サイバーコネクトツーの人材育成プロジェクト“スーパーゲームスクール”が今秋のリニューアル開講を発表!

サイバーコネクトツーが2015年12月より実施している、ゲームクリエイター志望者を対象にした人材育成プロジェクト、“スーパーゲームスクール”。昨年の12月までの実施で11人のゲームクリエイターを輩出した実績を持つ同プロジェクトが、これまでの経験と反省を踏まえ、今秋にリニューアル始動することが明かされた。

スーパーゲームスクールがリニューアルし、CC2 の福岡本社と東京スタジオで今秋より開講!

 サイバーコネクトツー(以下、CC2)が2015年12月より実施している、ゲームクリエイター志望者を対象にした人材育成プロジェクト、“スーパーゲームスクール”。やる気さえあれば誰でも参加可能なゲームクリエイターへの登竜門として話題を集め、昨年の12月までカリキュラムが行われていたが、これまでの2年間の活動で64名の受講者が参加し、最終的に11名がゲーム業界への就職を果たしている。
 この実績と経験を踏まえて、この秋よりスーパーゲームスクールがリニューアル始動することが、CC2代表取締役の松山洋氏より明かされた。

スーパーゲームスクールとは
 ゲーム業界のハードルが高いと諦めている就職志望者に、業界に入るためのチャンスを与えるとともに、人手不足に悩むゲーム業界に優秀なクリエイターを輩出するという、企業と人材のお互いにとって有益な関係を築けるプロジェクトとして、2015年12月に始動。これまでエフェクトアーティストコース、プログラマーコース、ゲームデザイナーコースの3コースのカリキュラムが展開されてきた。詳細はスーパーゲームスクール特設サイト(http://www.cc2.co.jp/game_school/)まで。

スーパーゲームスクールの特徴

  • ゲームクリエイター志望であれば誰でも参加可能! 授業料は無料!
  • 日中から夜間まで拠点(CC2本社)を解放。CC2が用意する開発環境 (PC・ソフトウェア)を自由に使い、“課題”に合わせた作品制作を行うことができる
  • コース別に“課題”が提示され、成長を促す。課題クリア→CC2採用程度の技術習得→入社に直結!

 約2年間運営してきたスーパーゲームスクールの各コース毎の受講者数、実績は以下の通り。全64名の受講者のうち、7名はスーパーゲームスクールの全課程を修了し、ゲームメーカーへの内定が決定。残る4名は、受講期間中にメーカーの内定が取れたため、その時点でスーパーゲームスクールは卒業扱いとなっている。

 スーパーゲームスクールをリニューアル開講するにあたり、松山氏はこれまでの運営で得られた経験と実績を交えつつ、今後の展望を語ってくれた。

CC2代表取締役、松山洋氏

 「“まったくの経験ゼロからでも構わない”というコンセプトのもと、2015年にスーパーゲームスクールを始めましたが、2年間の活動で11名のゲームクリエイターを生み出せました。64分の11なので、およそ6人にひとり。非常に高い確率で人材を輩出できたと思っています」と語る松山氏は、「ただ、実際にスーパーゲームスクールを運営してきたことで、我々運営側としての課題もいくつか見つかりました。まず、コンセプトにある“まったくのゼロからでも構わない”という部分ですが、実際のところ未経験者の方を対象にすると、まったくの基礎から講義をしていかなければなりません。そうすると、必然的に受講期間が長期化してしまいます。我々も通常業務の傍らで社員たちが指導にあたっているので、受講期間が延びるということは、それだけ指導コストが嵩んでしまうということに繋がります」と、これまでの実施で浮かび上がった問題点を指摘。

 そこで、今後は効率よく、かつプロフェッショナルな指導を行っていくためにも、新たに基礎学習コースを新設することが明かされた。これは、スーパーゲームスクールのカリキュラムを行うにあたり、製作ツールの使い方やゲームを作る上で知っておくべき基礎知識を学ぶためのコースだそう。応募・書類選考があるのはこれまでの各コースと同じそうだが、毎回受講に来てもらう指導スタイルではなく、テキストや動画ベースの素材を提供し、自主的に学んでいく形になるとのこと。
 「この基礎学習コースを新設することで、実践コースのカリキュラム開始時点での受講者たちの足並みをある程度揃えることができ、受講期間の短縮化や指導コストの削減を図ることができます」と、松山氏。

