カプコンが、2018年3月期の決算短信を発表した。売上高は945億1500万円(前期比8.4%増)と増収。利益面については、営業利益160億3700万円(前期比17.5%増)、経常利益152億5400万円(前期比21.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益109億3700万円(前期比23.2%増)となり、いずれも過去最高益を更新した。
収益向上に大きく寄与したのは、全世界での出荷本数が750万本を突破した『モンスターハンター:ワールド』。また、デジタルコンテンツ事業では、『バイオハザード7 レジデント イービル』や『モンスターハンターダブルクロス』(Nintendo Switch用)が堅調に推移したとのこと。『ウルトラストリートファイターII』(Nintendo Switch用)もスマッシュヒットとなった。
今後取り組む施策としては、毎期複数のミリオンタイトルを輩出できるような家庭用ゲームソフト開発の体制作りや、モバイルコンテンツの局面打開を図るための事業改革などが挙げられている。
また、esportsビジネスへの取り組みにも力を入れる予定。“人材の投入や専門部署の新設に加え、eスポーツ専用施設の開設など、経営資源を重点的に注ぎ込むほか、「ストリートファイター」等の人気コンテンツとのシナジー展開により、eスポーツビジネスを軌道に乗せるとともに、収益化を目指してまいります”とのことだ。