ソフトギアは、オンラインゲーム開発向けサーバソリューション“STRIX ENGINE”がNintendo Switchに対応したことを発表した。
STRIX ENGINEは、オンラインゲーム開発に必要な高度なネットワーク機能とサーバソリューションを提供するサーバライブラリ。メッセージ通信や大量のコネクション接続を可能とする通信コアモジュールと、メッセージリレー機能や動的なノード管理を可能とするスケイラビリティの高いサーバシステムを提供することで、高速移動FPSやアクションゲーム開発を支援する。「Unreal EngineやUnityに対応したアプライアンス性(特定の機能や用途に特化した専用機器)の高いサーバライブラリとして、Nintendo Switch向けオンラインゲーム開発への活用が期待されます」(リリースより)とのことだ。
STRIX for Nintendo Switchの特長
■スケイラビリティの高いマッチングシステム
・マッチメイキングAPIとルーム管理機能
・負荷に応じてノードサーバを動的に追加できる柔軟なノード管理機能
・メッセージリレー機能
■オンラインゲーム開発向け多機能搭載ライブラリ
・認証機能(ユーザ登録/承認)
・データ管理機能(データベースとメモリを統一的に扱うインターフェイス)
・メッセンジャー機能
・暗号化機能 など
■アプライアンス性の高いサーバライブラリ
・Unreal Engine・Unityなどのゲームエンジン対応
・Java言語対応により、既存の資産の流用や他ライブラリとの併用が可能
・わずかなコードでサーバを構築できるデフォルトクラスの提供
・オブジェクト管理機能など様々な機能追加・カスタマイズが可能
■仕様情報
対応プラットフォーム:Nintendo Switch, Windows, Linux, iOS, Android,
対応言語:サーバJava/クライアント C++,C#,Java
対応プロトコル:TCP, RUDP
■製品ライセンス
ライセンス方法:ゲームタイトル毎にライセンス
価格:STRIX ENGINE 500万円(別途消費税)
※STRIX Cloudの価格はCEDECにて発表
Nintendo Switchを始め、マルチプラットフォーム対応を進めるSTRIX ENGINEは、今秋クラウドサービスとしての提供を開始する予定。CEDEC 2018スポンサーセッション、東京ゲームショウのブースステージで新サービス“STRIX Cloud”の発表をするとのこと。“STRIX Cloud”は、デモやメッセージ通信量などのパフォーマンスデータを公開し、大量のメッセージ処理を実現するクラウドサービスとなる模様だ。
CEDEC 2018スポンサーセッション
2018年8月23日(木)14時50分~15時50分
会場:パシフィコ横浜 会議センター R311+312
セッションテーマ:
『1コアあたり10万/sec メッセージをさばくサーバソリューション「STRIX Cloud」を使ったオンラインゲーム開発』
東京ゲームショウ2018
2018年9月20日(木)~9月23日(日)
会場:幕張メッセ Hall3
ステージ時間:
・ビジネスデイ (1)12:00~ (2)13:00~ (3)15:00~ (4)16:00~
・一般デイ (1)14:00~ (2)16:00~