ソニー・インタラクティブエンタテインメントが発売しているプレイステーション4用ソフト『グランツーリスモSPORT』。本作を用いた、FIA(世界自動車連盟)公認の世界大会が、2018年11月16日〜18日(現地時間)にモナコで開催されている。ここで、本イベントの模様と、19日に開催される決勝戦への進出を果たした日本人選手3人のコメントをお届けする。

 ソニー・インタラクティブエンタテインメントが発売しているプレイステーション4用ソフト『グランツーリスモSPORT』(以下、『GT SPORT』)。本作を用いた、FIA(世界自動車連盟)公認の世界大会が、2018年11月16日〜18日(現地時間)にモナコで開催されている。11月17日には、国別代表戦(ネイションズカップ)の準決勝戦が行われ、日本人選手3人の決勝進出が決定した。ここで、本イベントの模様と、19日に開催される決勝戦への進出を果たした日本人選手3人のコメントをお届けする。

栄えある決勝大会の地に選ばれたのは、モータースポーツの歴史でもなじみ深いモナコのル・スポルティング・モンテカルロ内にある“サル・デ・ゼトワール”。
会場内には、欧州各国の実況中継ブースも設置。FIA公認で初のビデオゲームを用いたタイトル戦ということで、世界中からの注目度の高さが伺える。
『GT SPORT』のオープニングでもお馴染みのトロフィーが、今大会の勝者に与えられる。

 ネイションズカップとは、各地域(リージョン)を勝ち上がってきた世界トップドライバー30名(アメリカ、ヨーロッパ、アジア・オセアニアから各10名ずつ)がレースで戦い、世界一のドライバーを決めるというもの。2018年10月7日に東京で行われた“FIA グランツーリスモ チャンピオンシップ 2018 ネイションズカップ アジア・オセアニア リージョンファイナル”で、日本からは4名の選手が今回のネイションズカップ準決勝への進出を果たしている。

モナコの大会会場には、F1で5度のドライバータイトル獲得の経験を持つルイス・ハミルトン選手が登場。山内氏とともにトロフィーを掲げ、選手達を激励していた。
ルイスハミルトン選手(写真左)と山内一典プロデューサーのツーショット。ルイス・ハミルトン選手は、2008年、2014年、2015年、2017年、2018年のF1ワールドチャンピオン。F1が開催されてからの歴史の中で、5度以上の戴冠を果たしたドライバーは伝説的F1ドライバー、ファン・マヌエル・ファンジオと、7度のタイトル獲得経験者、ミハエル・シューマッハ、そしてルイス・ハミルトンのみ。そのルイス・ハミルトンは、2017年に『グランツーリスモSPORT』のマエストロに選ばれており、2018年7月30日のアップデートでは、2017年にルイス・ハミルトンをF1王者に導いたF1マシン“メルセデスAMG F1 W08 EQ Power+ 2017”も登場している。

 晴れの舞台となるモナコでの大会出場を果たした選手は、T.Yamanaka選手、Y.Shirakawa選手、R.Kokubun選手、S.Yoshida選手の4名。それぞれが緊張した面持ちでルイス・ハミルトン選手と記念撮影。

T.Yamanaka選手
Y.Shirakawa選手
R.Kokubun選手
S.Yoshida選手

 ネイションズカップ準決勝戦は全30名がA組、B組に分けられ、それぞれの上位6名は11月19日開催の決勝戦へ進出。各組の7位〜15位までの計16名は敗者復活戦に挑み、ここでの上位4名に決勝進出の機会が与えられる。A組にはT.Yamanaka選手とY.Shirakawa選手が出場。結果、5位にT.Yamanaka選手が入る健闘を見せるも、Y.Shirakawa選手は11位とここでの決勝進出は果たせず、敗者復活戦に回るという結果に。
 続くB組の対戦には、R.Kokubun選手とS.Yoshida選手が出場。結果、R.Kokubun選手が2位、S.Yoshida選手が3位と、ふたり揃っての決勝進出を果たした。

