スクウェア・エニックスより、2018年7月13日に発売されるNintendo Switch用ソフト『オクトパストラベラー』。期待の完全新作RPGの登場を待ちわびるゲームファンのため、ファミ通.comではカウントダウン企画を実施! 本作に登場する8人の主人公について、毎日ひとりずつ、その魅力を、プレイインプレッションとともに解説していく。
なお、本企画と合わせてファミ通.comでは、『オクトパストラベラー』の最新情報をまとめた特設サイトを開設。この記事でお届けしている主人公レビューに加え、開発者インタビューなどを掲載していくので楽しみにしてほしい。
『OCTOPATH TRAVELER(オクトパストラベラー)』最新情報まとめ特設サイト
https://www.famitsu.com/sp/180705_octopath/
そして、主人公レビューの記念すべき初回でピックアップするのは、神官オフィーリア。雪降るフロストランド地方に住み、聖火教会に仕える女性だ。彼女にとって親友であり、姉妹でもある人物が“式年奉火の儀式”の大役に抜擢され、間もなくその儀式が行われるというある日のこと、試練のときが訪れる……。
無理な冒険はしないでいいから、無事に帰ってきて!
Text by 由井ノコウ(ライター)
皆さん! “神官”って、いいですよね! シスターや巫女さんなどと近いところがありますが、清楚さとミステリアスな雰囲気が同居する、非常に魅力的な存在です。
ここで紹介するオフィーリアは、そんな神官という職業に就く人物で、彼女自身の温和な性格も相まって、なんというか、やさしさの権化みたいなキャラクターです。声を担当している茅野愛衣さんのボイスも非常にマッチしていて、“やさしくも芯の強いお姉さん”というキャラクター性を、より魅力的なものに高めてくれています。全力で甘えたいですね。全肯定されたいですね。
そんな彼女も、戦災孤児だったという辛い過去を持っており、幼少期はふさぎ込んでいた時期もありました。しかし、彼女を引き取り育てたヨーセフ大司教と、その娘であるリアナのふたりは、オフィーリアを家族として迎え入れます。オフィーリアもやがて心を開き、実際の家族のように絆でつながっていく……。オープニングから全力でハートフルです! 心が温まりすぎてヤケドしそうです。
彼女の旅立ちの理由も“家族のために”という強い気持ちから来るものなので、家族愛や兄弟・姉妹愛といった要素が好きなら、グッとくるはず。もう、とにかく純粋に旅を応援したくなるんですよ。旅の中で彼女が成長する姿を見たいという気持ちもありますが、何を置いても、無事に旅を終えてほしい! 元気な姿で旅を終えて、故郷に戻るシーンが見たくなるんですよ! 家族が外出するときの「いってらっしゃい、気を付けてね(心配……)」みたいな。あんな気持ちに近いかもしれません。彼女が“導く”で同行を願い出ると、ほとんどの人がふたつ返事で了承してくれますが、これはみんな、「心配だから、見守らなきゃ」という気持ちになっているからかも?
そんな、甘えたいお姉さん感もありつつ、全力で応援したくなるオフィーリアですが、キャラクター性の魅力は置いておいても、フィールドコマンド“導く”が、遊びとしてとてもおもしろいのでオススメの主人公です。兵士を導けば、日々鍛えている技を見せてくれますし、商人を導けば、アイテムを使って援護してくれたりします。なかには、ただの村人かと思いきや意外な戦闘能力を持つキャラクターがいたりと、戦力としての有用性もさることながら、そのバリエーションの豊富さがおもしろく、新しい街に到着すると、ついつい“導く”を使い、すべての住人の強さを確認したくなること請け合いです。
オフィーリアのフィールドコマンド“導く”
8人の主人公たちは、それぞれ個性を活かした“フィールドコマンド”を使い、町の人々に働きかけることができる。神官オフィーリアが使えるのは“導く”。これを使うと、町人を同行させられる。迷子を同行させていっしょに親を探したり、武芸者を導いてバトルで加勢させたりと、使い道はさまざま。
オフィーリアの固有アクション“導く”
オフィーリアは、戦闘中に固有アクション“加勢”を使用することで、“導く”で同行させた人物を、バトルに参加させられる。加勢させたキャラクターは、それぞれの戦いかたでパーティーを援護してくれるのだ(指示は与えられない)。加勢したキャラクターは、数ターンで戦闘を離脱するが、もう1度加勢コマンドを使用すれば呼び出せる(ただし、加勢回数には限りがある)。
明日(2018年7月6日)は、学者サイラスを紹介!