2018年も神奈川県・横浜みなとみらいエリアにピカチュウたちが大量発生チュウ! 今年の夏は例年にも増して気温が高い。イベントの雰囲気もすこしいつもと異なる様子。昨年まではどちらかというと昼間がメインのイベント構成だったが、今年は陽が落ちて涼しくなる遅い時間からでも楽しめる印象だ。
とくに今年初めて開催される“Pokemon Synchronicity”は1日1回夜20時からの開催。光を駆使した演出を取り入れた、夜ならではの“海を使ったプレゼンテーション”が行われる。
また、ピカチュウたちがリズムに合わせてかわいく移動する“ピカチュウの大行進”に加えて、今年はイーブイたちが登場する“イーブイの大行進”も行われる。“ピカチュウの大行進”は昼と夜の2部構成となっており、それぞれ違ったパフォーマンスを披露してくれる。そのほか、“ずぶぬれスプラッシュショー”や“ピカチュウたちの船上グリーティング!”などの人気イベントも、昨年よりもさらにパワーアップして帰ってくる!
本稿では、そんなイベント1日目の様子を写真&動画とともにご紹介していく。アツい盛り上がりだけでなく、納涼イベントとしての“ピカチュウ大量発生チュウ!”の雰囲気も感じてもらえれば幸いだ。
※なお、8月10日は台風13号の影響により“イーブイの大行進”および“ずぶぬれスプラッシュショー”が中止となったため、これらを除いたリポートをお届けします。
夜のピカチュウはかわいいだけじゃない!? “ピカチュウの大行進”昼の部&夜の部リポート
軽快な笛のリズムに合わせて、ピカチュウたちが足並みをそろえて歩いてくる。ピカチュウたちが通る道は、そのかわいらしい姿をひとめ見ようと集まったピカチュウファンたちによってびっしりと固められていた。
そんなファンたちに“つぶらひとみ”を見せながら、ピカチュウたちは笛のリズムに合わせてトコトコと歩いてくる。
そのあまりのかわいさに、ファンたちはすっかり“メロメロ”状態に。ピカチュウたちが目の前を通り過ぎると、その後ろを自然と追いかけ始める。そして“ピカチュウの大行進”の後ろにできあがる“ピカチュウファンたちの大行進”。いまさら言うまでもないが、ピカチュウは後ろ姿もまたかわいい……。
ピカチュウたちは一定の位置まで進んだ後、今度は来た道をUターンして戻っていく。ピカチュウたちを前後左右すべての方向から堪能しつくせる粋な計らい!
さて、ここからは夜の部の様子をお届け。昼の部とは装いも雰囲気もガラッと変わる。イベント内容もかわいく行進するだけでは終わらず、なんとカッコイイダンスパフォーマンスを披露してくれた。
夜の部ということで(まだ明るいが!)ピカチュウたちは電飾のついた衣装をまとっており、踊りながら赤、緑、青などさまざまな色の輝きを見せてくれる。
まわりで踊るダンサーたちとも手をタッチしたりアイコンタクトを取ったりとチームワークを発揮。人とポケモンが一体になったパフォーマンスを見せてくれた。
昼と夜ではかなり雰囲気の異なる“ピカチュウの大行進”。ぜひ、どちらも体験してみてほしい。
※なお、夜の部は“ピカチュウの大行進”のみ行われます。“イーブイの大行進”は行われません。
海上ならではのパフォーマンス!“ピカチュウたちの船上グリーディング!”
みなとみらい内港で行われる“ピカチュウたちの船上グリーディング!”では、ピカチュウたちが船に乗って海上へ。
ピカチュウラッピングの水陸両用バスも特別なデコレーションを施されて登場! ピカチュウの耳と尻尾を付けたピカチュウラッピングバスが大量のピカチュウたちを乗せて海上を遊泳するという、まさにピカチュウ尽くしのプログラム。
地上ではダンサーたちによるパフォーマンスも披露された。そんな本プログラムのクライマックスは、水圧で空を飛ぶ“フライボード”を使ったパフォーマンスだ。ふたりのパフォーマーが水面から一気に大量の水を放出しながら空中へと舞い上がり、そのままバックに流れる曲に合わせて空中でダンスを披露。
バックに設置されたモニターよりもさらに高い位置まで飛び上がったり、勢いよくスピンを決めたりとダイナミックなパフォーマンスにお客さんたちの視線は釘付け。
“なみのり”と“そらをとぶ”の合わせ技のようなパフォーマンスに、「もしかしてピカチュウも……?」という無茶な期待がほんの少しだけ沸き上がったものの、さすがにピカチュウが空中を舞うことはなかった。
水と光、そして炎が織りなす三重奏! “Pokemon Synchronicity”がアツすぎる!!