準決勝戦を突破し、決勝進出を決めた16名のドライバーたち。この中から、栄えあるFIA グランツーリスモチャンピオンシップ2018”が登場することになる。

 なお、今回行われた準決勝戦の模様は、以下の動画にて視聴可能。決勝戦を前に、世界トップドライバーたちの熱いバトルをご覧いただきたい。

 いずれの試合も、世界トップレベルのドライバーが集結しただけあって、非常に高度なバトルがくり広げられる展開に。なかでも注目のドライバーは、準決勝戦のスターティンググリッドを決める予選で、圧倒的タイムを叩きだしてポール・ポジションを獲得したアメリカリージョンのチャンピオン、I.Fraga選手、アグレッシブな走りで準決勝B組で5番手スタートながら、アグレッシブな走りで1位通過を果たしたヨーロッパリージョンチャンピオンのM.Hizal選手、そしてアジア・オセアニアのチャンピオンとして出場する日本人選手、R.Kokubun選手。また、つねに熱いバトルで観客を魅了するT.Yamanaka選手とS.Yoshida選手も、活躍が期待されるトップドライバーである。
 決勝戦での活躍が期待される3選手に、決勝戦にかける意気込みとライバルを聞いてみたので、ここで紹介しよう。

写真左よりS.Yoshida選手、R.Kokubun選手、T.Yamanaka選手。

T.Yamanaka選手
 『GT』歴は4歳の頃、初代『グランツーリスモ』からで、クルマに興味を持ってからは実際のクルマにも乗るようになり、サーキットの走行経験も持っているドライバー。実際にサーキット走行も行っているリアルドライバーでもあり、これまで行われてきた『GT』の国内大会、世界大会でもめざましい活躍を見せているトップドライバーのひとり。

−−ネイションズカップ決勝戦に向けての意気込みは?
「明日のレースは、最初のスターティンググリッドはあまりよくないんですが、新しいコースが入っていたりもするので、自分にもかなりチャンスがあるのではと思っています。自分は基本的にレースで順位を落としたことはいままでなかったので、そういった意味からもしっかりと戦えると思います」

−−ずばり、ライバルは?
「自分自身だとおもっています。自分の中でベストを尽くすことが大事だと思っていて、それに結果がついてきてくれたらうれしいですね」

S.Yoshida選手
 『GT』歴は6歳の頃からで、『GT3 Aspec』からプレイ。今回の準決勝戦での予選では2位につける好タイムを見せ、決勝戦での活躍が期待されるドライバー。レースにおいて、相手に負けた場合でもどのようにして負けたのか、その状況を的確に把握し、しっかりと修正を行い、最終的にタイムを詰める分析能力を持ち合わせているドライバー。

−−ネイションズカップ決勝戦に向けての意気込みは?
「ひとつひとつのレースを大事に、冷静に走ることができれば、最終順位も自然についてくるものだと思います。ですので、目の前のレースを確実にこなしていきたいと思っています」

−−ずばり、ライバルは?
「T.Yamanaka選手ですね。スタートポジションは自分のほうが前になりますが、そんなことは関係なく抜きにかかってくるはずなので、何とか守りきれるようにがんばりたいと思います」

R.Kokubun選手
 “FIA グランツーリスモ チャンピオンシップ 2018 ネイションズカップ アジア・オセアニア リージョンファイナル”が公式大会デビュー戦ながら、見事チャンピオンを獲得した期待の新鋭。『GT』歴は3歳からということで、物心がついた頃から身についたドライビングスキルとスムーズかつミスの少ないドライビングスキルを信条に、今後の活躍が期待される選手。

−−ネイションズカップ決勝戦に向けての意気込みは?
「スムーズさを保ちつつ、アグレッシブな走りにも対応できるようにできればと思っています。日本代表の一員として、少しでもいい順位を獲得できるようにがんばります」

−−ずばり、ライバルは?
「みんな速い選手ばかりなので、全員がライバルだと思っています」

 決勝進出16名のうち、日本人選手が3人出場を果たすなど、“FIA グランツーリスモチャンピオンシップ2018”初代王者が決まる対決が行われるのは、11月18日18時〜21時(日本時間、11月19日2時〜5時)。本大会の勝者は、12月に開催されるFIAのセレモニーで、F1 2018のワールドチャンピオン、ルイス・ハミルトン選手らとともに表彰される栄誉が得られる。日本人選手がどのような活躍を見せてくれるのか。その勇姿をその目で確かめてもらいたい。

[日本語] FIA-GT選手権 2018 | ネイションズカップ | ワールドファイナル | 決勝