空をかける少女ランが5月9日実装! せっかくなので『黒い砂漠』運営チームをボコボコにしてやりました。

2018年5月9日にPC用オンラインRPG『黒い砂漠』に登場する新クラス“ラン”は、高速移動が気持ちいいキャラクター。テストプレイに参加したら運営チームから勝負を挑まれた。

まずはこちらの画像をご覧ください。

 “時をかける少女”に見えただろうか。おしい。正解は“空をかける少女”だ。

さっきのは画像を回転させていて、実際には右上から滑空している。角度を戻したのが右側だ。

 彼女はゲームオンが運営するPC用オンラインRPG『黒い砂漠』の新キャラ“ラン”。2018年5月9日実装予定で、“軽功”というスキルによって空中を高速滑空できる。“時”ではなく“空”をかける少女である。

 ある日、『黒い砂漠』運営チームがランを使った勝負を挑んできた。ファミ通.comを含むメディア陣でチームを組み、僕らメディアチームが勝ったらプレイヤーが喜ぶゲーム内イベントを開催するとのこと。

 「運営チームが勝ってもやってほしいなあ」という言葉をグッと飲み込み、受けて立つことにした。

『黒い砂漠』と『少林サッカー』の共通点

 対決リポートに入る前に、ランの特徴を簡単に紹介しておく。

 ランはほっそりとした印象の女子キャラである。ダークナイトが欧米のゴージャス美女だとすると、ランは可憐な東洋人だろうか。キャラメイクでいろいろボリュームアップできるのだけど。

アバターはチャイナドレスのようなデザインがベース。おしりを少し大きくすると女性らしいラインが強調されて似合いそう。

 戦闘では範囲攻撃タイプだ。細身の剣の柄と半月錘(半月の刃状になった分銅)を布で結んでいて、振り回して自分の周囲を攻撃できる。

 動きは全体的に軽快。敵集団の中に飛び込めば一気に殲滅可能。『黒い砂漠』の戦闘の爽快感を十分に味わえるクラスと言える。

 前述したように、最大の特徴は高速滑空スキル“軽功”。武器を構えた状態でShiftキー+スペースキーで前方ステップするように軽やかに空中を駆け、コンボ:軽功も習得すれば2連続で使用可能だ(クールタイムは35秒)。

 早く重力から解放されたい。テストプレイ開始早々、高台へ向かう僕。その予想は見事に的中した。運営スタッフさんによるランの説明をぶっちぎるだけの価値はあった。

夕焼けに照らされて優雅に空中散歩。ピントが甘いけど、それもまたよし。

 ほら楽しい。ほら気持ちいい。空への憧れは誰にも邪魔されない崇高なものである。

 ただし、調子に乗ると落ちて死ぬ。軽功を使ってすぐは落下ダメージを無効化するバフがかかるが、数秒で効果が切れる。つまり、高過ぎる場所からダイブすると着地する頃にはダメージ受け入れ態勢が整ってしまうのだ。落下ダメージ防止装備が輝くときがきたぞ。

 また、あくまで滑空スキルなので、自由に飛び回れるわけではない。段差に引っかかるかなーと心配だったが、使っているぶんにはあまり気にならなかった。1段目、2段目ともに出始めでジャンプするので、少々の段差は飛び越えられるのだ。

 マップ上の起伏が激しい『黒い砂漠』の世界を縦横無尽に駆ける。これは気持ちいい。

日没を待ちながら半月錘を振り回したら妙に画になった。

 軽功は基本的には移動用のスキルなのだけど、できれば戦闘にも活用したい。

 思いついたのは戦闘の起点にする使いかた。軽功中に左クリックすると、急降下しながら攻撃する“風落斬”をくり出せる。そこから範囲攻撃につなげればいい。高速移動から一気に敵を殲滅。

 また、テストプレイでは対人戦での使いかたを検証する時間はなかったが、タイミング次第ではかく乱に使えるかもしれない。後方回避スキル“風華”後にいきなり使うのはどうだろう。夢が広がる。

 なお、軽功は中国の武侠小説や映画などで見られる技だ。『少林サッカー』にも出てくる。Wikipediaによると、女性が得意とする傾向があるそうだ。へえー。

軽功と傾向。期せずしてダジャレみたいになってしまった。

ランを使っていたらいつの間にかゴルフになっていた

 簡単な操作練習を終えたところで、“ゲームメディア VS 運営チーム がちんこバトル!”の時間がやってきた。僕らゲームメディアと対戦するのは、日本運営プロデューサー・麥谷将人氏、GMくまきさん、GM馬車さんの3人。

 ゲームオン側は4種類の対決ルールを用意していた。どれもランの特性(とくに軽功)を活用したものだ。

 結論から言うと、圧勝しました。

◆崖幅跳び
 カーマスリビア地方:イアナロスの野付近の山から北西(リングウッドの森方面)に向けて軽功で滑空し、飛距離を競うというもの。

 『黒い砂漠』では、マップ上の2ヵ所をチェックすると直線距離が表示される。その機能を活かした幅跳び、もしくはゴルフのドラコンである。目的地までの距離は1140メートル。画面上に表示される3人ぶんの距離の数値を合計し、小さいほうの勝利となる。

