Nintendo Liveが任天堂のお膝元にやってきた!

 2018年11月23日、国立京都国際会館にてNintendo Live2018京都大会が開催された。当イベントは任天堂タイトルの大会あり、試遊会ありとゲーマーにはたまらない催し物になっている。

 盛況を収めた東京大会に引き続き、いよいよ任天堂のお膝元で開催されたNintendo Live2018京都大会。その様子を、ゲームライター脳間寺院がお届けする。

Nintendo Live2018京都大会! 『スマブラSP』、『ARMS』、『マリオテニス エース』王者の座を懸けた白熱の1日目をリポート_14
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『スマブラSP』小学生たちの戦いもアツかった!

 任天堂の作品といえば、幅広い世代が遊べるゲームデザインが特徴だが、その意味では今回のNintendo Live2018は、本当に任天堂らしいイベントだった。ゲーム大会は小学生以下の部門と一般部門にわかれており、両方の部門で真剣勝負が繰り広げられた。

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『スマブラSP』の小学生以下部門の様子。選手にはそれぞれ二つ名が。

 小学生以下の大会だからといって、実況や解説は子供だましではない。『スマッシュブラザーズ SPECIAL』(以下、『スマブラSP』)の大会では、eスポーツ実況で定評のある柴田将平さんによる実況と、プロスマブラーaMSaさんの解説が会場を大いに盛り上げた(筆者は個人的には、実況の柴田さんが『スマブラSP』の膨大なステージと各アイテムの名前を完璧に覚えていたことに驚愕した)。

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 『スマブラSP』小学生以下部門で優勝したのは、ゲッコウガ使いのひなとと選手。惜しくも準優勝に終わったもこニー選手も、表彰式では観戦していた全員に称えられた。

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優勝した“ひなとと”選手。

『ARMS』全国優勝を果たしたのは……

 会場メインステージでは、、各タイトルの決勝トーナメントが行われるほか、ゲストサポーターが実践形式でゲームを紹介をする企画も行われた。

 この日のゲストサポーターは、お笑い芸人の2700。ピンク色の前髪が特徴的なツネさんは、『ARMS』では、“自分に似ているから”という理由でピンク髪のスプリングマンを使用し、真剣プレイを見せてくれた。

 もちろんおもしろおかしいプレイで楽しませるだけではなく、ゲーム大会の観戦を楽しむための予備知識を解説するのも、このステージの役割だ。『ARMS』がのびーるウデで戦う1vs1の対戦ゲームであることや、本作ではキャラクター選択だけでなく、キャラの左右の腕に装着するアーム選びも重要なタイトルであることなど、ゲームの基本についても丁寧に説明された。

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『ARMS』京都大会では、海外から参加した“Twinedfive0”選手が優勝。ローラポップにジョーカー+レイドラの構成を貫いた。準優勝の“ゆき”選手も、この後行われる全国決勝へ進出。

 そして、東京大会と京都大会の優勝・準優勝4人が集まる『ARMS』全国決勝の決勝戦では、東京大会でも活躍したShateau選手(DeToNator所属)とジン選手が再びぶつかる熱い展開となった。

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 接戦を制し優勝トロフィーを手にしたのは、Shateau選手! 勝負が決まった瞬間のはしゃぎようは、すさまじかった(はしゃぎすぎて眼鏡が壊れたらしい)。

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優勝した“Shateau”選手には、矢吹プロデューサーから『ARMS』ジャケットが送られた。

衝撃の試合展開が続いた『マリオテニス エース』

 続いて『マリオテニス エース』京都大会。決勝トーナメントでは、準決勝からアツすぎる試合が繰り広げられた。

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大会前には2700の『マリオテニス エース』にちなんだネタが披露された。

 準決勝第1試合はとにかく長かった。両選手とも堅実なプレイを続けるためラリーが続く続く。ラリーカウントが200を超えたラウンドもあり、準決勝ながら決勝並みに盛り上がった試合だった。決勝へコマを進めたのは、まえだくん選手。

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 そして続く準決勝第2試合は、第1試合とは真逆にあっという間にゲームが決まった。決め手はラケット2本の破壊による、KO勝ち(『マリオテニス エース』では、ゲージを消費すると、打ち返しに失敗した相手のラケットを破壊できる“スペシャルショット”が打てる)。決勝進出は、たく選手。

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 堅実なプレイで勝ち上がってきたまえだくん選手と、大胆なスペシャルショット連打でKO勝ちをもぎ取ったたく選手。正反対のプレイスタイルを持つ2人が決勝でぶつかり合う。

 試合を制したのはスペシャルショット連打戦略をとったたく選手!

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 たく選手には高橋宏之プロデューサーと高橋秀五ディレクターから、優勝トロフィーが手渡された。京都大会で優勝・準優勝をおさめたふたりは、京都大会2日目・2018年11月24日の全国決勝へと進出する。

 メインステージで行われた試合のみならず、会場の各ブースで実施された準決勝以前の試合でも、無数の名勝負が展開されているNintendo Live2018京都大会。2日目の2018年11月24日は、『マリオテニス エース』一般部門・全国決勝大会、『ARMS』小学生以下部門、『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』一般部門、『マリオテニス エース』小学生以下部門の大会が行われる予定だ。

 また、スプラトゥーン甲子園の近畿地区大会については後日詳細をお届けする予定だが、そのDay2も2018年11月24日に実施される。

 選手たちの熱い戦いを生で観戦したい方、『スマブラSP』を試遊してみたい方、そしてゲストサポーターの楽しいステージを実際に観覧したい方(2日目はよゐこのおふたりがゲスト!)。ぜひ国立京都国際会館まで、おいでやす。

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 なお本日のイベントの様子は、YouTubeやニコニコ生放送のタイムシフト(http://live2.nicovideo.jp/watch/lv316357302?ref=ser&zroute=search&keyword=Nintendo+Live+2018+)で視聴可能。現地に行けなかった方や、名勝負をもう一度じっくり観戦して研究したい方は、ぜひチェックしてほしい。

■脳間 寺院(のうま・じいん)京都生まれポケモン育ち、ボンクラオタクはだいたい友達。「ゲームをもっと面白く」をモットーに記事を書くゲームライター。Twitterにてゲームにまつわる情報を発信中。
Twitter:@noomagame