『黒い砂漠』アーチャーの神髄は“マルチロール”にあり! いきなり覚醒武器を装備できる新クラス体験リポート

PC向けMMORPG『黒い砂漠』にお目見えする新クラス“アーチャー”をひと足先にプレイする機会を得た。その模様をリポートしよう。

 PC向けオンラインRPG『黒い砂漠』に追加される新クラス、アーチャーをひと足先に体験。その結果判明した5つの特徴をリポートする。

 本記事に目を通したうえで2018年12月12日のアップデートを迎えれば、アーチャーならではの楽しみがすぐに味わえるはずだ。

弓で遠くの敵にダメージを与えられるのがアーチャーの持ち味。その特性は同じ遠隔攻撃系クラスであるレンジャーとは大きく異なる。なお、こちらはテストのために腐敗の君主クザカを呼び出してもらった図。

 なお、今回プレイしたバージョンはあくまでも開発途上のものであるため、技の名称や性能が今後変更される可能性がある。この点を踏まえたうえでお読みいただきたい。

キャラクターメイク

“クールでスマート”が基本線

 フィールドを素速く駆け回りながら矢を放つクラスにふさわしく、アーチャーはスリムな体型。選択できる顔のパーツもスマートな見た目が中心だ。耳をとがらせたり目をキリっとさせたりすることで、クールかつ知的なキャラクターが作り出せる。

アーチャーの体型は、一般的なファンタジー系RPGに登場する種族でいうところのエルフに近い。

 個人的には、顔のパーツにヒゲのカテゴリーが存在しないことなどもあり、野性味を押し出したルックスを作り上げるのが若干難しく感じられた。このため、ベースとなる顔のイメージに沿って、中性的な雰囲気を漂わせるのが基本線となりそう。

 ただし、今後開発が進むことでヒゲが追加される可能性もあるので、このあたりは続報を待ちたいところだ。

太めのもみあげをチョイスすれば、ある程度のワイルドさは強調できる。

“宝塚”の男役をテーマに作ったキャラを見せてもらった。眉毛のケバケバをオフにして、キレイに切り揃えた形にし、くちびるも潤いたっぷりに!

固有の特性

レベル1から覚醒武器が使える

 アーチャーの特徴は、レベル1から覚醒武器が装備できること。詳細は後述するが、ゲームを開始した時点でメイン/覚醒のふたつの武器が扱えるため、状況に応じた使い分けが、ほかのクラスよりも序盤から重要になってくる。

 ほかのクラスにおける覚醒武器(スキル)は“強力な奥の手”的な感覚。だが、アーチャーの場合は“戦いの幅が広がる”という印象のほうが強かった。

通常武器のクロスボウ。腕に装着された小型の弓だ。連射力が高い。

マギアグローブと呼ばれる補助武器は、このような見た目。

覚醒武器の名称はグランドボウ。矢を打つ際に弦を引き絞る動きがあるため、クロスボウよりも一撃に重みを感じた。

 取材に同席したスタッフによれば、「クロスボウとグランドボウはカーマスリブの木の根から作られた」とのこと。今後実装されるクエストなどでくり広げられるストーリーを通じて、そうした設定を追っていくことも、大きな楽しみとなりそうだ。

基本戦術

スキル“滑走”と“突風”で間合いを調節

 多彩な遠隔攻撃を操るアーチャーは中~遠距離の間合いが得意。プレイ感としてはレンジャーと同等といったところ。グランドボウ使用時はさらに射程距離が延びるようだった。

 距離を少し詰めてから射撃を行うことが多いので、敵から反撃を受ける危険性はそのぶん高め。そのリスクを軽減できる技が、滑走(shift+← or ↑ or →)だ。

滑走は、アーチャーの戦いの根幹を成す技。短時間で長距離を移動できるのが大きなメリットだ。

 滑走はいわゆる通常の回避スキルなのだが、使用時に移動スピード上昇のバフが付与される。クールタイムもかなり短めなので、攻撃と攻撃のあいだに滑走を組み込むことで、移動スピード上昇の状態を常時キープ可能だ。

 それでも、戦局によっては敵の接近を許してしまうことがある。そんなときは突風(shift+↓)を使うのがオススメ。対象に一撃を加えつつ後方へ瞬時に跳び退くので、確実に距離を取ることができる。

突風もクールタイムが極めて短い。攻撃技ではなく移動技のつもりで使ったほうがいいかも。

 初めてアーチャーを使う際には、滑走と突風で敵との間合いを測る練習をしたほうがいい。確実に矢を当てられる距離を体に叩き込んだうえで、攻めのバリエーションを考えていくのがベストだろう。

 アーチャーもほかのクラスと同様に右クリックで近接攻撃をくり出せる。育成していくと右クリック押しっぱなしでコンボを使用可能に。3種のスキルが連携できるようになるので、接近戦を強化したいなら覚えておきたい。

