『スマブラSP』新ファイター試遊プレイリポート! シモン、キングクルール、しずえ、ガオガエンのプレイフィールは?

“Nintedo Live 2018”に出展された『スマブラSP』試遊リポート。新ファイターのプレイフィールを中心にお伝えします。

世界初出展の“全員参戦”バージョン!

 2018年11月3~4日に、東京・幕張メッセにて開催された“Nintedo Live 2018”では、2018年12月7日発売予定のNintendo Switch用ソフト『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』(スマブラSP)が試遊出展された。

 いままでにもいくつかのイベントで試遊出展されてきた『スマブラSP』だが、全ファイターが選択できる状態での試遊出展は、世界初のこと。筆者もプレイする機会を得たので、本稿では『スマブラSP』初参戦キャラクターとして注目されている、シモン、キングクルール、しずえ、ガオガエンの使用感をお届けしていく。

 なお、試遊時間に限りがあり、4ファイターそれぞれ1回ずつの試遊であったため、不明な点も多い。また開発中のものであるため、製品とは異なる場合があることはご了承いただきたい。

シモン――クセの強いワザは使いこなせば猛威を振るう!?

 シモンは、トレードマークのムチ状の武器“ヴァンパイアキラー”使った攻撃が基本。リーチが長く、遠距離が得意なファイターであるようだ。通常ワザにも“ヴァンパイアキラー”によるものが多く採用されており、相手を牽制しながら、距離を保ちつつ戦うのがよさそうだ。また、過去作のリンクにフックショットを伸ばして復帰するアクションがあったように、シモンも“ヴァンパイアキラー”を使って復帰するアクションを持っている。

 通常必殺ワザは、斧を投げつける攻撃。上から下方向に向かう軌道で、あまり遠くまでは飛んで行かないので、慣れるまでは当てづらいかもしれない。しかし距離感覚を掴めれば、崖際の攻防などで猛威を振るうこととなりそうだ。

 横必殺ワザは、クロスをブーメランのように投げるもので、軌道は横一直線。敵を貫通して飛んでいくため、多くの敵をまとめて攻撃できるようになっている。

 上必殺ワザは、上空の敵に向かって飛びながら短剣で斬りつける攻撃。威力こそ高いものの、シモンのジャンプの飛距離がそこまで高くなかったので、あくまで相手に攻撃するワザとしてはいいが、復帰ワザとしてはあまり使い勝手はよくないように感じた。

 下必殺ワザは聖水を相手に向かって投げつけ、ヒットする(もしくは地面に落ちる)とその場で炎が発生するもので、ネスのPKファイターに似た感じだ。燃えているあいだは相手は身動きが取れないので、そこでスマッシュ攻撃を喰らわせる、といった戦いかたができそうだ。

 最後の切りふだは、相手を棺桶に閉じ込めて発動するグランドクロス。強力な一撃ではあるが、対象が1ファイターのみとなっている。

キングクルール――イカツイ風貌に反して軽やかな移動や攻撃が特徴的

 ファイターの特徴としては、見た目からして重量系ファイターのイメージを持つだろうが、移動速度は見た目にそぐわず、意外と軽やかに移動やジャンプが行えた。ワザは、その巨体を活かしたものが多く、『ドンキ―コング64』でみられたボクシングスタイルで相手を殴りつけたり、相手に向かってタックルをかます、といったワザを使うことができる。

 通常必殺ワザは、『スーパードンキーコング2』のキャプテンクルール姿に変装し、ラッパ型の銃を装備し、そこから大砲の弾を撃ち出す。また、弾を撃ち出した後は、銃で敵を吸い込んで攻撃するという、ユニークなワザとなっている。

 横必殺ワザは、頭にかぶっている王冠を相手に投げつけるというもの。こちらは、先ほど紹介したシモンのクロスのような貫通能力はないが、なかなかのスピードかつ、遠くまで王冠を飛ばすことができるので、遠距離攻撃のひとつとして重宝されることだろう。

 上必殺ワザは、個人用のヘリコプターを背中に背負い、上昇していくというもの。イメージとしては、スネークの上必殺ワザのように、機械で上昇していくものと思ってもらったらいい。なお、プロペラ部分に攻撃の当たり判定があるので、復帰ワザとしてももちろん、相手にダメージを与えることもできる、一石二鳥なワザとなっている。

 下必殺ワザはカウンター。コマンドを入力するとキングクルールのお腹が緑色に光り、そのあいだに相手ファイターに攻撃されるとお腹を突き出し、反撃する。こちらは、ほかのファイターのカウンターと同等のものと考えていいだろう。

 キングクルールの最後の切りふだは、『ドンキ―コング64』で自身の要塞に搭載した兵器“ブラストマティック”から、ドンキーたちの住む“DKアイランド”にビームを放つというもの。同作のゲームオーバー時に再生される、発射直前の様子を描いたムービーの続きのような形になっており、当時小学生だった筆者のトラウマを呼び起こされた。なお、切りふだはキングクルールが前方に向かって突進し、それにヒットしたファイターひとりが対象となるため、しっかりと狙って発動させたいところだ。

しずえ――ユニークな攻撃が多く操作して楽しいファイター!

