2018年6月12日~14日(現地時間)、アメリカ・ロサンゼルスで開催されているE3 2018。会期2日目となる13日、カプコンブースにてユーザー参加による『モンスターハンター:ワールド』のタイムアタックイベントが実施され、プロデューサーの辻本良三氏と、エグゼクティブ・ ディレクター/アートディレクターの藤岡要氏も姿を見せた。
すべてのタイムアタックが終わると、その模様をずっと見守っていた辻本氏と藤岡氏が檀上へ。参加チームに記念品を、優勝チームに表彰楯を授与した。
表彰式を終えると、辻本氏より発表があると宣言が。続いて北米初の公式大会となる“モンスターハンター:ワールド USA CHAMPIONSHIP”の実施が告知されると、会場から拍手と歓声が巻き起こった。なお本大会は今夏、サンフランシスコで開催予定。レギュレーションなど詳細は今後発表とのこと。
イベント終了後、北米での大会開催にはどういう経緯や狙いがあるのか、辻本氏と藤岡氏からコメントをいただいた。
「『モンスターハンター:ワールド』については、当初から“できるだけ大会をやりたい”という気持ちがありました。日本での“狩王決定戦”があるためスケジュールはきびしかったのですが、海外の多くのファンへ向けてなんとか公式大会をやりたかった。アジア大会(7月1日に韓国、8月5日に台湾、8月19日に香港でそれぞれ開催)、そして今回発表した北米大会で、それが実現します。日本以外で公式大会を開催するのは初めての試みなので、手探りではあるのですが、まずは“始めること”が大事。このE3 2018でのタイムアタックでもノウハウを積みましたので、これから開催へ向けて内容を詰めていきます」(辻本氏)
「これまで『モンスターハンター:ワールド』をグローバルで展開してきて、各地域で盛り上がりを実感しています。海外の一部ユーザーが自分たちでタイムアタックをやって、それが広がりを見せていたりと、熱を感じるんですよね。そういう盛り上がりに応えるために、海外でも公式イベントをやりたくて、調整を重ね、今回の実施発表となりました。北米は広いので、サンフランシスコで1日のみの開催という点は心苦しいんですけど、まずは一歩。ここからまた、大きなことができるようになればいいなと思っています」(藤岡氏)