2018年6月13日(日本時間)、E3 2018の会期中に任天堂が配信しているインターネット番組"Nintendo Treehouse: Live E3 2018”に、ゲームフリークの増田順一氏がゲスト出演。その際に『ポケットモンスター Let‘s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ』の実機プレイが披露された。本記事では、その映像の中で明かされたいくつかの新要素をピックアップして紹介しよう。
※本記事の画像はすべて、動画からキャプチャーしたものです。
※本記事のゲーム画面は海外版のものです。
ゲスト出演したゲームフリークの増田順一氏。手もとのピカチュウがかわいい。
ニンテンドースイッチにて、2018年11月16日発売予定の『ポケットモンスター Let‘s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ』は、1996年に発売された『ポケットモンスター ピカチュウ』をベースにしつつ、新たな遊びかたを体験できる『ポケットモンスター』シリーズの最新作だ。2018年5月30日に日本で開催された“ポケモン新作発表会”でその存在が初公開されたばかりだが、そんな話題作が早くもE3 2018会場に初出展されるとあって、現地の任天堂ブースは大きな盛り上がりを見せている。
さて、そんな『ポケットモンスター Let‘s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ』だが、以下では番組で配信されたいくつかのゲーム要素をお伝えするので、チェックしてほしい。
トキワの森で基本操作の解説
まず、実機プレイで公開されたのは“トキワの森”の探索だ。
『ポケットモンスター 赤・緑・青・ピカチュウ』などを遊んだことのある人にはおなじみの、トキワの森入口ゲート。
“相棒”のピカチュウとイーブイ以外にも、後ろから手持ちのポケモン1匹を連れて歩くことができるそうだ。
野生のポケモンとの遭遇は、シンボルエンカウントに変更。ポケモンと接触すると画面が移行する。
野生のポケモンと遭遇したときは、従来とは異なり、『ポケモンGO』のような捕獲画面になる。
『ポケモンGO』とおなじく、きのみを使うことにより、捕獲しやすくなるようだ。
ポケモンの捕獲後には、手持ちポケモンにそれぞれ経験値が入る。
“相棒”にピカチュウを選んでいても、野生のピカチュウとも遭遇できる。なお、近年の『ポケットモンスター』シリーズのように、♀のピカチュウは尻尾がハート型になるようだ。
“相棒”のポケモンや、連れ歩くポケモンはたまに落ちている道具などを見つけてくれる。
トレーナー戦は従来通りのバトルシステムで楽しめる。
“相棒”のポケモンは、肩や頭に乗っており、戦闘時にはそこから移動する形でバトルへ移行する。
連れ歩いているヒトカゲが、トレーナーがバトルに勝利したことを喜んでいる! ポケモンとの触れ合いを楽しめる要素だろう。
野生のポケモンの周りに見える、青や赤のエフェクトは、そのポケモンの大きさを表しているとのこと。
右下のグリーンのマークがついているときは、もうひとつのJoy-Conを使用して、ふたり同時プレイが可能。画面上にもうひとりの主人公が表れる。
捕獲の際は、ふたりでモンスターボールを投げるようになる。タイミングを合わせて同時に投げることにより、演出が入る。
バトルもふたり同時プレイに。数の有利を作れるため、初心者でも気軽にバトルを楽しめる。
本作で表示されているポケモンのCPは『ポケモンGO』のようにポケモンの強さに関わるもののようだ。
『ポケットモンスター Let‘s Go! ピカチュウ』のメニューUIはこちら。これが、『ポケットモンスター Let's Go! イーブイ』であると、ピカチュウの部分がイーブイになる。
捕まえたポケモンを連れて歩けるのも、本作の魅力のひとつ。一部、イワークなどの大きなポケモンには、乗ることもできる。ポケモン特有の動きを再現しており、例えばマルマインは転がって移動するといった個性が表現されている。
ニビシティで見える、街中の変化
カントー地方が舞台の本作。配信の中では、ニビシティを見ることができた。変わらない街並みのなかでも、本作ならではの要素が追加されている。
ライバルは初登場のキャラクターだ。新たなキャラクターを登場させることで、おなじみの舞台でも、新しいストーリーが生まれるとのこと。
ポケモンセンターでは、従来通りポケモンの回復ができる。アニメ『ポケットモンスター』のように、ラッキーも受付に。
回復時のグラフィックは、ドット絵で表現されている。本作の至る所で見られるドット絵は、3Dでリッチなグラフィックになってもなお、従来の作品を彷彿とさせるような要素なのだ。
街中のトレーナーもポケモンを連れている。話しかけると、いままではなかったような展開がくり広げられることも?