 また、これまではCC2と(福岡に拠点を置くゲーム開発会社の)ガンバリオンが協業して講師を立てる形で講義を行ってきていたが、今後は一連のカリキュラムはCC2が主導して指導にあたっていくと、運営スタイルの変更についても言及。これは、お互いに別会社で通常業務をこなしながらの活動では、細かな指導項目、進行状況のすり合わせが難しく、また、(通常業務での)マスターアップの時期が近いタイミングで指導協力が困難になるといった問題もあったためとのことで、これからは基本的なカリキュラムに沿った指導は、CC2が行っていくスタイルに変更。「協力企業様には、さまざまな知見を伝授する“特別講義”という形で、定期的に指導をしてもらおうと思っています」と松山氏が言うように、CC2と協力企業との役割分担を明確にすることで、より効率的な指導教育を行っていくというわけだ。

スーパーゲームスクール待望の東京スタジオでの受講もスタート

 これらの実績・経験を踏まえた見直しを行い、装いも新たになったスーパーゲームスクールは、この秋に3コース(アーティスト、プログラマー、ゲームデザイナー)を同時始動するそうで、9月に募集開始、11月より開校が予定されている。
 従来のスーパーゲームスクールは、平日の17時〜22時と、土曜・日曜の10時〜18時に実施されていた。ただ、実際に運営してきたこの2年間を振り返ると、土日はあまり受講者が訪れてこなかったそうで、指導コストの面から開校日を見直した結果、平日の17時〜21時30分(祝日を除く)に受講時間が変更されることになった。
 なお、今回のスーパーゲームスクールは、これまでCC2福岡本社だけで行われていたところ、待望の東京スタジオでの受講も開始されることが松山氏の口より明かされた。ゲーム業界を目指すクリエイター志望者に新たなる門戸が開かれる形となったのは、今回のリニューアルで最大級のトピックと言えるだろう。

松山氏と修了生に、スーパーゲームスクールのこれまでと今後について話を聞いてみた

 いよいよ今秋より、リニューアル始動することが明かされたしたスーパーゲームスクール。ここからは松山氏と、実際にスーパーゲームスクールを受講し、全課程を修了してCC2に入社した3人の新進気鋭のクリエイターに、スーパーゲームスクールに挑戦したきっかけや、受講した際の所感、これからの展望などについてお話を伺ってみた。

プロフィール

松山洋氏

サイバーコネクトツー 代表取締役

村上哲哉氏(プログラマー)

プログラマーコース1期生/2016年12月入社/受講期間:2016年2月〜10月

吉村修平氏(ゲームデザイナー)

ゲームデザイナーコース2期生/2017年12月入社/受講期間:2017年1月〜11月

松本一輝氏(エフェクトアーティスト)

アーティストコース3期生/2018年5月入社/受講期間:2017年9月〜2018年2月

――今回、基礎学習コースを新設されるということですが、こちらから実践コースに移る際、テストだったり面接だったりといった選考過程はあるのでしょうか?

松山 あくまで基礎学習ですので、ご本人が「無理です」といったことがなければ、普通に移行できると考えています。ここで極端にハードルを上げるつもりはありません。

――基礎学習コースは、これまでと同じようにCC2に通って受講するのですか?

松山 基本的には弊社で必要な参考書籍といったものを借し出し、それを自宅に持って帰って自分自身で勉強していただく形になります。ただ、どれだけ学習できているかの確認をするために、定期的に通ってもらうつもりです。

――自宅でできるということは、福岡や東京以外の方でも受講できそうですね。

松山 今回は回数は少ないながらも定期的に通っていただいて、しっかりと指導していこうと思っているので、まずは福岡と東京近郊の方を対象に始めるつもりです。札幌や沖縄の人まで幅広くカバーするには、我々指導側の体制も整える必要が出てきますが、将来的にはそういった広がりを持たせられればと思っています。

――これまで2年間スーパーゲームスクールをやってこられて、反響はいかがでしたか?