スタート地点付近の崖上ならどこから飛んでもオーケー。より高所からダイブするか、ぎりぎりまで目標地点に近づく(降りる)か。

チェックした場所に光の柱が立つので、そこを目掛けて飛ぶ。うまく着地すると、右写真のように残り距離が表示される。

 対決は運営チーム先攻でスタートした。

まずは麥谷さんが挑戦。崖に引っかかってずりずり落ちる。

GMくまきさん。

GM馬車さん。

【運営チームの記録】
麥谷さん……OB
GMくまきさん……870
GM馬車さん……850

 トップバッターの麥谷さんがいきなりOBを叩き出した。崖の中腹などに着地すると距離が表示されないことがあるのだ。

【メディアチームの記録】
4Gamerさん……850
Online Gamerさん……850(この時点で勝利確定)
ファミ通.com……870

 見ての通り、ラストの僕が飛ぶ前に勝利が確定。おかげでフェアウエイとは少し違うルートを試す余裕もあった。

 1戦目はメディアチームの勝利。なお、いちばん盛り上がったのは麥谷さんOBの瞬間である。

いちばん飛距離を伸ばせそうなポイントを予想するのがおもしろい。

◆床ドンをあてろ!
 崖下にいるキャラに向かって軽功→急降下攻撃スキル・風落斬を放つ的当てゲーム。

【運営チームの記録】
GMくまきさん……×
GM馬車さん……×
麥谷さん……×

 お手本担当でもある運営チームは3人連続で失敗。

【メディアチームの記録】
4Gamerさん……×
ファミ通.com……○(この時点で勝利確定)
Online Gamerさん……○

 今度は挑戦順を入れ替えて、僕はメディアチームの次鋒になった。結果は成功。狙った場所にヒットさせるコツは、“軽功を発動させたらカメラを回して真上視点にする”、“風落斬は斜め前方を攻撃するスキルなので手前気味に放つ”の2点。

 これらは運営チームの失敗から学んだ。きみたちの犠牲はムダにはしないよ。

矢印の位置にいるキャラを狙う。勢い余って飛び過ぎると池ポチャする。

的キャラの視点。数秒後に上空から襲われる。

はい、どーん!

◆崖幅跳びリレー
 シャシャ島を軽功のみで移動するリレー競技。南西の島から反時計回りに島を飛び移り、スタート地点に戻るとゴールとなる。軽功を1回使うたびにプレイヤーをチェンジし、タイムではなく回数の少なさを競うので、リレーというよりゴルフの1ホールマッチに近い。

 これはかなり盛り上がった。より効率的に移動できるラインを話し合いで決めるのがおもしろい。要は天候の影響を受けないゴルフである。

想定される基本ルート。距離は長いが安全に海を渡れる。

 先行の運営チームはGMくまきさん、麥谷さん、GM馬車さんの順でバトンをつないでいく。

 GM馬車さんがうまく距離を伸ばしたと思ったらGMくまきさんがダフッたり(段差に引っかかってパントマイムみたいになる)、一打ごとに分析・講評するのが楽しい。この辺はゴルフさながらである。

 ここでの注目ポイントは、運営チームがショートカットを試みてきたことだ。

真ん中の小島を経由するルートを選択。

 運営チームは4試合中すでに2敗を喫しているので、後がないのはわかる。でも、本気を出すのは大人げなくないか。

 ここは、

運営チームが正規ルートをそこそこの打数で回る

焦ったメディアチームがショートカットルートを試す

ぎりぎり成功

エアロスミスのI Don't Want to Miss a Thingが流れる

 こういう展開になるべきだと思う。ドラマティックな展開を運営チームが率先して諦めた。BGMはボン・ジョヴィのIt's My Lifeでもいいかもしれない。

真ん中の小島を狙う。高さを把握するのがカギ。

 運営チームは11打でホールアウト。通常ルートだとうまくつないでも11打を越えそうだったので、僕らもショートカットを狙うことにした。

 軽功では高所に上れないことだけ気を付ければ、ショット自体は簡単だ。問題は島全体が森状になっていて見通しが悪いこと。視点変更を駆使して低い場所を探し、細かく刻んでいく。これほんとにRPGの話なのだろうか。

最後はかなり長距離を飛ぶことになるが、2連続の軽功なら届く。

 結果、メディアチームは10打でゴールすることに成功。第4試合の“アイテム強奪競争”を待つことなく、完全勝利を収めた(アイテム強奪競争では、制限時間内に敵を倒しまくり、入手アイテムの数を競う予定だった)。

 ゴルフだったらクラブハウスに戻ってひとっ風呂浴びるところだが、残念ながらここは東京・恵比寿のゲームオン社屋だ。広い浴槽はない。

メディアチーム最後の1打は僕が担当。届きました。

 さて。対決はメディアチームの勝利に終わり、2018年5月9日~16日の1週間に渡ってスキル経験値アップイベントの実施が決定した。ランのみならず、キャラ全般の育成に役立ててもらえれば幸いだ。

 オンラインRPGのクラス特性を語る際、戦闘や生産といった主要コンテンツに役立つかどうかを気にする人は多い。ランの軽功はどうか。答えは“ゴルフみたいになった”である。狐にばかされた人のようだ。

 とはいえ、空に飛びだしたときの解放感ったらなかったし、木々の間を疾駆するスピード感もよかった。動きが速ければ、それだけ操作時のストレスは軽減される。

 広い世界を縦横無尽に駆け巡る。ランはオンラインRPGファンのシンプルな願いを叶えてくれるキャラだった。



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