2018年9月16日、千葉・幕張メッセにて、大型esportsイベント“RAGE 2018 Autumn”が開催された。
“RAGE”はCyberZ主催により、1年に数回開催されるesportsに関する大型大会。毎回メイン種目として全国大会を行っているデジタルカードゲーム『シャドウバース』に加えて、今回は5対5のチーム型FPS『レインボーシックス シージ』と、最大100人で最後のひとりになるまで戦うサバイバルTPS『フォートナイト』の大会を開催。さらに、話題のVTuberたちによるesports大会も行われ、会場は大いに盛り上がった。本記事では会場全体の模様と、メイン種目である『シャドウバース』部門の様子をピックアップしてリポートしよう。
新たな『シャドバ』の王者が誕生!!
ここからは、『シャドウバース』部門の大会“RAGE Shadowverse Brigade of the Sky”の模様をリポート。今回は、第9弾カードパックを“Brigade of the Sky / 蒼空の騎士”交えたローテーションフォーマットの大会。これまでの“RAGE”と同じく、3つの異なるクラスのデッキを使用(1度勝利すると、そのデッキは使用不可)し、先に3バトル勝利した選手が試合に勝利となるBo5ルールだ。
朝から行われたトーナメントを勝ち抜き、決勝へと進出したのは、ああああ選手と、フォレスト/森の家選手。ああああ選手は、ほかの選手がエルフを選択しているのに、唯一エルフを使用していないダークホース的な存在で勝ち上がってきた。また、『シャドウバース』のゲーム内で行われた優勝予想イベントで、みごと1位に輝いたこともあり、観客たちからも大きな期待が寄せられていた。
1戦目、2戦目と余裕しゃくしゃくで勝利し、優勝にすぐに王手を掛けたのは、ああああ選手。ああああ選手は最後はネクロマンサーを選択し、フォレスト/森の家選手はウィッチで立ち向かう。ああああ選手は序盤から大きなリードを取り、中盤からフォレスト/森の家選手は防戦一方。しかし攻めに急いだこともあり、ああああ選手は、7ターン目に相手の出方を見るしかないという、運に頼った戦法を選択。だが勝負の神は、ああああ選手を味方していたようで、形勢はそのままに。最後もフォレスト/森の家選手の行動をみごとに読み切り、ああああ選手が優勝を果たした。
優勝後にああああ選手は、「人生でいちばん嬉しい日です!」と、檀上で優勝した喜びを大きくアピール。優勝賞金400万円と、優勝トロフィー。そして、12月15日~16日に開催される世界大会への出場権が贈られた。
イベントの最後には、『シャドウバース』プロデューサーの木村唯人氏が登壇。今年冬に開催される“RAGE Winter 2018”や、そのほかの大会について告知が行われ、本大会は終了となった。
ああああ選手にミニインタビュー
最後に、今回の大会でみごと優勝を果たした、ああああ選手へ向けた、メディア合同インタビューをお届けする。
――優勝されたいまのお気持ちをお聞かせください。
ああああ選手 ネメシスで相手のエルフを倒すことがすべてでした。あとは、もう自分の強い行動を押し通せたので、よかったですね。
――今回の大きな勝因はどこだと思いますか?
ああああ選手 初戦で大きなミスをしてしまいましたが、それを引きずらずに戦えたのが勝因なのかなと。
――『シャドウバース』をプレイする前に、カードゲームは遊んでいましたか?
ああああ選手 本格的に始めたのは『シャドウバース』が初めてです。小学校~中学校のころ、少し遊ぶ程度には『遊戯王』や『デュエルマスターズ』をプレイしていました。
――世界大会への意気込みを教えてください。
ああああ選手 “RAGE”優勝者として、さらに2冠を目指したいです!
――世界大会では“2Pick”での試合もありますが、自信はありますか?
ああああ選手 “2Pick”は昔からよくやっていて、一応“至高のPick”を持っているくらいにはやっています(※“至高のPick”とは、“2Pick”ルールで500勝すると手に入る、ゲーム内の称号)。ただ、環境的な研究はまだまだできていないので、今後そこを詰めていきたいです。
――優勝賞金の使い道を教えてください。
ああああ選手 まずは大学の奨学金を返して、あとは車とかに使いたいです。それと、新しいカードパックが出たら、それも買いたいですね。
――ちなみに、選手名の“ああああ”についてなのですが……!
ああああ選手 この名前にしてしまって、ちょっと後悔しています(笑)。ただ、いまは少し愛着が湧いてきましたね。