2018年12月12日にYouTubeとニコニコ生放送にて行われたスクウェア・エニックスの『LEFT ALIVE』公式生放送の模様をお届けしていく。生放送では、ディレクターの鍋島俊文氏とプロジェクト・マネージャーの坂本幸一郎氏が登場。また、本放送には、視聴者からの質問をふたりに投げかける天の声も参加した。
『LEFT ALIVE』サバイバルトレーラー
放送では、まずは『LEFT ALIVE』とはどういったゲームなのか、鍋島氏が簡単に説明した。本作は、突然戦争が発生し、戦場になった街からの脱出を目指すアクションゲーム。脱出の中で戦争に隠された陰謀が明らかになっていくとのこと。
立場の異なる3人の主人公たち
本作の主人公である3人の人物の名前や特徴が公開された。
ミハイル・シュヴァーロフ
3人の主人公の中でもっとも若い新米の軍人。街の防衛部隊に所属していたが、敵の襲撃にあい仲間を失い、ひとりで行動することとなる。もともとミハイルは、ヴァンツァーに乗ってみたいという軽い気持ちで軍に入隊したという経緯があり、ほかの主人公と比べやや未熟な一面がある。ミハイルの物語では、未熟な彼が過酷な状況を生き抜き、人として大きな成長を遂げていく様子が描かれているとのこと。
オリガ・カリーニナ
街で発生している連続行方不明事件を捜査する元軍人の警察官。その捜査の最中、戦争に巻き込まれてしまう。オリガは、過去にひとり娘を失っており、それがトラウマとなっている。物語ではその暗い過去を乗り越えていく彼女の姿が描かれている。
レオニード・オステルマン
物語の中核に近い、もっとも重要なキャラクター。殺人の罪を着せらた死刑囚で、公には死亡していることになっている。なぜ彼が生かされているかは、本人もわかっていない。自身に殺人の罪を着せた真犯人を探すために収容されていた施設から脱走する。その真相は、戦争の陰に隠れている巨大な謎に繋がっているとのこと。
ここで鍋島氏がホワイトボードを使って、ゲームの進行と主人公の関係について解説した。本作は、ステージクリアー型で、各ステージごとに主人公が変化する。持っているアイテムや武器はそのキャラクターに依存するため、ほかのキャラクターとのアイテム共有はできないとのこと。ただし、マップの中にアイテムを置いておけば、別の主人公でその場を訪れた際、そのアイテムを回収できるようになっている。また、キャラクターごとに所持しているアイテムなどに多少の違いはあるものの性能の差はないとのこと。
プレイヤーはつねに“選択”を迫られる
“選択”は、本作を象徴する言葉であり、プレイヤーはさまざまな場面で選ばなければならない。プレイヤーの選択は、物語だけではなく、キャラクターの生死にも大きな影響を与える。攻略面でもどういったルートを進むのか、敵と交戦するのか、どういった戦いかたで挑むのか、すべてプレイヤーに委ねられている。
戦闘に関しても真正面から敵と撃ちあうのか、トラップを作って罠にかけるのか、プレイヤーに応じた攻略がある。もちろん戦わないという選択肢も。
ここからは、鍋島氏が実機を使ってマップの見かたと目的地へのルート取りの方法を紹介した。最短ルートを進んで敵の大部隊の中を通り抜けるのか、敵の警戒が薄い北からの迂回ルートで突破するのか、マップ上ではそういった選択ができる。わざと騒ぎを起こして敵の注意を引き、その隙に突破するという方法も可能とのこと。
マップには、機動兵器“ヴァンツァー”が配置されており、見つかると容赦のない砲撃を浴びせてくる。生身で交戦すると危険な相手だが、シチュエーションによっては、相手のヴァンツァーを奪って戦うことも可能だ。
突っ込みすぎ厳禁! 本邦初公開となるプレイ動画
オリガ・カリーニナが、罠やアイテムを使って敵部隊のド真ん中を突破するプレイ動画が公開された。鍋島氏いわく、「敵の密集しているこのシチュエーションでは、身を潜めながら進んでいくステルスアクションのほうがオススメですが、説明のためにあえて戦いを仕掛けています」とのこと。
また、ここでは視聴者から寄せられた「オンラインプレイはあるの?」という疑問に対して、鍋島氏が回答。「協力プレイや対人といったオンライン要素はありませんが、オンラインにつないでいるとちょっといいことがあります」と答えた。詳細については、今後の放送で紹介していくとのこと。
新企画始動! プロデューサー・橋本氏が『LEFT ALIVE』に挑戦!
今後の放送では、本作のプロデューサーを務める橋本真司氏が『LEFT ALIVE』に挑戦する企画を放送していくと発表。今回は、その予告編が公開された。
今後公開される橋本氏のプレイ動画にも注目したいところだ。ここからは限定版のパッケージ特典などの紹介が行われ、最後にファンや視聴者に向けてメッセージが送られた。鍋島氏は、「本作はひと言では言い表せられない内容になっていて、そこが逆にいいところなのかなと思っています。しかし、分かりづらい部分も多いと思いますので、今後は、ゲームの情報を紹介する生放送のような場をどんどん設けていきます。今回の放送を見て興味が沸いたかたは、ぜひ次回の放送も楽しみにしていただけたらうれしいです」と語った。
天の声は、「FPSやTPSを遊んだことがないわたしでも“くそー”と言いながらとても楽しめたゲームなのでいろんな意味でご期待ください」とコメントし、放送は幕を閉じた。
※画面は配信をキャプチャーしたものです。