活動について発表した。