松山 昨年の12月でいったんプロジェクトを終えたんですが、そうすると「つぎはいつ始まるんですか?」って問い合わせが増えるんですよね(笑)。この秋より、装いも新たにスタートするので、ゲームクリエイターを目指ししている皆さんは、ぜひお越しください。

――いよいよ新たなスーパーゲームスクールが幕を開けるわけですが、ここで実際にスーパーゲームスクールを経て、CC2に就職された3人にお話をお聞きしたいと思います。まず始めに、スーパーゲームスクールに挑戦したきっかけを教えてください。

村上 私はもともとIT業界に勤めていましたが、30歳になったのを機にゲーム業界に進みたいと思い、退職を決意しました。それからゲーム業界に入るべく情報収集をしていたところ、愛読していた週刊ファミ通の誌面でCC2がスーパーゲームスクールという施策をやっているということを知り、「これは挑戦するしかない」と思い、応募した次第です。

こちらがスーパーゲームスクール始動のニュースを紹介した、週刊ファミ通(2015年10月1日号)の誌面。

吉村 僕は前職ではWEBのデザインをやっていました。仕事柄、いろいろなホームページを見ることも多いのですが、あるときにCC2のサイトでスーパーゲームスクールの告知を見つけ、挑戦させてもらいました。

松本 僕は大学時代、就活のためにたくさんのゲームメーカーのTwitterアカウントをフォローしていたのですが、そこでCC2がスーパーゲームスクールという育成プロジェクトを行うということを知り、応募させていただきました。

――ファミ通とCC2のホームページとTwitter、きっかけは見事なくらいにバラバラですね(笑)。それで、実際に受講されてみてどのような印象を持たれましたか?

村上 前職のIT業界もコミュニケーションを重視しながらやっていたので、受講期間中は仕事をしているような感覚でした。また、実際に挑戦してみたところ、自分の中でそれほどレベルの差を感じることもなく、これはイケそうだという自信を持つこともできました。

吉村 僕はゲーム製作に関してはまったくの素人だったので、スタート時はほかの受講生の方と力の差を感じることもありました。でも、そんな素人同然の自分にも親身になって教えていただけたので、いろいろと身につけることができたのはありがたかったです。

松本 僕もエフェクト作りはまったくの未経験で、最初はすごく不安でした。自分ひとりでは調べてもなかなか理解できないこともたくさんありましたが、講師の方たちに聞くと丁寧に教えてくれたので、楽しく受講することができました。

――スーパーゲームスクールを修了して、就職先にCC2を選んだ理由はなぜでしょう?

村上 ゲーム業界で働くきっかけを与えてくれたCC2へ恩返しがしたいという気持ちがいちばんです。それともうひとつ、私は仕事を辞めて挑戦していた身でもあるので、就職するにあたってなるべく確度が高いところを選びたいという理由もありました。

吉村 村上さんとほぼ同じになりますが、スーパーゲームスクールを通じていろいろな経験をさせてもらったので、その恩返しをしたいという気持ちがいちばん大きかったです。

松本 僕も皆さんと同じで、丁寧に指導してくれた会社に恩返しがしたいという気持ちです。あと、就職活動も終わりの時期にさしかかっていて、このまま無職になったらどうしようという思いもありました(笑)。

――そうして無事にCC2に入社された皆さんはいま、どのような業務に携わっているのでしょうか?

村上 私は、PS4向けの未発表プロジェクトのUI(ユーザーインターフェース)のメインプログラマーとして携わっています。

吉村 僕も村上さんと同じく、未発表プロジェクトのゲームデザイン、おもにテキスト周りやローカライズ関連の担当をしています。

松本 僕は、未発表タイトルのエフェクト作りをしています。

――皆さん、未発表のタイトルとのことですが、同じプロジェクトなんですか?

松山 村上と吉村は同じプロジェクトで動いていますが、松本は違うタイトルになります。

――いま現在は大きなプロジェクトに関わっているとのことですが、今後やってみたいことは何かありますか?

