スパイダーマン、アイアンマン、X-メン……数々のアメコミヒーローを生んだスタン・リー氏が95歳で亡くなる

マーベル・コミックの原作者として数々のアメコミヒーローの誕生に関わってきたスタン・リー氏が、アメリカの12日早朝に緊急搬送された先で亡くなったことが判明。95歳だった。

 スパイダーマンやX-メンなど、数々のアメコミヒーローを生み出した伝説的編集者のスタン・リー氏が亡くなったことが判明した。95歳だった。

 アメリカ現地12日早朝にハリウッドの自宅から緊急搬送され、シダーズ・サイナイ医療センターで亡くなったと米芸能メディアのTMZがいち早く報じ、マーベルやウォルト・ディズニー・カンパニーが正式な声明を出している。

 スタン・リー氏は、1939年に叔父のマーティン・グッドマンが始めたタイムリー・コミックス(後のマーベル・コミックス)でコミック編集者としてのキャリアをスタート。原作者としてコミックアーティストのジャック・カービー氏らとともに『スパイダーマン』、『X-メン』、『アイアンマン』、『インクレディブル・ハルク』などの作品に関わってきた。アメコミ業界の立役者のひとり……と言うぐらいでは控えめかもしれないぐらい、業界を代表してきた人物だ。

マーベル公式サイトでの追悼記事に掲載された言葉。「橋を架けたり医療の道を進んだりする立派な人がいる中で、ワシは単なるコミックライターにすぎないのがキマりが悪かったことがある。でも次第に気づいたんだ、エンターテインメントは人々の人生にとって非常に重要なものだってことに。そういうもんがなきゃ、人はばかなことをしちまいかねない。だからキミが人を楽しませられるならね、そりゃいいことなんだよ」(意訳)

スタン・リー氏が関わったキャラクターのゲームからいくつかを抜粋。(左から『Marvel's Spider-Man』、『マーベル VS. カプコン:インフィニット』、2008年版『The Incredible Hulk』)

 「出たがり」な人物としても知られており、マーベル映画などでのカメオ出演は定番中の定番。ゲームでも同様に出演することがあるほか(『Marvel's Spider-Man』にも登場)、過去には関連作のプロモーションにも出てきて、Kinect対応の『Marvel Avengers: Battle for Earth』で暴れてみたり、『アメイジング・スパイダーマン 2』に合わせてメッセージを寄せていたりもする。モバイルゲーム『Stan Lee's Hero Command』ではプレイアブルキャラクターとしても登場していたようだ。

 その業績は計り知れず、たとえスタン・リーの名前は知らなくとも、彼が生み出したヒーローたちはこれからも必ず、世界中で人々を楽しませ勇気づけていくだろう。ご冥福をお祈りします。