サンフランシスコのゲームスタジオDouble Fine Productionsが主催するインディーゲームイベント、“Day of the Devs”。同イベントに日本のQ-Gamesが新作(?)『Scrappers』を出展していたのでご紹介しよう。

 正式に製品化するかはまだ未定の実験的プロジェクトという本作、4人協力のアクションゲームで、ジャンル名を無理やりつけるなら“ベルトスクロールゴミ収集アクション”といったところ。

 舞台はサイボーグたちが住むパステルカラーの未来都市。ゴミ収集車がノロノロ運転する中、プレイヤーたちが道端からゴミを拾って収集車に投げ込むとポイントゲット。ゴミにはそれぞれポイントがあり、デカいのをブチ込むと高得点。大きなものから小さなものへと積み上げてゴミタワーを運びきれば、一気にポイントゲットだ。

Q-Gamesの実験的プロジェクト『Scrappers』は、ベルトスクロール・ゴミ収集アクション。4人Co-opでサイボーグ都市を清掃せよ!_01
Q-Gamesの実験的プロジェクト『Scrappers』は、ベルトスクロール・ゴミ収集アクション。4人Co-opでサイボーグ都市を清掃せよ!_02

 しかし作業中に邪魔をしてくるサイボーグやドローンもおり、攻撃を食らうと積み上げたゴミを落としてしまう。そんな不届き者は「テメェもスクラップにしてやろうか!」とブン殴って収集車に叩き込んでしまえばいい。もちろんポイントも入る!(しかも高め)

 また、いちいち往復するには時間がかかる路地からゴミタワーを投げてパスして仲間に納品してもらったり、固いゴミ箱を一緒に破壊するといった協力要素も。システムが単純明快なため、イベントでは来場者が即席チームを組んでワイワイ楽しんでいた。

Q-Gamesの実験的プロジェクト『Scrappers』は、ベルトスクロール・ゴミ収集アクション。4人Co-opでサイボーグ都市を清掃せよ!_03
Q-Gamesの実験的プロジェクト『Scrappers』は、ベルトスクロール・ゴミ収集アクション。4人Co-opでサイボーグ都市を清掃せよ!_04

 今回はイベントでの試遊でフィードバックを得つつコンセプトを検証するといった感じだったが(プレイ中もスタッフがめっちゃメモを取っていた)、ボスキャラの登場や変則ステージ、武器を奪うギミックなど、先のアイデアもいろいろある模様。うまく行けば、同スタジオのPixel Junkシリーズの新作として発表される日も意外と近いかもしれない。