 『どうぶつの森』シリーズにて、プレイヤーをサポートしてくれる秘書的な存在のしずえさん。キュートな容姿や一生懸命に仕事をする姿、またドジっ子属性など、『どうぶつの森』シリーズでも人気の高いキャラクターだろう。そんなしずえさんは、一部攻撃アクション(飛び道具吸収や掴みモーション、最後の切りふだなど)はむらびとと似ているが、そのほかのアクションは完全に独立しており、似て非なるファイターとなっている。

 攻撃は、ユニークな道具を用いたワザが多いのが特徴的。竹ほうきで敵を払う上攻撃や、壺を持ちながら転ぶダッシュ攻撃、パチンコで弾を発射する空中ワザなど、個性的なものばかりだ。スマッシュや必殺ワザも同様で、横スマッシュではクラッカーを鳴らしたり、上スマッシュでは標識を出したり、下スマッシュでは水が入ったバケツを左右に振るなど、しずえさんは使用していてとても楽しいファイター、という印象を持った。

 通常必殺ワザは、むらびとと同じように、敵の飛び道具を吸収し、もう一度アクションをとることで、吸収したワザを放つというもの。試遊の環境上、飛び道具を吸収する機会がそこまで多くなかったが、おそらくはむらびとのワザと同等のものと考えてよさそうだ。

 横必殺ワザは、いわゆる“釣り”。相手に向かって釣り糸を飛ばし、ヒットするとそのまま引き寄せて投げるつかみワザのほか、“釣り”の要領で、地面に釣り糸を設置し、その上を通った相手ファイターを引き寄せて投げたり、さらには、シモンの“ヴァンパイアキラー”のように、復帰ワザとして使うこともできる。釣竿一本でさまざまなワザを行えるようになっているのが特徴的だ。また、アイテムを引き寄せられるといった、便利な機能も搭載しているのも魅力的。

 上必殺ワザは、バルーンがついたブランコで上昇するワザ。攻撃判定はないため、シンプルな復帰ワザとして活用されるだろう。なお、上昇が終わって落下する際、頬を赤らめながらスカートを抑えるといった、しずえさんらしいかわいらしいアクションが見られるなど、開発スタッフの丁寧な仕事がうかがえた。

 下必殺ワザは、地面にハニワを埋める設置ワザ。相手が踏むとハニワが上昇し、ダメージを与える。崖際で設置して相手を牽制する、というような使いかたも有用かもしれない。

 しずえさんの最後の切りふだは、むらびとのものと似ており、『どうぶつの森』のキャラクター・たぬきちまめきち、つぶきちと、ステージ上に役場を建設し、完成とともに爆発させるというもの。こちらも、対象ファイターはひとりとなっている、

ガオガエン――派手なプロレスワザが主体の重量系アタッカー

 『ポケットモンスター』シリーズからの参戦となるガオガエンは、プロレスワザを主体に戦っていくファイターとなっており、投げワザの吹っ飛び度合が少し高めに設定されている印象を受けた。また、攻撃がヒットするたびに観客にアピールするユニークなファイターとなっているが、こちらはいつでもキャンセル可能となっているため、アピールしているあいだに敵の反撃を受ける、という心配は無用だ。

 通常必殺ワザは、その場で回転するようにラリアットを放つ“DDラリアット”。回転してのワザなので、左右どちらにも攻撃判定があり、ほかのファイターたちに囲まれても、反撃できるようなワザとして活用できそうだ。

 横必殺ワザは、相手のもとまでダッシュして掴んでロープに振り、タイミングよく攻撃を加えるワザ。攻撃を与えるタイミングによってワザの種類も変化し、タイミングが早いとショルダースルー、遅いと双方がぶつかって失敗、タイミングがバッチリだとラリアットが発動する。またこのワザは、ダッシュ速度が速いため、回避にも使えそうだと感じた。

 上必殺ワザは、真上にジャンプし、そこから斜め方向に落下しながら攻撃を加える“クロスチョップ”。復帰ワザとしても使用できそうだが、失敗すると変な方向にそのまま落下してしまう危険性があるので、使用どころを見極めて発動したい。

 下必殺ワザは、カウンターワザの“リベンジ”。相手の攻撃を受けると体が燃えて力が溜まり、つぎにくり出すワザの威力が上がるという、少し変わったカウンターワザとなっている。

 ガオガエン最後の切りふだは“ハイパーダーククラッシャー改”。このワザも対象はひとりなので、しっかり使いどころと狙う相手を見極めることが重要となる。

既存ファイターも変更点多数、 発売後は全ファイターとも要研究!

 ここまで、今回筆者の試遊してきた4人の新規参戦ファイターについてのプレイリポートをお届けしてきたが、対戦モードにおいていちばん印象的だったのは、新要素の“チャージ切りふだ”だ。スマッシュボールを取って発動する本家切りふだほどの威力はないが、運に左右されず、確実に計算してくり出せるため、これをいかに使うかが立ち回りに大きな影響を与えそうだ。

 なお今回は試遊時間が限られていた都合上、完全新規ファイターを優先してプレイしてみたが、ダッシュファイターのケンもリュウとはかなりの違いがあることが明らかになっているし、またNintendo Liveで実施された『スマブラSP』ゲーム大会を見た限り、既存のファイターたちも新たなワザを使えるようになるなど、かなりの部分が新しくなっているようだ。全74ファイターをじっくり触れるようになる2018年12月7日の発売日を楽しみにしたい。



(C) 2018 Nintendo
Original Game: (C) Nintendo / HAL Laboratory, Inc.
Characters: (C) Nintendo / HAL Laboratory, Inc. / Pokémon. / Creatures Inc. / GAME FREAK inc. / SHIGESATO ITOI / APE inc. / INTELLIGENT SYSTEMS / Konami Digital Entertainment / SEGA / CAPCOM CO., LTD. / BANDAI NAMCO Entertainment Inc. / MONOLITHSOFT / CAPCOM U.S.A., INC. / SQUARE ENIX CO., LTD.
※画面は開発中のものです。