2018年6月15日に、ネットマーブルより2018年夏配信予定のタイトル『THE KING OF FIGHTERS ALLSTAR』の発表会が行われた。本イベントにて発表された、『THE KING OF FIGHTERS ALLSTAR』(以下、『KOF ALLSTAR』)とは、『ザ・キング・オブ・ファイターズ』(以下、『KOF』)シリーズを題材とした、スマートフォン用アクションRPGだ。
イベントに先立ち、まずは本作の運営開発を手掛けるネットマーブルジャパン代表取締役社長の遠藤祐二氏より、開催のご挨拶。遠藤氏は「『KOF』シリーズは、世界的にファンを持つすばらしいIPだ」と褒め称えつつ、本作を日本で展開した後は、世界的展開も予定していることを明かした。
続いて、『KOF』シリーズの生みの親として、本作の監修するSNKより、代表取締役社長・外山公一氏と、『KOF』シリーズプロデューサー・小田泰之氏が登壇。外山氏は、ネットマーブルの開発力を称賛しつつ、「原作のキャラクターや必殺技、世界観などを最高レベルで再現してくれました」(外山氏)とコメント。また小田氏は、コンセプトやグラフィック、ゲーム性やボリュームといったゲームの要素を絶賛。さらに「『KOF』シリーズすべてを巻き込もうとしている、そのチャレンジ精神がすごいです!」(小田氏)と、感無量の様子だった。
そしていよいよ、発表会が開幕。まずは本作のプロデューサーを務める清水啓佑氏が登壇し、ゲームの説明が行われた。本作は前述の通り、『KOF』を題材としたアクションRPG。キャラクターは2Dモデル&3Dモデルで描かれ、グラフィックやボイスにも力を入れているそうだ。また、リリース時には82キャラクターの登場を予定しており、オリジナルキャラクターなども実装されるとのこと。
また、対戦格闘ゲームである『KOF』シリーズのようなド派手なコンボや必殺技を、誰でも簡単にくり出せる爽快なアクション性も見どころ。さらに、最大3人で遊べるマルチバトルも用意されており、巨大なボスなどに挑む共闘などが楽しめるようになっているそうだ。
続いて、本作を盛り上げるための“LINEスタンプ配信”、“ゲーム実況者トーナメント実施”、“麻宮アテナVTuber化”、“有名ラッパーによる、オリジナル楽曲の制作”、“トップYouTuber参戦”といった、5つのキャンペーンが公開された。この発表会では、3つのキャンペーンについて詳しく紹介され、のこりふたつは公式Twitterなどで随時公開していくとのこと。
続いてステージには、草薙 京、八神 庵、クーラ・ダイアモンド、レオナ・ハイデルン、不知火 舞、テリー・ボガード、ルガール・バーンシュタインの公式コスプレイヤーたちが登場。さらに、有名コスプレイヤーのえなこ扮する麻宮アテナ、対戦格闘ゲーム好きとして知られる、ゴールデンボンバー・歌広場 淳、『KOF』といえば3人組ということで、ダチョウ倶楽部の3人も登壇した。
トークでは、えなこが「大好きな麻宮アテナになれたことがうれしかった」と語る。また歌広場は、みずから「僕は芸能界きっての『KOF』好きですよ!」と豪語するほど、『KOF』シリーズを愛していることをアピール。さらに、歌広場からは「ストーリー上では死んでしまったキャラクターも、使えるのがいいですね!」と、ファンならではのコメントも飛び出していた。また、肥後は「『KOF』はやったことあるけど、難しかったんだよね。でも今回はスマホで簡単操作だから!」と、事前に触った際の操作性を褒めていた。
続いては、実際にゲスト陣がゲームをプレイするコーナーへ。コーナーに入る前には、清水氏より操作方法の説明も行われた。最初は、えなこVS歌広場で、“経験値クエスト -極限道場-”(キャラクターの経験値を稼ぐためのスペシャルクエスト)を使用してのタイムアタックバトル。そのつぎに、ダチョウ倶楽部の3人が“降臨クエスト -欲望の魔神-”(巨大なボスに3人で挑む共闘バトル)に挑戦した。
発表会の最後には、事前登録開始の宣言がされ、イベントは終了となった。なお、登録者50万人を達成すると、野球選手の衣装を着たユリ・サカザキ(“ちょうエースユリ”)が全員にプレゼントされるとのことだ。
最後に、筆者の個人的な感想を述べよう。この発表会では多数の歴代『KOF』のアレンジBGMが流れつつ進行していた。ゲーム本編が楽しみなことはもちろんだが、それらのBGMがゲーム内で聞けると思うと、サービス開始が非常に待ち遠しい。気になる方は、ぜひ事前登録をして、リリース日などの続報を待とう。