村上 じつはCC2に入社したときの挨拶で、「僕の目標はファミ通に載ることです」って宣言しているので、いつかはファミ通に載るようなクリエイターになりたいです。でも、ファミ通に載っている人ってディレクターやプロデューサーといった人たちばかりなので、その目標を達成するためにもプログラマーだけで収まらず、その上を目指してがんばっていきたいですね。

吉村 近い目標としては、いま携わっている未発表タイトルを完成させることがいちばんの目標です。将来的には自分が思い描いているようなゲームを作り、それを世の中に発表できたらいいなと思っています。

松本 僕はまだ入社して間がなく、いまは覚えることが多いので毎日がいっぱいいっぱいといったところです。まずはきちんと仕事をこなせるようになって、いずれは大好きなRPG作品の製作に携わりたいです。

――スーパーゲームスクールはこの秋よりリニューアル始動しますが、実際に受講してゲームクリエイターになった先輩として、これから挑戦しようとしている人に向けてメッセージをお願いします。

村上 自分は受講しているとき、「この1年の努力が、この先の10年を変える」って言葉をずっと自分自身に言い聞かせていたんですが、そんな気持ちを持ってがんばってほしいなと思います。スーパーゲームスクールのスローガンに「ここは“学校”ではない! 死ぬ気で学べ!」って言葉がありましたが、本当に死ぬ気でやったらこの先の10年が変わるかもしれませんよ。

吉村 村上さんから厳しい言葉が出たので、自分は少し優しめにいきます(笑)。これまでのスーパーゲームスクールは、スタートラインで受講者のレベルがバラバラだったこともあり、初心者の方はその分必死にやらなければならないところもありましたが、今回新たに基礎学習コースが導入されたので、初心者の方でも安心して受講できると思います。ですので、ゲームを作りたいって人は臆することなく挑戦してください。

松本 ゲームクリエイターになるにはいろいろなアプローチがありますが、最初はどの方法が最適なのかよくわからないと思います。でも、わからないことをそのままにしておいても何も始まらないので、まずは一度スーパーゲームスクールの門を叩いて、ゲーム作りの現場がどのようなところなのか、実際に自分の目と耳で確かめてみてください。

今回お話を聞いた村上氏(写真右)は長らく勤めていた企業を退職し、不退転の決意でスーパーゲームスクールに挑戦。吉村氏(写真左手前)も異業種からゲーム業界への挑戦で、松本氏(写真左奥)は大学の就職活動期間を利用したスーパーゲームスクール受講によってCC2の内定をつかんでいるなど、三者三様の経緯でゲームクリエイターの第一歩を記している。3人の今後の活躍にも期待したいところだ。

 2015年に業界初の試みとして受講を開始したスーパーゲームスクール。実際に現場で活躍するクリエイターを輩出するなど、確かな成果をあげてきているが、さらなるステップへと進むためのリニューアルを実施。ここまで説明してきたように、この秋より新たなゲームクリエイター育成講座がスタートすることとなった。受講概要などの詳細については、改めて告知が行われるとのことだが、また情報が入り次第ファミ通.comにてお伝えする。

 現在、CC2では自社パブリッシングプロジェクト“C5”(サイバー・コネクト・クリエイティブ・チャレンジ・コンペティション)でのタイトル制作も絶賛稼動中で、これからいっしょに戦っていく仲間を大絶賛募集中とのこと。少しでもゲーム作りに興味がある人は、スーパーゲームスクールも含めたこれからのCC2の動向に注目しよう。

ケモナー必見の最新作『戦場のフーガ』ほか、自社パブリッシングプロジェクトの進捗をCC2の松山洋氏が語る!

サイバーコネクトツーの自社パブリッシングプロジェクトとして2018年2月に発表された“復讐三部作”。その第1弾となる『戦場のフーガ』が、2019年夏にリリース決定。現在の開発状況や、第2弾、第3弾タイトルの進捗と発売時期、今後の展開などについて、CC2代表取締役・松山洋氏が語ってくれた。



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