イベント期間中、毎日20時に1回のみ行われる“Pokemon Synchronicity”は、まさに1日のトリを飾るにふさわしいプログラム。もう陽も完全に落ちて気持ちのいい潮風が吹くみなとみらいは、連日の猛暑などまったく感じさせない。
そんな涼しさの中、横浜のシンボルともなっている大観覧車“コスモクロック21”が20:00を表示すると、いよいよスタートだ。観覧車にモンスターボールやピカチュウが現れたかと思えば、会場前方にふたつ設置されているモニターに映像が流れ出す。
すると、今度は全身に電飾をつけたダンサー集団が登場! 夜の闇をネオンライトが舞う幻想的なダンスを披露し、本格的にプログラムがスタート。
ここからは“ピカチュウたちの船上グリーディング!”と同じ流れで、ピカチュウたちが乗った船が夜の海上に登場。円を描くように遊泳を始めた。
さらに、こちらも全身に電飾をまとったパフォーマーがフライボードで舞い上がり、ダンスやスピンを披露。流れは同じでも、そのパフォーマンスはまったく別物だ。思わず見入ってしまうような魅力がある。
そしてパフォーマンスの舞台は再び地上へ。船に乗っていた大量のピカチュウたちが、用意されていたボックスの中に入っていく。
ボックスの中で踊り始めたピカチュウたちに、さらなる光の演出が。ボックスの前面に張られた透明な壁に“ピカチュウ”の文字やキラキラのエフェクトが映し出され、ピカチュウたちのダンスとシンクロして流れていく。
さらに続々とピカチュウたちが登場し、いつの間にか会場はピカチュウだらけ! 中央には横浜らしく船長の格好をしたピカチュウのすがたも見られた。
そのままピカチュウたちは会場をグルっと一周。ピカチュウどうしでじゃれあったり、呼びかけるお客さんの方に振り向いて手を振ったりと、どのピカチュウもかわいらしいすがたを見せてくれる。
最後は会場前方に集まって、ピカチュウたちみんなで手を振ってお別れ。後ろでは再びフライボードが空を舞い、手を振りながらピカチュウたちをお見送り。これにて“Pokemon Synchronicity”のパフォーマンスは終了となった。
昼から楽しんでもよし! 涼しくなってから行くのもよし!
昼と夜、ふたつの楽しみかたができる今年の“ピカチュウ大量発生チュウ!”。1日中ピカチュウたちとともに過ごしたい人も、「昼間は暑すぎるから夜から」という人も、みんなが満足できるイベント構成になっている。
個人的にはやはり涼しくなってくる夕方以降がオススメ。とくに“Pokemon Synchronicity”は絶対に1度は見てほしい!
ただ、涼しくなるとは言っても、熱中症には要注意! イベントが行われる近辺にはかならずコンビニや自動販売機などがたくさん設置されているので、飲み物の確保は忘れずに、こまめに水分補給をしておこう。
“ピカチュウ大量発生チュウ!”は8月16日まで開催される。ピカチュウが好き、もしくはイーブイが好きなら言わずもがな、ポケモンに少しでも興味を持っている方ならだれもが絶対に楽しめるはず。今年もピカチュウやイーブイたちといっしょに、夏の思い出を作りにGO!
イベント概要
イベント名:ピカチュウ大量発生チュウ!「SCIENCE IS AMAZING かがくのちからってすげー!」
開催期間:2018年8月10日(金)~8月16日(木)
開催場所:神奈川県横浜市 みなとみらいエリア一帯
※イベントの詳細は下記の公式サイトを確認ください。