2018年4月29日、東京近郊某所にて『アイドルマスター ミリオンライブ!』(以下、『ミリオンライブ!』)のCDシリーズ『THE IDOLM@STER MILLION THE@TER GENERATION 06 Cleasky』(以下、『MTG06』)と『THE IDOLM@STER MILLION LIVE! M@STER SPARKLE 08』(以下、『MS08』)の発売記念イベントが開催された。
同イベントには、『MTG06』より、角元明日香さん(島原エレナ役)、桐谷蝶々さん(宮尾美也役)、『MS08』より、小岩井ことりさん(天空橋朋花役)、種田梨沙さん(田中琴葉役)、平山笑美さん(北上麗花役)が出演。本記事では、昼夜2回行われたイベントの模様をお届けする。
昼の部では角元さんが大忙し
開演時間になると、キャスト陣がステージに登場し、セリフとともに自己紹介を行うと、『ミリオンライブ!』のイベントにひさしぶりの出演となる、種田さんを「おかえりー」の大歓声が迎えた。また、角元さんも発売記念イベントに出演するのは、約3年半振りということで「(お客さんとの)この近さはすごい」と興奮気味に意気込みを語った。
最初のコーナーでは、“MS08”と“MTG06”に収録されている楽曲のトークを展開。まずは、島原エレナと宮尾美也のユニット“Cleasky”による『虹色letters』について。角元さんは、同曲はこれまでエレナがあまり歌ったことのないような楽曲だったことから、最初は「どう歌えばいいのか?」と試行錯誤をくり返したそう。しかし、歌の収録後にドラマパートの内容を知り、胸にストンと落ちたことを明かしていた。桐谷さんは、同曲が使用された『アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ』(以下、『ミリシタ』)のイベント“プラチナスターツアー~虹色letters~”のコミュに関して、「ほかの子たちは、ちゃんと(歌やダンスの)練習していたのに、私たち(エレナと美也)はサッカーしたり、将棋を指したりして、練習をしていなかったよね」と観客を笑わせつつ、ふたりの魅力を熱弁した。また、角元さんは“MS08”に収録されているエレナの『シャクネツのパレード』についても、「めちゃくちゃエレナらしい曲です」とコメントしていた(※今回のイベントで角元さんは“MTG06”としての出演とのこと)。
平山さんが「まさに北上麗花」と語った『空に手が触れる場所』は、歌詞や曲など随所に麗花らしさがふんだんに盛り込まれた楽曲。完成した楽曲も個性的なものとなっているが、当初は、“ヨーデルとトランスを混ぜた楽曲”をテーマに制作が進められていたそうで、紆余曲折あり、現在の形になったことが明かされた。そんな同曲を平山さんは、「中毒性の高い楽曲なので、たくさん聞いてください!」とアピールした。
続いては、小岩井さんが作詞作曲を行った、天空橋朋花の『Sister』。小岩井さんは、“朋花の曲を作りたい!”という夢が叶ったことに対して、プロデューサー(※『アイドルマスター』シリーズのファンのこと)に感謝を述べつつ、昼の部では作詞について解説。朋花はミステリアスなタイプということもあり、人によって解釈が異なりやすいため「誰にとっても“朋花ちゃんだ!”と感じてもらえる曲を作るのは難しかったです」と振り返った。そんな中で、過去にリリースされた朋花の楽曲である『Maria Trap』と『鳥籠スクリプチュア』で、小岩井さんが感じたという共通のテーマ“葛藤”の流れを汲みつつ、「朋花ちゃんだからこその“I Love you”を言い換えて置いてみました」と詞に込めた想いを語った。
最後は田中琴葉の『シルエット』。種田さんは、曲の解釈はそれぞれと前置きしたうえで、「『朝焼けのクレッシェンド』に繋がる前向きさがあるように感じました」と印象を話した。また、琴葉について種田さんは、“自分と声の似ている誰か”と捉えているそうで、『シルエット』は、自分の楽曲であるものの「すごくいい曲」と感動したというエピソードも披露された。
続いて、“どこで”、“何を”、“誰が”という3つのお題をくじで引き、“誰が”に選ばれたアイドルのキャストが、その状況でアイドルが言いそうなセリフを想像してアドリブで回答する“アウトオブシアターデイズ”を実施。同コーナーを経験済みの桐谷さん、小岩井さん、平山さんに対して、ハードルを上げていた種田さんだったが、抽選の結果、最初に挑戦することに。しかし、種田さんは、“空港でシャドーボクシングをしながら”というお題に対して、帰省するエレナを見送りに空港に来た琴葉が、お土産を買いに行った所恵美を待つ間に、シャドーボクシングでダイエットを試みたところ、対戦相手にどうしてもプロデューサーの顔が思い浮かんでしまい「プロデューサーさんは叩いちゃダメ! でも、一発ぐらいなら……」とつぶやくという、まるでお手本のようにまとめ上げた。
そのあとは、“765プロライブシアターの屋上でサンバを踊りながら”というお題に桐谷さんが挑戦した。サンバということで、エレナ(角元さん)を巻き込み、ふたりで見事なサンバを披露。これには、エレナ担当プロデューサーである種田さんも大満足の様子だった。
3回目の小岩井さんが挑戦したのは、“洞窟でやっほーと叫びながら”というお題。やまびこを体験するため、山に登っていた朋花だったが急な雨により洞窟に避難することに。洞窟の中では、やまびこが返ってこないと悩んでいると、やっぽーが得意なアイドルとして麗花(平山さん)が登場し、(※正確には小岩井さんに巻き込まれた)「心さえ込めれば、やっほーはどこでも返ってくるんだよ」とアドバイスを贈る。そして、ふたりが「やっほー」と叫ぶと、客席のプロデューサーがやまびこを返すという、キャストだけではなく観客も油断できない展開となっていた。
つぎの“海賊船でミリシタしながら”というお題には、平山さんが挑戦。『ミリシタ』をしながら宝島に向かっていた麗花は、フルコンボができれば素敵な宝物が見つかると信じてプレイを続けていた。しかし、そこに嵐が襲い掛かり、助けを求められたのは、またしてもエレナ(角元さん)。エレナから「人指し指じゃなくて、親指を使ったほうが安定する」とアドバイスを受けた麗花は見事フルコンボを達成することができ、ハッピーエンドに。
ラストは、“山の頂上でサッカーしながら島原エレナがひと言”。角元さんは、これまでのお返しと言わんばかりに、ゴールポスト役に平山さん&小岩井さん、ディフェンダー役に桐谷さん、ボール役に種田さんと全員を巻き込む。その後には、蹴られたボール(種田さん)が美也やエレナと抱き合うなど、自由過ぎる展開に会場は笑いに包まれた。
“アウトオブシアターデイズ”が終わると、ライブパートに突入。『空に手が触れる場所』(平山さん)、『Sister』(小岩井さん)、『シルエット』(種田さん)、『虹色letters』(角元さん、桐谷さん)の4曲が披露された。MCでは、イベントの感想が語られたり、小岩井さんから振り付けの先生の名前が“ともか”だったことが明かされたりしたほか、種田さんは、応援してくれているプロデューサー、スタッフやキャストに感謝を伝えた(※種田さんの挨拶の内容はつぎのページの夜の部のリポートに記載)。その後、全員で『Brand New Theater!』を披露し、昼の部は終了した。



