ゲーム業界で週休3日に在宅勤務!? シグナルトークの社長に内情を聞いてみた!

ゲーム業界は、「朝から晩まで働きづめで忙しそう」というイメージを持つ人も多いと思う。そんな中、週休3日制や在宅勤務など、働きかたを改革しているゲーム会社があった! さっそく、そんな夢のような職場を実現しているシグナルトークの社長に突撃!

 ゲーム業界は、「朝から晩まで働きづめで忙しそう」というイメージを持つ人も多いと思う。そんな中、週休3日制や在宅勤務など、働きかたを改革しているゲーム会社があった! さっそく、そんな夢のような職場を実現しているシグナルトークの社長に突撃し、勤務制度の実態を聞いてみた。さらに、社員の方もどう思っているのか、お話をうかがった。

シグナルトークってどんな会社?

 2006年に設立。マルチプラットフォームのオンライン麻雀ゲーム『Maru-Jan』を筆頭に、多数のスマートフォン向けゲームをリリース。近年はヘルスケア事業を立ち上げ、健康アプリ『my healthy』など、健康を重視したソフト開発も行っている。

プロフィール

栢 孝文氏(かや たかふみ)

シグナルトーク 代表取締役

社長のゲーム好きから生まれた自由な制度“FreeWorking制度”

――FreeWorking制度とはどんな内容ですか?

多様な働きかたを支援する制度です。弊社では、Remote(在宅勤務)とFreeDays(少日数勤務)を取り入れています。

――なぜRemoteを導入しようと思ったのですか?

どうすればプログラマーを大勢採用できるか、という議題で話し合っていたときに、弊社のプログラマーが、「ベンチャー企業なのに出勤しなきゃいけないなんて、あり得ないっすよ!」と言ったのがきっかけでした。彼はそれ以来ずっと自宅作業で、週1回しか出勤していません。基本的には、ファミリーレストランで仕事をしているらしいです。家よりもファミリーレストランのほうが、仕事が捗るんだとか(笑)。

――Remoteでも出勤日はあるのですね。

おもに打ち合わせのためですね。ふだんからビデオチャットやメールといった、オンラインでの情報共有ツールを利用してコミュニケーションを取っていますが、アイデアや仕様面で意見がぶつかった場合は、互いに顔を合わせてコミュニケーションを図らないと、感情的な軋轢が生まれる可能性があるんですよ。みんなが同じ方向を向けるように、週に2~3時間ぐらいは実際に顔を合わせて話せる場を設けています。

――それでも問題なく仕事が回るのですか?

確かに心配になりますよね。その点、弊社ではToDoリストをしっかり管理しており、今日はこの人がこの仕事をした、この人は3日間何もしていないなど、スタッフの仕事がすべて視覚化されています。ですので、出勤していれば働いたことになっていた時代よりも、むしろシビアになっていると思います。

――FreeDaysについてもお聞きしたいです。

“週休何日”ではなく、週2日や週3日というように勤務日数を自由に選べる制度で、本人の希望で調整できます。それとは別に、会社の売上が前年をある程度超えていると、週休3日になるという制度も導入しています。「そのほうがおもしろいかもしれない」と思い、挑戦してみました。私がゲーム好きということもあり、ゲーム感覚で会社の新しい制度に挑戦することが多いです。

――うらやましい! もしかして、週休3日の月は給料が下がったり……?

給料は変わりませんよ(笑)。

――安心しました(笑)。週休2日のときと、仕事のペースは変わらないのでしょうか?

そうですね。週5日勤務でも週4日でも、やることは変わりません。つねに“倍速倍価値”のどちらかを、必ずやるようにしています。倍速は仕事を2倍の速さでやる、倍価値は価値が倍に増えるようなものをやる、という意味です。

――開発作業が佳境のときでも?

自社開発なので、制度の影響はなく、品質に妥協しないスケジュール設定が実現できます。もちろん、「ある程度急いでほしい」というメッセージを出すこともありますが、あまりうるさく言わないようにしています。優秀な人は、あまり介入しないほうが、いいものを早く上げてくれる傾向が強いですね。

――信頼関係が成り立っているのですね。

とくに付き合いの長いスタッフは、口を出す前に、私が納得できる内容になることも多いです。理想的な制度があることで、人が離れにくくなり、結果的に仕事が円滑に進められ、会社が成長していくのだと思います。

社員の皆さんは“FreeWorking制度”をどう思っている?

ディレクター 近藤莞爾氏(左) ジェネラルマネージャー/『Maru-Jan』プロデューサー 阿部信光(右)

――おふたりは制度を利用されてますか?

阿部私は利用していません。

近藤私はRemoteなので、基本的に自宅で仕事をしています。チームのメンバーもプログラマーひとりだけが出社していて、残りは全員自宅で仕事をしています。

――阿部さんはなぜ、こんなにおいしい制度を利用しないのですか!?

阿部出社したほうが、通勤時間や移動時間にも好きなことができるなど、自分の時間を確保できるので。家にいづらいとかではないですよ(笑)。

――なるほど。既婚者ならではの理由で、と。

阿部やめてください(笑)。そもそもフレックス制なので、午前中は家族と過ごしていますから。

――近藤さんはRemoteを利用してみていかがですか?

近藤通勤時間がないぶん、仕事に集中できますし、雨の日も気にならないのがいいですね。Slack(※)を使って電子会議を頻繁に行っているので、チームのコミュニケーション頻度は、毎日出社するよりも高くなっていると思います。

――家だと遊んじゃう、なんてことには……?

近藤日々、提出しなければならないデータや、締切があるので、遊ぶことはないです(笑)。

――週休3日についてはいかがですか?

阿部週休3日を利用して家族旅行に行っています。平日は飛行機代が安く済むので、ありがたいです。

――うらやましい限りです。

阿部会社の売上による制度なので、がんばれば休みが増えるし、がんばらなければ休みが減る。すごくわかりやすい仕組みなんですよね。全員一丸となって、週休3日を獲得するためにがんばろう、という姿勢で取り組んでいますよ。