任意の攻撃技を実行した後に続けてスペースバーを押すと、メテオシャワーが発動。直前の隙をキャンセルして前方にジャンプできる。密着時に、敵の攻撃を回避しつつ背後へと回り込めるぞ。

グラウンドブレイクショット(shift+E)は、強力な前方範囲技。いわゆる“まとめ狩り”で役に立ちそう。

高めの壁に向かってジャンプした後でWキーを押し続けると、トンボ返りをしながら矢を射出できる。

大地の源(shift+Q)が命中すると、遠距離攻撃力増加のバフが得られる。開幕時の狙撃技として重宝した。

射撃以外の立ち回り

“ブレス”で味方を支援

 レベル35に到達してスピリットブレス(スキルスロットに登録して使用)を習得すると、アーチャーの立ち回りの幅がグッと広がる。

 スピリットブレスを使用するとスーパーアーマー状態になり、決められた方向キーを押すことで、回復(←)/減速(→)/気絶(↓)の各種ブレスが手のひらに出現。これをレベル35で習得するブレススロー(Eキー)で敵に投げつけると、命中時にそれぞれの効果が発生する。

スピリットブレスとブレススローの性能がこちら。

スピリットブレスでは、3つの異なる効果からひとつを選択可能。回復ブレスはHPを300回復させる範囲スキル。即席ヒーラーとして考えれば悪くない効果だ。

各種ブレスの効果は、ブレススローによる打撃が成功した敵の周りで発生する。

 ブレススローは、解除するかEPがゼロにならない限りは何度でも実行可能。つまり、スピリットブレスからのブレススローをフルに活用すれば、遠隔アタッカーだけでなく、ヒーラーやデバッファーとしての役回りも担える。

 各種ブレスの性能は、対応する以下のパッシブスキルを習得することで強化が可能。立ち回りの選択肢を最大に広げるためにも、いち早く手に入れておきたい。

<追加パッシブスキル>
ブレス:回復(ブレススロー後に→):HP回復量200増加、MP/EP回復200
ブレス:気絶(ブレススロー後に←):気絶確率20%増加
ブレス:減速(ブレススロー後に↓):10秒間攻撃速度、詠唱速度減少20%

覚醒武器

高威力だが使いどころが難しい

 前述の通り、アーチャーはレベル1から覚醒武器が扱えるため、ゲーム開始直後からふたつのスキル群を切り替えながら戦うことになる。

 覚醒武器専用の技の多くは、コマンド入力から発動までに一瞬だけ“間”がある。このため、通常武器の固有技よりも手数の面でやや劣るのだが、そうした弱点を補ってあまりある魅力を持つ。それは、威力の大きさだ。

光の軌跡を使うと視点が切り替わり、固定砲台のように撃ちまくる。効果的に使うには、ほかのメンバーによるサポートが必要になりそう。

ブルーミングアロー(shift+E)は、広範囲の敵をまとめて攻撃する際に便利。

シルビアの槍(shift+Q)を使えば、周囲の敵を一掃できる。

コールオブルトラゴン(shift+右クリック)は、いわゆる溜め技だ。

壁を利用したトンボ返りは、覚醒武器でも使用可能。ただしこちらは、攻撃判定が発生しない。

 覚醒武器で戦っているあいだも、滑走や突風などの移動技が利用できるので、基本操作は通常武器の場合とさほど変わらない。光の軌跡やコールオブルトラゴンなど、大技が狙えそうな場面が訪れたら覚醒武器に持ち替える……。現時点では、そういう使いかたが有効のように思えた。

 ちなみに、運営スタッフによると、「アップデート公開時点では、覚醒武器のすべてのスキルが使用できるわけではありません」とのこと。確かに、テストプレイに使用したバージョンも、一部の技がマスクされていた。ほかのクラスとは“覚醒”の考えかたが異なるようなのだ。

 アーチャー以外は“覚醒クエスト”をクリアーすると覚醒武器とそれ専用のスキルを使用可能になる。“精神的に成長することで覚醒武器を使えるようになる”感覚だろうか。

 要するに、アーチャーはまだ覚醒武器を完璧には使いこなせない状態なのだ。今後のアップデートで実装される覚醒クエストを経て、現在マスクされているスキル群が使えるようになるのだろう。アーチャーが真の覚醒を果たすのはもう少し先になる……そう理解しておけば、実際にプレイしたときに疑問を感じることはないはず。

封印されているスキルの発動条件に、未実装の“監視者”が多く設定されていた。この“監視者”が使用可能になると、アーチャーは真の覚醒を果たすに違いない。

 今回のプレイリポートは以上の通り。遠隔攻撃だけでなく、敵の弱体や味方の回復も行えるアーチャーは、PvEにおいてはパーティーの足りない部分を補う潤滑油の役割を果たすものと思われる。

 一方、PvPではあらゆる局面に対応できるオールラウンダーとして活躍できそう。だが、いずれのシーンでも、戦況の推移を冷静に見極めたうえで、それに適した立ち回りがほかのクラス以上に求められるはずだ。



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