任天堂は、2019年3月期における第2四半期決算について、プレゼンテーション資料等を公開した。

 任天堂は、2018年第2四半期(4月~9月)決算について、プレゼンテーション資料等を公開した。
 Nintendo Switchの普及が順調に進み、販売台数は前年同期比3.7%増の507万台に。ゲーム専用機におけるデジタルビジネスは、おもにNintendo Switchのパッケージ併売ソフトや追加コンテンツ等による売上が順調に伸び、売上高は前年同期比71.7%増の391億円となった。

 おもなトピックは以下の通り。

Nintendo Switchビジネスの概況

 発売2年目を迎えたNintendo Switchについて、ハード購入者に長く遊んでもらう施策のひとつとして、“ゲーム内容のアップデートや追加コンテンツの配信を継続的に行う”ことを挙げた。例として、『マリオカート8 デラックス』や『スプラトゥーン2』などにおけるタイトルアップデートやゲーム要素の追加など。同時に、ゲーム内でのオンラインイベントの開催も随時行ってきたとしている。11月に開催される“Nintendo Live 2018”では、発売前の『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』を始め、『スプラトゥーン2』、『マリオテニス エース』などの公式大会が一堂に会する。こうした取り組みが功を奏し、4月以降の本体販売台数は、欧米を中心に好調だった。

 Nintendo Switchで発売されたタイトルの特徴として、ロングセールスを続けているタイトルが多いことが挙げられる。『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』、『マリオカート8 デラックス』、『スプラトゥーン2』、『スーパーマリオ オデッセイ』の4本について、2018年1月と9月で本体装着率を調べたところ、ほとんど変わっていないそうだ。本体の普及が進むのと同じペースで、この4本が売れ続けていることを示している。さらに、今期に発売された『マリオテニス エース』は、Nintendo Switchとの相性もよく、シリーズ最高の出足を記録。こうしたタイトルの充実が、本体のビジネス基盤の安定化につながるとした。

 9月にスタートした有料サービス“Nintendo Switch Online”だが、サービス利用権購入者の約半数が12ヵ月のプランを選択しており、想定通りの立ち上がりとなった。
 Nintendo Switchの発売以降、デジタル売上高の拡大も進んでいる。2019年3月期の上半期の売上高は過去最高。Nintendo Switch用ソフトの販売数が伸びるとともに、ダウンロード版も増加し、デジタル売上高が拡大した。内訳としては、パッケージソフトのダウンロード版がデジタル売上高全体の約6割を占めているが、この比率自体は昨年と同様で、ダウンロード専用ソフトや追加コンテンツが販売を伸ばしていると言える。

 前期までに発売済みの人気タイトルやサードパーティ各社のタイトルも好調に販売を伸ばし、ソフトウェアの販売本数は、前年同期比91.3%増の4213万本。ニンテンドー3DSの販売台数は前年同期比65.1%減の100万台、ソフトの販売本数は前年同期比54.6%減の627万本となった。さらに、“ニンテンドークラシックミニ”シリーズは、合計369万台を販売した。ゲーム専用機におけるデジタルビジネスでは、おもにNintendo Switchのパッケージ併売ソフトや追加コンテンツ等による売上が順調に伸び、デジタル売上高は前年同期比71.7%増の391億円となった。

ホリデー商戦について

 10月~12月にかけて、『スーパー マリオパーティ』、『ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』、『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』など、コアなゲームファンからファミリーまで、幅広い層への訴求が期待できるタイトルが発売される。『ポケモン』や『スマブラ』では同梱版が発売されるが、ホリデー商戦に合わせては『フォートナイト バトルロイヤル』や『ディアブロIII エターナルコレクション』でも本体同梱版が発売され、幅広いユーザーのニーズに応えるとした。
 2019年初頭に向けても有力タイトルの発売を準備し、さらなるラインアップの充実を図る。

 そのほか、『ルイージマンション』などが発売されるニンテンドー3DSや、シリーズ累計出荷台数が1000万台を突破したニンテンドークラシックミニシリーズも、ホリデー商戦の主力商品となるだろう。

スマートデバイスビジネスについて

 サイゲームスとの協業タイトルとして、9月27日に配信された『ドラガリアロスト』。完全新規IP(知的財産)ながらも、配信前から大きな注目を集め、事前登録者が100万人を突破。「新しいIPを創り出し、グローバルで多くのお客様に受け入れていただくチャレンジとしては、順調な立ち上がりを見せている」と評価。『スーパーマリオ ラン』、『ファイアーエムブレム ヒーローズ』、『どうぶつの森 ポケットキャンプ』などが安定した人気を続けており、スマートデバイス・IP関連収入等の売上高は、前年同期比4.7%増の187億円となった。
 今期(2018年4月~2019年3月)は、『Mario Kart Tour(マリオカート ツアー)』のサービス開始が予定されており、スマートデバイスビジネスが収益の柱のひとつとして育てていくために、事業拡大に努めるとしている。