2018年10月13日(土)、京都国際マンガミュージアムにて“小田部羊一氏トークショー 〜ハイジからチエ、そしてマリオへ〜”が開催されることが明らかにされた。

 京都クロスメディア推進戦略拠点、京都国際マンガミュージアムおよびワンビリングの共催となるこちらのイベントは、『アルプスの少女ハイジ』や『母をたずねて三千里』、『じゃりン子チエ 劇場版』など数々の名作を手掛け、その後活躍の場を任天堂に移し、マリオやポケモンなどのキャラクターを監修した、キャラクターデザイナー・アニメーターの小田部羊一氏をゲストに招いてのイベントで、アニメーターとして高畑勲作品を、キャラクターデザイナーとして任天堂での取り組みなどを語るという内容になる。魅力的なキャラクター作りや、アニメやゲームに共通するキャラクターを動かす上での大切なことなど、クリエイティブに役立つ話が満載となっている。参加は無料(ただし、京都国際マンガミュージアム入場料が別途必要)で、事前登録制。ハイジからマリオまで、キャラクター作りの真髄に触れられる絶好の機会をお見逃しなく!

小田部羊一氏のトークショウが10月13日に京都国際マンガミュージアムで開催、『アルプスの少女ハイジ』から『マリオ』までキャラクターデザインの秘訣を語る_01

日時:2018年10月13日(土)13時00分~16時30分(受付開始 12時30分)
会場:京都国際マンガミュージアム 2階 ギャラリー6
(京都市中京区烏丸通御池上ル)※アクセスはこちら
費用:無料
※ただし京都国際マンガミュージアム入場料別途必要
(大人800円、中高生300円、小学生100円)
参加方法:事前申込制
コチラのWebサイトよりお申込み下さい。
http://crossmedia.kyoto/seminar_event/20181013
(申込締切 2018年10月11日(木)17:00)

プログラム
<第1部> 高畑勲氏と共に ハイジ・三千里〜じゃりン子チエ 劇場版
小田部氏がキャラクターデザイナーとしてだけではなく、作画監督、アニメーターとして高畑勲氏とともに作ってきたアニメ作品について振り返る。

<第2部> アニメからゲームへ 任天堂での21年間
アニメ業界から当時はドット画だったゲームの世界へ。任天堂での21年間。
当時のアニメ技術が未熟だったゲームの世界に転身したわけは? 当時のこと、これからの業界のこと、そして京都という風土についても語る。

登壇者
小田部 羊一氏(キャラクターデザイナー・アニメーター)
1936年台湾台北市生まれ。1959年、東映動画株式会社(現:東映アニメーション)へ入社。「空飛ぶゆうれい船」(1969)で初の劇場作品作画監督。東映動画退社後、高畑勲、宮崎駿と共にメインスタッフとして「パンダコパンダ」(1972)「アルプスの少女ハイジ」(1974)「母をたずねて三千里」(1976)のキャラクターデザイン・作画監督を担当。「じゃりン子チエ」(1981)でキャラクターデザイン・作画監督。1985年、開発アドバイザーとして任天堂株式会社に入社。「スーパーマリオブラザーズ」「ポケットモンスター」シリーズなどのキャラクターデザイン及びアニメーション映像の監修。2007年任天堂退社後フリー。2015年度第19回文化庁メディア芸術祭で功労賞を受賞。著書に『小田部羊一アニメーション画集』(アニドウ)、『『アルプスの少女ハイジ』小田部羊一イラスト画集』(廣済堂出版)他。

藤田 健次氏(株式会社ワンビリング 代表)
電子書籍アニメ原画集 E-SAKUGA企画・制作・販売。東映アニメーション60周年記念ドキュメント「僕とアニメと大泉スタジオ」(BSフジ)企画・監修。アニメビジネス情報番組「ジャパコンTV」(BSフジ)企画・監修。東京都主催 東京国際アニメフェア(現:アニメジャパン)公式サイト プロデュース・運営。世界初インターネット配信映画「好き (‘90:主演:田中麗奈)」インターネット配信総括プロデュース。

應矢 泰紀氏(京都国際マンガミュージアム 研究員)
大阪府生まれ。京都国際マンガミュージアム/京都精華大学国際マンガ研究センター研究員で、主に展覧会やイベントを企画運営している。アニメーションやゲームにおける表現の研究活動を行う傍ら、その研究結果を元にしたアニメーションを制作している。

主催:京都国際マンガミュージアム、株式会社ワンビリング
共催:京都クロスメディア戦略推進拠点(KCROP)、京都府、京都市、公益財団法人京都産業21、京都次世代ものづくり産業雇用創出プロジェクト推進協議会