待望の第二回オープンβは……?

 バンダイナムコエンターテインメントから2018年8月30日発売予定のプレイステーション4用ソフト『NARUTO TO BORUTO シノビストライカー』。その第2回オープンβテストが2018年7月20日~7月22日に行われた。

 本稿では、本テストに参加したライターのプレイリポートをお届けする。なお今週末、2018年7月27日(金)15時~7月29日(日)15時までのあいだ、第2回オープンβテストの後半が開催される。プレイステーション4を持っている人なら誰でも参加可能なので、本作をまだ体験していない人は、まずはこの記事をご覧いただき、興味を持ったなら、ぜひこの機会に参加してみてほしい。

【2018年7月26日20時追記】
■第2回オープンβテスト後期では4つのバトルルールすべてがプレイ可能になることが判明!
 2018年7月27日(金)15時より開始予定の第2回オープンβテスト後期では、前期でプレイできた“撃破戦”“陣取合戦”に加えて、“旗取合戦”と“結界攻防戦”もプレイできることが判明! とくに“結界攻防戦”は、今作のβテストでプレイできるのは今回が初。 それぞれのバトルルールは遊ぶことができる時間帯が異なるため、以下のスケジュールをチェックして、余すところなく体験しよう。

第2回オープンβテスト後期 イベントスケジュール
■7月27日(金) 15時~7月28日(土)3時
【クイックマッチ】結界攻防戦/【忍界リーグ】陣取合戦
■7月28日(土) 3時~15時
【クイックマッチ】撃破戦/【忍界リーグ】結界攻防戦
■7月28日(土) 15時~7月29日(日)3時
【クイックマッチ】旗取合戦/【忍界リーグ】撃破戦
■7月29日(日) 3時~7月29日 (日)15時
【クイックマッチ】陣取合戦/【忍界リーグ】ランダム

“ぼくの考えた最強の忍者”を作り、4vs4の忍者バトル!

 改めてざっくり紹介しておくと、本作は、仲間とともに4vs4のバトルに挑む、“オンラインアクロバティック忍者対戦アクション”だ。壁走りなどの忍者アクションや、修得した多彩な忍術を駆使しながら、立体的なマップを縦横無尽に飛び回り、自チームの勝利、そして“忍界最強”の称号を目指して戦っていく。

 プレイヤーのアバターであるオリジナル忍者を自由にカスタマイズできるのも大きな魅力で、“螺旋丸”や“千鳥”を始めとするアニメキャラクターたちの忍術を、“好きな組み合わせで”覚えさせ、“ぼくの考えた最強の忍者”を作る、といった楽しみもあるわけだ。

勝利の鍵は戦局眼とチームワーク! 『NARUTO TO BORUTO シノビストライカー』オープンβ参戦記_22

「このゲーム、正直どうなの?」って? では最初に感想から……

 本テストを3日間プレイしたうえでの感想だが、まず前述のカスタマイズのクオリティーの高さに驚かされた。というのも、本作のように技やスキルなどをカスタマイズできる作品において、個人的に重視するのは“誰も使わないような弱い技がないか”なのだが、βテストでプレイ可能なすべてのキャラ・忍術を使ってみた感じでは、そうした不遇な忍術・キャラはいなかったように思う。
 どのキャラクターも対戦でよく見かけたし、数の偏りもさほど感じなかった。忍術に関しても、「この術弱いな……」などと思うことはなかった。それはつまり“どの技も強い”ということで、この前提があるからこそカスタマイズしがいがあるのだと思う。

 たとえば、サクラの奥義“忍法・創造再生”は戦闘不能状態の味方を即座に蘇生できる強力な術だが、カカシの奥義“神威”は対象を中心とした範囲内の敵を戦闘不能状態にし、かつ蘇生不能状態にすることができる。つまりは“忍法・創造再生”の対策として機能する。

勝利の鍵は戦局眼とチームワーク! 『NARUTO TO BORUTO シノビストライカー』オープンβ参戦記_01
勝利の鍵は戦局眼とチームワーク! 『NARUTO TO BORUTO シノビストライカー』オープンβ参戦記_02

 ほかにも、サスケの奥義“麒麟”はかなりの大ダメージを期待できる強力な術だが、そのぶん、動き回る敵に当てるのは難しく、いわゆる“ぶっぱしているだけで強い”技にはなっていない。そこで、発動するタイミングや場所を工夫したり、ヤマトの忍術“木遁・黙殺縛りの術”のような相手の動きを封じる術と組み合わせたり、といった戦術がものを言うようになっている。

勝利の鍵は戦局眼とチームワーク! 『NARUTO TO BORUTO シノビストライカー』オープンβ参戦記_03
勝利の鍵は戦局眼とチームワーク! 『NARUTO TO BORUTO シノビストライカー』オープンβ参戦記_04