ポケモンジムも変わらず存在する。ジムのグラフィックがリアルに再現されたり、観客がいたりと変更点も。その中でも大きな変更点は、ポケモンジムへ挑む際に、条件が付けられていること。ニビジムでは案内人が、くさタイプかみずタイプのポケモンを手持ちに入れるよう説明しているようだ。
「タケシさんに ちょうせん なんて 10000こうねん はやいんだよ!」などのインパクトのあるセリフは、そのままにされているという。従来のファンには嬉しい要素!
ニビジムといえばこの男。いわタイプポケモンのエキスパートタケシ。3Dグラフィックで懐かしのジムリーダーたちの姿を見られるのもひとつの楽しみだろう。
通信や『ポケモンGO』との連動について
本作の通信交換、対戦、そして大きな特徴でもある『ポケモンGO』との連動について、配信内で説明。まずは通信交換ついて、解説された。
ローカルワイヤレス通信と、インターネット通信という表記が見られる。
通信交換、シングルバトル、ダブルバトルを選択できるようだ。
友だちや家族と遊ぶ際に使用するパスワードは、ポケモンのアイコンで決定する。これであれば、“ピカチュウ”、“ポッポ”、“キャタピー”を選択するよう伝えれば、友だちとマッチングできる。
『ポケットモンスター 赤・緑』などで見られた、通信ケーブルの中をポケモンが通っていくような表現が、現代風に表現されている
続いて、説明されたのが『ポケモンGO』との連動。『ポケモンGO』で捕まえたポケモンを、『ポケットモンスター Let‘s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ』に連れてくることができるという。
『ポケットモンスター ピカチュウ』ではサファリゾーンがあった場所に、“GO Park”という施設が建設されているらしい。“アローラのすがた”を含めた、カントー地方に出現するポケモンを、連動した『ポケモンGO』から本作に連れてくることができる。
“GO Park”では、ポケモンが自由にくつろいでいる。この場所でポケモンたちを眺めるだけでも楽しめそうだ。
“GO Park”にいるポケモンに話しかけることで、捕獲するかどうかの選択肢が出る。
捕獲を選択すると、捕獲画面へ移行。ここでポケモンを捕まえることで、『ポケットモンスター Let‘s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ』にポケモンを連れていける。なお、ポケモンを連れて行ったあとの『ポケモンGO』側にはポケモンがいなくなり、代わりになにかがもらえるという。
また、本作では育成の方法が少し変更されている。オーキド博士にポケモンを送ると、アメがもらえ、それを使用してポケモンを育成できるとのこと。野生ポケモンを捕獲したり、トレーナーとバトルするほかにも育成の方法があり、これにより育成の幅が広がるようだ。
ピジョンを博士に送ると、“Quick Candy”をひとつもらえた。
アメにはいくつも種類があり、これを与えるとポケモンが成長する。
また、『ポケットモンスター Let‘s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ』と“モンスタボール Plus”の同梱版の発売も、この日発表された。詳しくはこちらへ。
最後に、増田氏から「いままで『ポケットモンスター』シリーズを遊んでくれていたファン、そして『ポケモンGO』で新しくポケモンを知ってくれた人が、いっしょになってポケモンを盛り上げ、"みんなのポケモン"というように楽しんでもらえたらと思っています」とメッセージがあった。
以上が、増田氏がゲスト出演した“Nintendo Treehouse: Live”で確認できた『ポケットモンスター Let‘s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ』の新情報だ。詳細は、実際の配信の様子を確認してほしい。今回の配信で、より『ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ』の新たな魅力が伝わったことだろう。ちなみに、本作の予約は2018年7月13日(金)からスタート。発売まであと5か月だが、さらなる新情報を楽しみに待とう!