エントリーはまだ間に合う! 毎日新聞社とサードウェーブ主催の“第1回全国高校eスポーツ選手権”発表会リポート

2018年11月8日、毎日新聞社とサードウェーブは“第1回全国高校eスポーツ選手権”の発表会を開催した。

 2018年11月8日、毎日新聞社とサードウェーブは“第1回全国高校eスポーツ選手権”の発表会を開催した。「eスポーツを新たな文化にしたい」という熱い思いで開催される新しい大会。発表された内容を紹介しよう。

 “第1回全国高校eスポーツ選手権”は、その名の通り現役の高校生を対象としたeスポーツ大会だ。「eスポーツを楽しむ高校生を応援し、新しい文化として発展させていくこと」を目的としている。

 登壇した毎日新聞社の代表取締役社長の丸山昌宏氏は「これまでも毎日新聞は“選抜高校野球”、“高校駅伝”、“高校ラグビー”といったように、スポーツ、芸術、文化で若い人々を応援してきました。一方で歴史や伝統を受け継ぎながらも新しい文化を発信して応援していくのも私たちの使命と考えています」と話す。その“新しい文化”のひとつがeスポーツなのだという。

 丸山氏も実際に『ロケットリーグ』をプレイし、仲間ととプレイする楽しさを感じ、「高校生の皆さんが仲間と絆を深め、仲間といっしょになってひとつの目標に向かう姿を応援したい」と今回の大会にかける思いを語った。

毎日新聞社 代表取締役社長の丸山昌宏氏。

 サードウェーブ代表取締役社長の尾崎健介氏は「ぜひeスポーツを競技として見ていただきたい」と語る。

 フィジカルなスポーツなどでも娯楽としての面と、競技としての面があり、「eスポーツは日本ではまだ娯楽として見られることが多いですが、真剣に、腕を磨いて、フェアな条件で競いあうという競技性に注目してほしい」と、尾崎氏。また「文化にするということで、毎日新聞社さんと100年はやっていきたい」と改めて大会に向けた本気度を語った。

サードウェーブの代表取締役社長の尾崎健介氏。

 その後、毎日新聞社でeスポーツ担当を務める田邉真衣子氏から大会概要の説明があった。既に発表されている情報もあるが、改めて大会の概要をまとめたい。競技種目は『リーグ・オブ・レジェンド(以下、LoL)』と『ロケットリーグ』。

毎日新聞社のeスポーツ担当の田邉真衣子氏。

 『LoL』はタイトルとして世界中で人気があるのはもちろん、競技性の高さと仲間と力をあわせて同じ目標に向かって努力する楽しさを体感できる競技であること、『ロケットリーグ』は初心者でもチャレンジしやすいシンプルなタイトルで、ルールはもちろん観戦している側からもわかりやすいという理由で採用されたという。

 現時点でエントリーしているのは、『LoL』が58チーム、『ロケットリーグ』が22チーム。eスポーツタイトルは場所や年齢を越えていっしょにプレイできることがメリットのひとつなので、逆に学校で同じタイトルをプレイしているプレイヤーを探すのはかなり大変だという。

 参加してくれる同級生を探したり、新規プレイヤーとして取り込んだり、学年を越えてメンバーを募ってエントリーした学校もあるとのこと。参加する選手側にも熱意を感じるエピソードだ。

 そして、冬休み時期の2018年12月23日(日)から26日(水)にオンライン予選を実施し、2019年3月23日(土)、24日(日)に幕張メッセのホール1でオフラインの決勝大会を行なう。優勝賞品は“2泊3日の韓国eスポーツ体験旅行 supported by JTB”だ。

 スポンサーとして、デンソー、ソニー・ミュージックエンタテインメント、イオンエンターテイメント、ロジクール、ベンキュージャパン、Team e-sports collegeの滋慶学園が名を連ねている。

 デバイスメーカーのような親和性が高い会社はもちろんだが、eスポーツのライブビューイングを続けているイオンエンターテイメント(イオンシネマ)、さらにデンソーやソニー・ミュージックエンタテインメントがスポンサーとして名を連ねるあたり、まさに“文化”にしようとしている空気を感じる。

 また、サードウェーブ取締役副社長の榎本一郎氏からは“eスポーツ部発足支援プログラム”に関する説明が行なわれた。本プログラムは一定の条件を満たした学校にゲーミングPCとモニターを3年間貸し出すという内容。「eスポーツは文化になると信じて企画を立ち上げた」という。

サードウェーブ取締役副社長の榎本一郎氏。

 すでに多くの問い合わせが寄せられており、現時点で全国において56校が発足している。「改めていろいろな気持ちを受け止めた先生の尽力に感謝したい」と話し、今後もどういう形かは別にしても支援し続けると約束した。

全国で56校から申し込みがあったという。

教育の現場からも多くの反響が寄せられている。

 そして最後に、BURNOUT SYNDROMESが手がける本大会の応援ソング“ナミタチヌ”が披露された。楽曲としての完成度はもちろんだが、応援歌ということで強いメッセージ性を感じた。

 楽曲を制作した熊谷和海さんは「息を殺して波風を立たせないように生きていくのではなく、そこで培った技術や情熱を武器に波を立てて、風を立てて大騒ぎしながら戦っていこうぜ」という意図を込めていると話してくれた。

応援ソングを手がける、BURNOUT SYNDROMESのメンバー。

シンセサイザーを使った音作りが印象的なクールな楽曲だ。本大会に出場する学校からコーラス参加者を募集している。

 青春の押し付けのようで恐縮だが、高校生という人生の中でもエネルギーがある時期に腕を磨き、ほかのメンバーと協力し、ひとつのことに打ち込むというのは何事にも代えがたい貴重な経験になるだろう。

 エントリー受付は2018年11月21日23:59まで。まだ間に合う。ぜひこの記事を読んだ高校生の選手はエントリーして、おじさんに熱い戦いを見せてくれ!