ハッピーミールは2018年8月26日、東京のNAKED LOFTにて“電子艦隊ナック10周年記念パーティ!&協撃カルテットファイターズ サマーカーニーバル'18”を開催した。当日は、2008年にフィーチャーフォン向けアプリとして公開されたシューティングゲーム『電子艦隊ナック』10周年をお祝いしつつ、その流れを汲むNintendo Switch向け新作ゲーム『協撃カルテットファイターズ』(2018年2月22日発売)のハイスコア大会を実施。さらに『協撃カルテットファイターズ』のサウンドを担当した国本剛章氏によるライブも行われ、ファンには至高のひとときとなった。その模様をリポートしよう。

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Nintendo Switch向けソフト『協撃カルテットファイターズ』は、レトロゲームテイストあふれるシューティングゲーム。

『電子艦隊ナック』10年の歩み

 まずは司会のファミコンキッド氏とハッピーミール代表取締役の関純治氏が登壇。スライドで2008年にリリースされた『電子艦隊ナック』の10年を振り返った。同作は、もともとはフィーチャーフォン(いわゆるガラケー)向けアプリとして開発された縦スクロールシューティングゲームで、古き良き8ビットゲーム機時代のテイストを色濃く再現した内容となっていた。

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ハッピーミール関氏(写真右)とファミコンキッド氏。
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スライドで『電子艦隊ナック』の歴史を紹介。

 そんな歴史を振り返りつつ、今回のイベントではシリーズ最新作である『協撃カルテットファイターズ』のハイスコア大会を決行。4人同時プレイが可能で、合体することで強力なショットを撃つことができる本作。ときにはバラバラに、ときには合体していっしょに戦うのが本作の楽しさであり、スコアのポイントにもなりそうだ。

 大会は会場に集まったお客さん全員が参加者となり、4人同時プレイを行ってチームスコア合計と個人スコアを競い合う形で行われた。

 参考として桜田名人(高橋名人の弟子)が登壇し、攻略ポイントをまとめたビデオが上映された。それによるとまずは100万点を目指すのがポイントとなりそう。

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プレイは練習なしの1回のみ。全キャラクター使用可能の状態で行われた。

 チーム分けは、入場プレゼントで全員に配布されたレトロゲームのプラットフォームごと……というユニークな方法で行われた。「じゃあ入っていたソフトが初代プレステの人たち!」、「つぎはPSP!」と関さんがハードを宣言すると、そのソフトをもらった人たちがステージまえに集まっていっしょにプレイする、というスタイルだ。

 全員のプレイが終わったところで前半終了。休憩タイムではイベント特製メニューを飲んだり食べたり、物販コーナーが賑わったりとしていた。

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この日だけの会場限定メニュー一覧。
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筆者はスペシャルカクテル“アケミちゃん(+1000点)”と、火山ステージをモチーフにした赤マサラカレー“ゾーンB”を注文。
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物販では『協撃カルテットファイターズ』のオリジナルサウンドトラックを"カセットテープ"で販売。

後半は個人戦決勝とお待ちかねのライブ!

 休憩後の後半が始まるといきなり“キノコ国本剛章BAND”による『協撃カルテットファイターズ』BGM生演奏をまずは1曲! 大きく盛り上がったとことで、個人戦の決勝が行われた。

 イベント前半でプレイした個人別スコアで上位4人が決勝戦を実施。これも4人同時プレイで行うため、適度に強力しつつ、自分がしっかりスコアを稼ぐようにプレイするという立ち回りが必要となる。

 そしてこの個人決勝戦は、ステージBGMをキノコ国本剛章BANDの生演奏というゼイタクな試みで行われた。観客は決勝プレイの内容とBGMとそれぞれに注目しながら……という状況の中、優勝は見事“はんばーぐ”さんに決定。関さん曰く「いまこの瞬間は宇宙一のスコアでしょう!」と認定、選んだ機体も含めて完璧なプレイをこなし、47万5800点と2位にダブルスコア以上のスコアを獲得した。

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スクリーンの隣で生演奏! なんてゼイタクな!
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優勝した“はんばーぐ”さんには特定メダルと副賞を授与。彼はチーム戦でも優勝した。

 個人戦、チーム戦の表彰が終わったところで、いよいよ皆さんお待ちかねのキノコ国本剛章BANDによるライブだ。『協撃カルテットファイターズ』のBGMはもちろん、国本剛章氏が過去に作った名作ゲームも演奏。どのゲームのどんな曲だったのか……は、諸般の事情により詳細を明かすことはできないのだが、来場者は皆知っててノリノリだったということはお伝えしておこう。

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後半のライブでは4曲ほど披露。最後は『協撃カルテットファイターズ』からあのタイトルへのメドレーも……!?

そして新作発表! パッケージイラストは辻野寅次郎氏!

 さて、ライブも終わってここで本イベントも終わり……と思いきや、最後に“新作発表”のコーナーがあった。ここで発表されたのは、『電子艦隊ナック』と『協撃カルテットファイターズ』のあいだをつなぐタイトル『オミクロン(仮題)』だ。『協撃カルテットファイターズ』でもボーナスパネルとして登場したアケミちゃんが本作の主人公で、彼女を操作する縦スクロールシューティングゲームとなっている。

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『オミクロン(仮題)』のスクリーンショット。アケミちゃんを操作する縦スクロールシューティングゲーム。

 プラットフォームはROMカセット、音楽は国本剛章氏、そしてパッケージイラストに『天外魔境』シリーズでキャラクターデザインを担当した辻野寅次郎氏を起用。この日、アケミちゃんのキャラクターデザイン案とパッケージイラストもあわせて公開された。

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こちらが辻野寅次郎氏によるパッケージイラスト。
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会場ではアケミちゃんのキャラクター案も公開された。

 という感じで大きな盛り上がりを見せてイベントは無事終了。関氏を始め、国本氏や辻野氏もファンと交流を深め、とてもアットフォームな催しとなった。次回は20周年……と言わず、何らかの形で定期開催を希望したい。

 なお、『協撃カルテットファイターズ』は9月21日まで20%OFFセールを実施している。次回に向けて(?)ぜひチェックしておこう。