 このように、どの忍術も強力ではあるが完全無欠ではない。だからこそどれを選ぶか迷うし、戦術を考える楽しさがあるのだ。

 また、各キャラクター固有の忍術のほかに、ワイヤークナイで飛び回るなどのアクロバティックなアクションも全キャラクターに共通して存在。これを使えば、攻撃を当てて崖から突き落とした相手を追って自分も空中に飛び出し、“火遁・豪火球の術”で追撃、自分はワイヤークナイで崖に着地する、といった曲芸のような動きが再現可能だ。
 しかも派手な見た目に反して、複雑な操作は不要で、簡単に使いこなせる。感覚的に忍者らしい立ち回りができるため、操作していて思わずニヤついてしまうこと請け合いだ。

勝利の鍵は戦局眼とチームワーク! 『NARUTO TO BORUTO シノビストライカー』オープンβ参戦記_05
勝利の鍵は戦局眼とチームワーク! 『NARUTO TO BORUTO シノビストライカー』オープンβ参戦記_06

「忍にとって何より大切なのは“チームワーク”」

 本作のメインコンテンツであるオンライン対戦は、四人一組(フォーマンセル)どうしのチーム戦。各キャラクターには攻ノ型、射ノ型、守ノ型、癒ノ型の4種類の型があり、選んだ型によってキャラクターの能力傾向が大きく変わる。基本的にはチーム内で型の偏りが出ないように調整するのがよいだろう。

 ざっくり分けると、攻ノ型と射ノ型がアタッカータイプ、守ノ型と癒ノ型はサポートタイプとなる。一般的にサポートタイプは、みずから敵を倒す爽快感が得られにくいことが多く、とくに本作のようなランダムマッチの対戦ゲームでは比較的不人気になりがちな傾向は否めないところ。
 だが本作では、そこに対する配慮も見られた。対戦後のリザルト画面では、相手を倒した数や倒された数なども表示されるものの、ほかにアイテムの取得や施設の防衛、回復に防御など数多くの項目からなる合計スコアが出される。これによって、縁の下の力持ちになりがちなサポートタイプでも、その活躍が目に見えて分かるようになっている。

勝利の鍵は戦局眼とチームワーク! 『NARUTO TO BORUTO シノビストライカー』オープンβ参戦記_07
勝利の鍵は戦局眼とチームワーク! 『NARUTO TO BORUTO シノビストライカー』オープンβ参戦記_08

 ちなみに、オリジナル忍者に限定されるものの、相手に倒されてリスポーンを待つまでの時間に自分の型を変更することもできる。現在のチームバランスと戦況を考え、みずからの型を変更することもときには必要になるかもしれない。

※本テストでは各型のオリジナル忍者のほか、うずまきナルト(攻ノ型)、うちはサスケ(射ノ型)、春野サクラ(癒ノ型)、はたけカカシ(攻ノ型)、ヤマト(守ノ型)を選択可能だった。

 このようなシステムが揃っているからこそ、プレイヤーたちも自然とチームバランスを意識して型を使い分けられ、結果として高度なチーム戦を楽しめるのだ。忍にとって何より大切なのはチームワーク。ぜひ、味方と連携して勝利する楽しさを味わってほしい。

第2回オープンβテスト後期は7月27日(金)15時スタート!

 『NARUTO-ナルト- 疾風伝』や『BORUTO-ボルト- NARUTO TO NEXT GENERATIONS』の世界観そのままな忍者らしい高速アクションバトルや、おなじみの忍術をカスタマイズしたオリジナルの忍者を作れることなど、ファンにはうれしい要素が盛りだくさんとなっている本作。しかし何よりも大前提として、アクションゲームとしての楽しさがとことん追求されているのだと強く感じさせられる仕上がりとなっていた。

 正直、すでに満足しすぎてプレイ中は忘れかけていたのだが、これでもまだβテストの状態。当然ながら使用できるキャラクター・忍術もまだまだほんの一部だ。製品版ではカスタマイズの幅がいまの比にならないほど広がるのだと思うと、かなりワクワクさせられる。

 と、ここまでご覧になった方は、いかがだろう、実際にプレイしてみたくなってきたのではないだろうか?
 前述の通り、本作の第2回オープンβテストは、2018年7月27日(金)15時~29日(日)15時の期間にも行われる。20日~22日に行われた前期テストでは期間内の決まった時間にのみ行われていたが、今度の後期テストでは期間内であればいつでもプレイ可能となる予定。
 というわけでここからは、本テストで遊べる要素をより詳しく紹介していこう。後期βテストに参加しようと思っている皆さんの参考になれば幸いだ。