インディーゲームイベントを数多く取材していると、“売れるかはわかんないけど、イベントでめっちゃ盛り上がって強いゲーム”ってのがあるもんです。先日サンフランシスコで行なわれた“Day of the Devs”でみんな遊んで楽しんでいたのが、インタラクティブアートなどを手がけてきたJonah Warren氏による『Sloppy Forgeries』。

名画をコピれ! 芸術センスはそんなにいらない対戦型模写バトル『Sloppy Forgeries』_01

 本作は2P対戦ゲームとなっており、ルールは簡単。名画をMSペイントで劣化させたような“お題”が出るので、制限時間内にMSペイントのようなツールでテキトーに塗っていき、終了時点でより広い面積がお題通りに塗れている側の勝利。

 とにかく塗りが近ければいいので絵として完成している必要はなく、芸術センスはあんまり必要ありません。というわけでマウスを使った操作さえ把握してしまえば誰でも遊べるのがポイントで、実際記者は現地小学生に負けました。

名画をコピれ! 芸術センスはそんなにいらない対戦型模写バトル『Sloppy Forgeries』_02
ピエト・モンドリアンの抽象画もあるよ。効率的に塗った奴が勝ちだけどな!

 ほとんどネタゲームなのでちゃんとリリースされるかは不明ですが、公式サイトには一応リリース情報を得るためのメーリングリストへの登録フォームがあるので、気になる人は登録してみては。

名画をコピれ! 芸術センスはそんなにいらない対戦型模写バトル『Sloppy Forgeries』_03
ジェームズ・マクニール・ホイッスラーの『灰色と黒のアレンジメント-母の肖像』だなんてわかんなくていいのです。塗り潰したもん勝ちです。